《WARHAMMER 40,000》
NEVERMOURN
第四十九章
《帰る場所》
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ゴォォォォォォォ……
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遠く。
空の彼方から重低音が響く。
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赤く染まった空。
灰の舞う大地。
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崩壊した巨大クレーター。
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その中心にいる六人。
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傷だらけ。
血まみれ。
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満身創痍。
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そして。
全員が生きていた。
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強襲艦のエンジン音が次第に近付く。
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三隻の輸送艦。
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ネヴァーモーンの紋章。
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黒い船体。
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ゆっくりと地面へ降下する。
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轟音。
土煙。
熱風。
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ハッチが開く。
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そして。
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中から現れたのは。
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ネヴァーモーンの家族達だった。
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人間。
マリーン。
オーク。
デーモン。
混沌種。
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生き残った兵士達。
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負傷した者。
包帯だらけの者。
片腕を失った者。
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その誰もが。
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地獄のような戦場の中心で倒れている隊長達を見て。
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数秒。
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沈黙した。
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そして。
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一人が吹き出した。
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「ハハハハハ!!」
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別の兵士。
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「隊長達が全滅してやがる!!」
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「団長、ほぼ死んでるぞ!!」
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「グラッグの腕変な方向向いてる!!」
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「カイウスが死体みたいだ!!」
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あちこちで笑い声が起きる。
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リリスが呆れたようにため息を吐く。
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「笑うところじゃないでしょう……」
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ドッグは帽子を深く被る。
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「いつものことだ。」
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グラッグは仰向けのまま笑う。
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「勝ッタ!!」
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カイウス。
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「笑われるほど酷いか……?」
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兵士。
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「かなり酷いです。」
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「団長、肋骨何本残ってます?」
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ヴォルグラムが地面に寝転がったまま答える。
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「知らん。」
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「数える元気がない。」
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周囲から再び笑い声。
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一人の古参兵がしゃがみ込む。
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「団長。」
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「ん?」
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「ほぼ死んでますね。」
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ヴォルグラム。
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「うるせーな。」
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笑いながら答える。
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「肩かせ。」
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右腕が動かない。
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左肩も折れている。
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脚にも力が入らない。
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「身体が動かん。」
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兵士達が笑う。
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「珍しいですね。」
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「団長が弱音吐いてる。」
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ヴォルグラム。
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「うるさい。」
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「優しくしろ。」
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「痛ぇんだよ。」
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その言葉に。
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周囲の兵士達が吹き出した。
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「優しくしろだってよ!!」
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「団長が!!」
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「録音しろ!!」
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グラッグも笑う。
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「団長弱イ!!」
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ヴォルグラム。
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「後で殴るぞ。」
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グラッグ。
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「今動ケナイ。」
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また笑い声。
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その光景を。
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ブラッドレイは静かに見ていた。
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普通の軍隊ではありえない。
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上官を笑う兵士。
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隊長をからかう部下。
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血まみれのまま笑い合う戦士達。
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アメストリアの兵士達も遠くから呆然と見ていた。
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若い兵士が言う。
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「……なんだあれは。」
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老兵。
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「家族なんだろう。」
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その時。
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一人の女性兵士がヴォルグラムの肩を支える。
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「立てますか?」
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「無理。」
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「完全に?」
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「完全に。」
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「情けないですね。」
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「知ってる。」
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ゆっくり。
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ゆっくり。
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ヴォルグラムが立ち上がる。
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全身が悲鳴を上げる。
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肋骨。
腕。
脚。
肺。
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全てが痛む。
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それでも。
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彼は笑う。
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「帰るぞ。」
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その時。
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別の兵士がグラッグを担ぐ。
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「重い!!」
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「オーク重い!!」
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グラッグ。
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「筋肉ダ!!」
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カイウスにも二人の兵士が寄り添う。
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「隊長、歩けます?」
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「少しなら。」
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「嘘ですね。」
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「少し無理だ。」
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ドッグは一人で歩いている。
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だが。
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足を引きずっている。
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リリスは魔力切れで顔色が悪い。
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それでも。
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全員笑っている。
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その時。
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ヴォルグラムが振り返る。
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ブラッドレイ。
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アメストリア。
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燃える地平。
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そして。
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ネヴァーモーン。
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彼は少し笑った。
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「ブラッドレイ。」
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「なんだ。」
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「帰る場所ってのはいいもんだぞ。」
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ブラッドレイは黙る。
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ネヴァーモーンの兵士達。
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笑い。
支え合い。
傷を心配し。
冗談を言い合う。
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そこには。
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軍隊ではなく。
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確かに家族がいた。
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ヴォルグラムが血を吐きながら笑う。
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「酒だ。」
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「飯だ。」
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「宴だ。」
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「だから。」
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肩を借りながら。
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ゆっくりと強襲艦へ向かう。
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「帰るぞ、家族共。」
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その言葉に。
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何十人もの兵士達が笑いながら答えた。
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「了解!!」
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「酒だ!!」
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「宴だ!!」
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「団長を医務室へ投げ込め!!」
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「優しく扱え!!」
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「無理です!!」
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笑い声。
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血。
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傷。
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そして。
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生きて帰れた喜び。
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地獄のような戦場の中心で。
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ネヴァーモーンは。
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今日も家族として笑っていた。
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《WARHAMMER 40,000》
NEVERMOURN
第四十九章 完
――帰る場所があるから、人は最後まで戦える。――