《WARHAMMER 40,000》
NEVERMOURN
第二十二章
《これが俺達の日常だ》
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《レクイエム・オブ・アッシュ》。
銀河を漂う巨大墓標艦。
その夜。
艦内の至る所で灯りが点いていた。
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礼拝堂。
格納庫。
食堂。
機関室。
医療区画。
居住区。
展望デッキ。
貨物倉庫。
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どこからも。
酒の匂いが漂っていた。
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誰かが泣いている。
誰かが笑っている。
誰かが怒鳴っている。
誰かが昔話をしている。
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そして。
その中心には。
帰ってきた家族達がいた。
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第一節
《死者の席》
ネヴァーモーンでは。
戦死者の席を空ける。
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食堂。
長いテーブル。
無数の椅子。
そのうち幾つかには。
誰も座っていない。
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だが。
そこには酒が置かれていた。
料理が置かれていた。
グラスが置かれていた。
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「あいつ酒弱かったよな。」
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「三杯で寝てた。」
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「オークに喧嘩売って殴られてたぞ。」
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「料理だけは上手かった。」
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笑い声。
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涙。
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そしてまた笑う。
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若い傭兵達が。
死んだ仲間の話をしていた。
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「あいつさ。」
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「避難民のガキに木彫り作ってたよな。」
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「毎日やってた。」
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「ぶっきらぼうだったくせに。」
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一人が泣く。
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すると。
隣の男が笑う。
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「泣くな。」
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「本人が見たら笑うぞ。」
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「お前また泣いてるって。」
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泣きながら笑う。
笑いながら泣く。
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それが。
ネヴァーモーンだった。
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第二節
《オークの弔い》
格納庫。
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巨大なオーク達が。
酒樽を囲んでいる。
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グラッグが座っていた。
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彼の前には。
戦死したオーク戦士の武器。
砕けたハンマー。
曲がった斧。
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オーク達は酒を飲む。
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「アイツ強カッタ。」
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「喧嘩モ強カッタ。」
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「酒モ強カッタ。」
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「歌ハ下手ダッタ。」
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突然。
全員が笑い出す。
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「ヒドカッタナ!!」
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「アレハ騒音ダ!!」
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グラッグが酒を飲む。
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そして。
静かに言う。
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「次会ッタラ。」
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「マタ喧嘩ダ。」
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誰も否定しない。
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オークにとって。
死とは終わりではない。
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いつかまた。
どこかの戦場で。
もう一度会う。
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だから。
泣きながら。
笑う。
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第三節
《医療区画》
医療区画。
そこにも酒があった。
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医師達は頭を抱えている。
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「飲むな!!」
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「傷が開くぞ!!」
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しかし。
誰も聞かない。
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腹を裂かれた兵士。
片腕を失った傭兵。
包帯だらけの混沌種。
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全員が笑っている。
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ドッグ・ハントが椅子に座る。
胸には包帯。
顔にも傷。
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それでも酒を飲む。
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「あいつ。」
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「俺の借金まだ返してねぇんだ。」
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周囲が笑う。
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「隊長、それ言うか?」
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「返してもらわねぇとな。」
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すると。
重傷の兵士が笑う。
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「向こうで待ってますよ。」
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ドッグが帽子を被り直す。
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「そうだな。」
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「その時また取り立てる。」
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笑い声。
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痛み。
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涙。
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それでも。
笑う。
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第四節
《難民達》
難民区画。
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子供達も起きていた。
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大人達も。
老人達も。
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彼らは今日。
初めて知った。
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怪物達が優しいことを。
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オークが泣くことを。
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デーモンが花を供えることを。
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混沌種が子供を抱きしめることを。
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マリーンが黙って涙を流すことを。
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少女エルナが小さく言う。
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「あの人達……怖くない。」
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母親が頷く。
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「優しい人達よ。」
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「少し怖いけど。」
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子供達が笑う。
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遠くで。
オークが酔って歌っている。
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誰も怒らない。
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今日だけは。
それでいい。
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第五節
《礼拝堂》
礼拝堂。
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無数の棺。
静かな炎。
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ヴォルグラムが座っている。
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その横には。
リリス。
カイウス。
マルケウス。
セトラ。
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誰も喋らない。
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しばらくして。
マルケウスが笑う。
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「覚えてるか?」
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「あいつ酒場で暴れて。」
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「店半分壊した。」
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カイウスが頷く。
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「修理代を全員で払った。」
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リリスが笑う。
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「三か月分のお給料が消えたわね。」
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少しずつ。
思い出話が始まる。
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あの時。
あいつが。
あの戦場で。
あの店で。
あの宴会で。
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棺の前で。
笑い声が響く。
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ヴォルグラムが酒を置く。
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「聞いてるか。」
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静かな声。
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「お前らの悪口言ってるぞ。」
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誰かが笑う。
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誰かが泣く。
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それでも。
その空気は温かかった。
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第六節
《忘れない》
夜は深い。
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だが。
誰も寝ない。
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そこら中で酒を飲み。
弔い。
笑い。
語り合う。
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それが。
ネヴァーモーンの日常だった。
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戦う。
死ぬ。
泣く。
笑う。
飲む。
また生きる。
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誰かが言う。
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「忘れたくない。」
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別の誰かが答える。
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「忘れない。」
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「絶対に。」
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負傷者達も。
包帯だらけの兵士達も。
重傷者達も。
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互いの手を握る。
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「生きよう。」
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「あいつらの分まで。」
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「次の戦場まで。」
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「また帰ってこよう。」
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遠くで。
グラッグの大声が響く。
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「飲メェェェ!!」
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オーク達が笑う。
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人間達も笑う。
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医師達が怒鳴る。
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デーモンが酒を注ぐ。
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ネクロンのセトラだけが静かに見ている。
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そして。
小さく呟いた。
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「……いい夜だ。」
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銀河は暗い。
戦争は終わらない。
死もなくならない。
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だが。
《レクイエム・オブ・アッシュ》の中だけは違う。
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ここには。
家族がいる。
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死んだ者も。
生きている者も。
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誰も忘れない。
誰も置いていかない。
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それが。
ネヴァーモーン。
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銀河最悪の傭兵団。
銀河最狂の家族。
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そして。
どこよりも温かい家だった。
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《WARHAMMER 40,000》
NEVERMOURN
第二十二章 完
――これが、俺達の日常だ。――