転生したらミュトスの身体でテイワットにいた件 作:dark9486
アンケートありがとうございました!
今回から本編の進みが悩んだ時にちょっと箸休めというかまあ番外編的な感じで各キャラ事の恋愛√を書いていきます。
本編とは関係はなくあくまでIf展開的な感じです。
それにしても将軍はゲームだともうインフレに置いてかれちゃってますよね…主はニ凸までしていて厳選もそれなりにはやって来ましたがやっぱ最新のアタッカーが便利過ぎて……
というか八重神子が強化きたんだから影ちゃんも強化してくれていいと思うんですよ?だって神だよ?それも七神の中でも指折りというか炎神に並ぶくらい強いんでしょ?なら強化くれたっていいじゃないですか……
とまあ主の愚痴はさておき、新ストーリー楽しみですねえ……
果たしてお父様は出てくれるんでしょうか(←あれだけ言っておきながらお父様推し)
追記
ある程度進みました。推しが格好いい…
√雷電影
──『永遠の国 稲妻』──
「デートとやらをしてみましょうクライヴさん」
「いきなりすぎないか?もう少し色々と導入とかそういったのは……?」
「愚鈍です」
「あ、もう抗議する間も無い感じ?」
天守閣の一室にてこの国を統治する雷神『雷電影』と二人きりでお茶を囲んでいたクライヴは彼女から突拍子もなく口から出た発言に思わずツッコミ&メタ発言を入れるが彼女の文字通り鶴の一声で半ば強制的に城下町へと連れ出されるのであった……
「おお!これは将軍様!実はちょうど新作の『団子牛乳』ができた所でして!良ければ是非試食を…!」
「是非頂きましょう( ,,ÒωÓ,, )」
「いやいや…今日の夜に『フォンテーヌ』から来た相手との会食があるんじゃ…」
「問題ありません。それに……甘い物は別腹なんですよ?( ・`ω・´)」
「………さいですか…」
最早ツッコむ気も失せたクライヴはその後も影と二人で城下の町並みを歩き、時々休みながら時を過ごす……
『あの日』彼女から突き付けられた『夫婦の契り』を半ば強制的に結ばされてから始めは慣れない生活や形式上、将軍の夫であるため事後処理に追われていたクライヴであったが今では新しく体制の変わった他の奉行所達の支えられたこともあり国の情勢はそれなりに安定している
「おや将軍様、今日も凛々しいお姿ですなあ…」
「ありがとうございます。貴方も元気そうで何よりです。」
「しょーぐんさま!きょうもあそんで!」
「ふふっ…少しだけですよ?」
「…………」
そして一番変わった事といえばこれまで民との接点の無かった彼女が積極的に関わるようになったことであり、始めは畏れを隠せなかった稲妻の住人も今では子供達も気軽に話せるような関係となり、その光景をクライヴは黙って眺めていた…
「?どうされましたクライヴさん?」
「……いや、なんでもないさ…それよりそろそろ時間だ。早く戻ろう」
「もうそんなに経っていたのですね…こうして貴方と過ごし始めてからどうも時間が早くすぎる気がします……では皆さん、私はこれで失礼します。」
「貴重なお時間を頂きありがとうございました将軍様…どうかお気を付けて」
「またいっしょにあそぼうね!」
「……ええ、ありがとうございます。それではごきげんよう」
その後二人は城へと戻り出迎えに来ていた兵士に会食の場へと通され、会場には気品のある服装に身を包んだ老齢の男性が二人を出迎える
「本日は我々の為にこのような場を設けて下さり感謝しております将軍様。それとクライヴ様も、お初にお目にかかり光栄でございます。貴方様の武勇伝は我がフォンテーヌにも届いておりまして…」
「ふふ…流石は私の夫ですね?」
「からかわないでくれ影…俺としては変に尾ひれがついてないか心配なんだ…」
「仮にそうだとしても貴方なら容易く成せると思いますが?」
「影……」
「ハッハッハッ!いやはや実に夫婦仲睦まじいですな!実は私にも妻がおるのですが今でもたまに二人で『ルキナの泉』でお互いに過ごすことがありまして…」
商談相手の男性は二人のやり取りに笑いながら身の上話をするがその途中で話が脱線していることを思いだし慌てて軽く咳払いをする
「おっと…!コホン!何時までもホストを立たせる訳にはいきませんな、さあどうぞ!貴方様の為に『ホテルドゥ・ボール』よりお越し頂だいたシェフによる腕によりをかけた数々の料理を御用意しております!」
「ありがとうございます。ちなみに……甘味類等はありますか?」
「ええ、勿論ですとも!将軍様にも馴染みある稲妻の菓子も揃えております!」
「さあ行きましょうクライヴさん。時間は有限です!(* ゚∀゚)」
「………ああ」
フンフンと嬉しそうに鼻息をもらす影にクライヴは呆れた様に笑いながら後ろを付いて行き、用意された席に座る…
「……圧巻だな」
「フォンテーヌのお菓子…この目で直に見るのは初めてですね」
二人の周りに豪華絢爛に盛り付けられた料理が並び思わず息を飲むクライヴの前に一人の女性が歩み寄り声をかけてくる
「お初にお目にかかりますわお二方。本日はどうぞごゆっくりとお料理をお楽しみ頂ければ幸いですわ」
「(やはり『エスコフィエ』か……)こちらこそあんたの料理を味わう機会に恵まれて光栄だ『エスコフィエ』さん。」
握手を差しのべるクライヴに彼女は少し驚いた表情をしながらも笑顔で受け入れる
「あら、かのモンドが誇る《不死鳥騎士》様に覚えて頂けたなんて嬉しいですわ。」
「『ホテルドゥ・ボール』の専属料理長としてのあんたの評判は俺の耳にも届いていてな(……主に伝説任務で)」
「それは喜ばしいことですわ。どうか二人とも快くまで味わって下さいね?」
そう言いエスコフィエは軽く一礼をした後裏へと戻っていく
「……クライヴさん」
「ん?どうした影、あんたも食べたかったのか?」
「そうではありません」
クライヴ自身、今回の会食を少し楽しみにしていたのもあり眼前の料理に手を伸ばそうとするが影がその手を掴む…
「……彼女と随分親しげにお話していましたね?……浮気ですか?」
そうクライヴを影は見つめる。その瞳は『あの日』対峙した時のように眼光だけで容易く頭を射貫かれそうな程に鋭い眼差しをしており、その圧にクライヴの額から冷たい汗が流れる…
「なんでそうなるんだ……彼女のことは噂で知っていただけで…」
「……本当に?」
「ああ……本当だ…」
暫く疑わしそうにクライヴの目を睨みつける影だがやがて誤解だったと判断したのか先ほどの圧は嘘のように消え何時もの様子へと戻るが、その表情は何処か暗く自分がした行いを悔いているようであった
「……なら良いのです。貴方を疑ってしまい申し訳ありません。私はどうも人を見る目が無いようですので……」
「………」
ポンッ…
「……え?」
クライヴは隣に座る彼女の肩に手を添え、優しく頭をさすりながら安心させるかのように笑いかける
「……確かにあんたはやり方を間違えていたかもしれない……だがあんたの稲妻を思う気持ち自体は紛うこと無く本物だ。それは俺も胸を張って言えるさ。だから気にすることは無いんだ。」
「クライヴさん……」
「さあ、しんみりした話はここまでにしておこう。今はこの場を楽しむことが大事だ」
「ふふっ……ええ、そうですね。」
影はクスッと笑いながら用意されたフォークを手に取りデザートを口に入れる…
「……美味しい」
「ああ、本当に美味いな…!ほら影、これも食べてみろ!」
「私よりも楽しんでいますね……」
二人は見慣れない料理に舌鼓を打ちながら楽しい時間をすごした……
『天守閣 影の部屋』
「クライヴさん。少しよろしいですか?」
「どうしたんだ?何かあったかっ…!?」
ギュウウ…
夜も耽けり静まり返った部屋の中、影はクライヴの胸へと抱きつく…
「……最初は決まり事に乗っ取ったことにより始まった関係でしたね…」
「あの……影さん?」
一方、何が起きたかわからず困惑するクライヴだが影はそんな彼には構わず言葉を続ける
「ですが貴方とこうして同じ時間を過ごし、共に稲妻の民と触れ合う内……気付けば私の頭には貴方の顔が隅に浮かぶようになっていました。それも当時はただ貴方という人間を知ろうという興味本位だったのでしょう…」
「影……」
「……実はついこの前、旅人さんの力添えもあったのですが……『眞』に会えました。」
「彼女に会ったのか?(伝説任務のことだな…)」
「眞は……私に稲妻を任せてしまったことを悔やんでいた様子でした…でも私は彼女に貴方が前に言ったことを伝えたんです。」
その言葉でクライヴの脳内にかつて影と対峙した記憶が甦る…
『もう一度…いや何度でも言う!そんなのは決して永遠なんかじゃない…!あんたが…!そして彼女の望んでいた永遠はこんなことではないはずだ!』
「……………」
「それを伝えた眞は我が事のように…とても嬉しそうに笑っていました…『ようやく私以外に貴女のことを想ってくれる人が見つかったのね』と……それと、改めて別れを告げることも出来ました。」
「そうか……」
「思えば…貴方は初めから私に正面から向き合っていましたね……まるで私が秘めていた想いをわかっていたかのように…」
影は顔を上げ、優しい瞳でクライヴを見つめる…
「………影…それについてなんだが……」
クライヴはそんな彼女の目を見つめ返し、これまでの生い立ちを彼女に打ち明け…そして彼女が体験したことも全ては決められたことだということも明かした…
「すまない……本当はもっと前に言うべきだった。だがそれで仮にあんたが俺を責めるかもしれないと思うと…少し怖かったんだ」
「クライヴさん……」
ギュッ…
罪悪感からか目をそらすクライヴを影は再び抱き寄せ、その背中へ腕をまわす
「……私には貴方を責める資格はありません。むしろ貴方は私や眞だけでなく、『国崩』のことまで気にかけてくれていました。であれば責められるべきは私の方です。」
「それは……」
「あの時から私は…貴方が言ってくれた言葉を胸にこうして前を向くことが出来ています。ですから気に病まないで下さい……貴方の選んだ選択は決して間違いではありませんよ?」
「………ありがとう……少しいいか?影」
「?構いませんよ」
クライヴは部屋にある自身の引き出しから一つの小箱を取り出す。
箱自体は小さいながらも見事な装飾が施されており職人の拘りを感じ取れ、そしてクライヴは静かにその箱を開ける
パカッ
「これは……!」
箱の中には不死鳥を想わせる朱い色の羽が描かれた櫛が一つ入っており…影はそれを贈られたこと自体に驚いた様子であった
「……俺のいた世界でも似たような文化があるが、稲妻でも『想い人に男が櫛を贈ることで永遠の愛を誓う』意味合いがあると知ってな……前にあんたの目を盗んでこっそり抜け出して造って貰うよう頼んでいたんだ…」
「クライヴさん…!それはつまり…その……」
ガシッ
「あっ……」
クライヴは先ほどよりも真剣な眼差しで影の手を握り、アメジストの様に綺麗な瞳を真っ直ぐに見つめる…
「…俺とあんたは人と魔神、例え生きる時間は違うとしても…それでもどうか俺と一緒に生きて欲しい……だから…これを受け取ってくれないか……?」
「……っ!………はい…!喜んで…!クライヴさん…!」
日も落ち、蟋蟀の声が鳴り響く夜……影は瞳から大粒の涙を溢しながら力強くクライヴの身体を抱きしめる……
──────2ヶ月後
「…………♪」
「影、そろそろ時間だぞ……ってまだ眺めてるのか?」
「……貴方からの大事な贈り物ですから、そういえば私と貴方の『式での写真』は友人に届きましたか?」
「ああ、しっかり全員に送った。皆きっと驚くだろうな」
そう言い、クライヴは壁にかけられている稲妻式の婚姻衣装に身を包んだ二人が並ぶ写真を眺める……
「「「「「「………は?」」」」」」
だがこの手紙が後にモンド、璃月、稲妻の三国を巻き込んだ『正妻戦争』の引き金になるとはこの時のクライヴは知る由もないのであった………
先に言っておきますが続きはないです。まあ多分こういう場合ってハーレムに落ち着くんじゃないですかね?(適当)
こんな感じですが今後も行き詰まったら書いて行きます。