《WARHAMMER 40,000》
NEVERMOURN
第二十四章
《異端の王》
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辺境宇宙。
暗黒の星海。
《レクイエム・オブ・アッシュ》は静かに航行していた。
かつての戦いの傷跡はまだ残っている。
艦首の装甲は焼け焦げ。
砲塔の半数は修理中。
格納庫には傷付いた戦車が並び。
礼拝堂では、今も英雄達の名前が読み上げられていた。
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だが。
ネヴァーモーンの家族達は前を向いていた。
失った者達の分まで生きる。
それが彼らの誓いだった。
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その時。
オペレーターが叫ぶ。
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「アメストリア星系に到達!」
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巨大なホロマップ。
一つの惑星が映る。
灰色の雲。
黒い大陸。
無数の要塞。
防衛砲台。
そして。
その周囲を埋め尽くす敵艦。
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混沌。
オーク。
海賊。
異形。
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辺境の世界に群がる死肉漁り。
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ドッグが眉をひそめる。
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「酷ぇな。」
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カイウスが静かに言う。
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「完全包囲だ。」
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セトラの瞳が緑に光る。
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「アメストリア軍の残存率三十四パーセント。」
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「主要都市六か所陥落。」
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「なお戦闘継続中。」
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グラッグが牙を見せる。
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「マダ戦ッテルノカ。」
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その時。
通信が入る。
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『こちらアメストリア中央司令部。』
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『識別信号を送れ。』
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ノイズの向こう。
砲声。
警報。
怒号。
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戦場の音が聞こえる。
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ヴォルグラムが通信機の前に立つ。
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「こちらネヴァーモーン。」
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沈黙。
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『……傭兵か。』
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低い声。
落ち着いた声。
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『キング・ブラッドレイだ。』
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艦橋が静まり返る。
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その声には恐怖がなかった。
絶望もなかった。
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ただ。
冷静だった。
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『状況は最悪だ。』
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『敵は北方防衛線を突破した。』
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『現在セントラル要塞にて防衛中。』
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『民間人の避難は継続している。』
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その後ろで。
銃声。
悲鳴。
爆発。
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それでも声は揺れない。
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『援軍なら歓迎する。』
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『ただし。』
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少し沈黙。
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『我々は最後まで戦う。』
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通信が終わる。
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ドッグが笑う。
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「気に入った。」
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リリスが微笑む。
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「死ぬ気満々ね。」
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カイウスが頷く。
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「兵士の声だ。」
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ヴォルグラムは静かに言った。
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「降下準備。」
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その瞬間。
ネヴァーモーン全軍が動き出す。
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オーク達が武器を担ぐ。
マリーンが装甲を装着する。
デーモン達が笑う。
混沌種が牙を鳴らす。
人間兵が銃を確認する。
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しかし。
その時。
ホロスクリーンに地上映像が映し出された。
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燃える都市。
崩壊した城壁。
死体の山。
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そして。
その中心。
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黒い軍服。
二振りのサーベル。
眼帯。
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キング・ブラッドレイ。
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数百のオーク。
異形。
混沌兵。
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その中心を。
一人で駆ける。
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斬る。
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右。
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左。
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血。
肉。
骨。
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オークの首が飛ぶ。
混沌兵の腕が落ちる。
異形の頭部が真っ二つになる。
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銃弾が飛ぶ。
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避ける。
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砲弾。
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走る。
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巨大なオークが斧を振るう。
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ブラッドレイが踏み込む。
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二本のサーベル。
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閃光。
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巨体が崩れ落ちる。
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誰も喋れない。
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グラッグですら。
口を閉じていた。
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「……人間カ?」
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ドッグが帽子を深く被る。
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「生身だ。」
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カイウス。
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「サイカーではない。」
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リリス。
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「デーモンでもない。」
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セトラ。
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「純粋な人間。」
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ヴォルグラムが静かに映像を見つめる。
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その男は。
自分達と似ていた。
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最前線に立つ。
部下の先頭を歩く。
死を恐れない。
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そして。
家族を守る。
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その時。
アメストリア側の映像が切り替わる。
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兵士達。
全員が人間。
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誰一人改造されていない。
誰一人強化されていない。
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それでも。
怪物達へ突撃している。
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一人の若い兵士が叫ぶ。
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「総統の後ろに続け!!」
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「アメストリアはまだ終わらん!!」
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オークの斧が振り下ろされる。
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兵士が受け止める。
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倒れる。
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それでも。
立ち上がる。
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ネヴァーモーンの艦橋。
誰も笑わない。
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彼らは知っている。
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こういう連中は。
絶対に逃げない。
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だから。
たくさん死ぬ。
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ヴォルグラムが立ち上がる。
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「全部隊。」
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赤い義眼が光る。
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「降下する。」
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グラッグが笑う。
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「助ケルノカ?」
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ヴォルグラム。
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「ああ。」
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巨大斧を担ぐ。
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「死なせるには惜しい。」
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その瞬間。
《レクイエム・オブ・アッシュ》の巨大格納庫が開く。
数百の降下艇。
戦車。
輸送機。
歩兵。
オーク。
マリーン。
混沌種。
デーモン。
ネクロン。
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銀河最悪の傭兵団。
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その全軍が。
炎に包まれたアメストリアへ向かう。
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地上。
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キング・ブラッドレイは血まみれだった。
右腕に傷。
頬に裂傷。
軍服は破れ。
剣には血がこびりついている。
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だが。
その眼だけは死んでいない。
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部下が叫ぶ。
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「総統!!」
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「敵増援です!!」
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空を見る。
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燃える空。
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そこに。
巨大な影。
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黒い墓標艦。
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《レクイエム・オブ・アッシュ》。
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アメストリア兵達が息を呑む。
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オークがいる。
デーモンがいる。
異形がいる。
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まさに怪物の軍隊。
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だが。
その先頭。
降下艇の扉が開く。
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赤い義眼。
巨大斧。
黒い装甲。
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ヴォルグラム・ケイン。
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その視線の先。
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キング・ブラッドレイ。
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二人の男。
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片方は。
様々な種族を家族にした怪物。
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片方は。
人間だけで怪物を超えた王。
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戦場の炎の中。
二人の視線が交わる。
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ブラッドレイが静かに言う。
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「……なるほど。」
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ヴォルグラムが答える。
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「随分無茶してるな。」
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ブラッドレイ。
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「部下を守るのは指揮官の仕事だ。」
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ヴォルグラム。
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「同感だ。」
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そして。
二人は同時に武器を構える。
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背後には。
家族達。
兵士達。
守るべき人々。
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銀河最強の人間。
そして。
銀河最狂の家族。
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その共闘が。
今。
始まろうとしていた。
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《WARHAMMER 40,000》
NEVERMOURN
第二十四章 完
――次章《二人の怪物》へ続く――