転生したらミュトスの身体でテイワットにいた件   作:dark9486

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今回でようやく旅人と合流します。
クライヴ自体は物語にあまり自ら関わることなくあくまでも要所×2で旅人のサポートにまわる形をしつつ冒険者ライフを満喫するのが基本スタイルです。けど彼も人間なので救えるなら容赦なくRTAします()


第12話 邂逅

 

 

 

─────璃月 『万民堂』

 

 

 

 

バリッ…ザクッ…モグモグ…

 

「んむっ…(ガッ!」

 

グイッ…!

 

「んぐっ…!んぐ…!………っっはああああ!生き返る…!

 

璃月での初仕事を終えてすぐ、『璃月総務局』に呼び出され千岩軍から公使についてもろもろの事情聴取を受けたクライヴ、総務局で1日にも及ぶ聴取でまともに食事を取れず後半には半ば虚ろな顔になりながらも『ファデュイとの関係性はなし』と判断されようやく解放される…

 

 

「長期の任務お疲れ様でした!こちらが今回の報酬です!それではまた!星と深淵を目指せ!」

 

「………ああ、ありがとう……」

 

後日冒険者協会からの経由で報酬を受け取り(何故か掲示されていた額よりも倍以上の高額だった)クライヴは空腹に導かれるままふらふら歩き、璃月一の大衆食堂『万民堂』で席に着くやいなやあまりメニューを確認することなく注文し、欲望の赴くままに璃月の名物料理や特産の酒に舌鼓を打っていた

 

 

「すまない店主!白酒《パイチュウ》をもう一杯!それと『黒背スズキの唐辛子煮込み』を一つ!」

 

クライヴが厨房にいる店主の方を向き、別のメニューを注文するとその隣にコトッと皿が置かれる

 

「お客さんすっごく食べるね!そんなに美味しそうに食べてくれると作ったあたし達も鼻が高いよ~!はい!これあたしが考えて作ってみた試作メニュー!お代はいらないから食べて感想を聞かせて欲しいの!」

 

「んぐ…?(ゴクンッ)、ああ、ありがとう『香菱』。ぜひ頂くよ。それと...頼まれていた魔物の素材と肉だ。好きに使って構わない」

 

「やったあああ!ありがとうクライヴ!」

 

『香菱』とは璃月に来てすぐ任務を受ける前に腹ごしらえと思い立ち寄った際に出会い、そこから暫く新しい料理の開発やらで盛り上がった(半ば一方的に)あと任務のことを話すと「じゃあもし特定の魔物と出会えたら素材やらを持ってきて欲しい!これリストね!」と無理やり握らされたのである。

 

 

「フフッそういう所は無邪気だな…(アムッ)…!!美味い…!」

 

クライヴが出された試作品を箸で取り口に運ぶ…

噛めば破れた生地からトロッとした液体が溢れ、それが中に入っている野菜や肉と絡みあい、一噛みするごとに濃厚な旨味がガツンと下や脳に響くようだ…気付けば一口、また一口とクライヴは料理に箸を伸ばす

 

「ホントに!?よかったあ!これは『スライムの粘液』に鶏肉でとった出汁と香辛料を混ぜてそれをお肉と野菜、生地で包んだの!他にもこれとかも色々使い道があってね…」

 

味の感想をきいた香菱は食べ終えた皿を片付けながらも嬉しい気持ちが抑えきれずペラペラと自らの研究の成果などを話しだす

 

「ああ、本当に美味いよ。もし俺が香菱の料理を毎日食べれたなら、きっと幸せだろうな…」

 

ガシャアアアアアアンッ…!

 

クライヴがそう言葉を溢すと突然辺りに騒音が響く、見ると香菱が片付けていた皿を落としてしまったようだった…

 

「だ、大丈夫か香菱…!怪我はないか?」

 

クライヴは心配して席を立ち上がり、彼女に近づく

 

「だ、大丈夫だよ!あはは…ちょっと手元が狂っちゃって……って…ふえっ…!?/////」

 

彼女が言い終わる前にクライヴは香菱の手を握り、手のひらや甲を念入りに触れながら怪我の確認をする。その間香菱は顔を真っ赤にしながらも大人しくしている様子、そして彼女の手を握っているクライヴの顔をジッと見つめていた

 

「…よし、怪我はないみたいでよかった。無理に注文してしまってすまなかった」

 

「う、ううん…!別に平気だよ!それよりその…さっきの言葉って…////」

 

香菱は先ほどの態度から一変しモジモジしながらクライヴに言葉の意味を聞こうとする

 

「ん。ああ、香菱の料理は本当に美味いからな。冒険者として旅に出なければ毎日でも食べたいくらいさ、それよりも大丈夫なのか?皿の費用も馬鹿にならないんじゃ…」

 

クライヴはそれに対して何時もの本心からの超絶イケメンムーブをぶち込む

 

「気にしないで!でもそう言ってくれて……あたしすっごく嬉しいなあ…えへへ/////」

 

それを喰らい完全に堕とされ、デレデレな香菱であった。

はてさて一体彼の旅はこれから先どうなりますことやら…

 

 

「お~い!香菱!来たぞ~!」

 

そんな二人の後方から声をかけられると香菱はハッとした顔で何時もの感じに戻り振り向く

 

「あ!『旅人』!『パイモン』!来てくれたんだね!」

 

クライヴの視線の先にはふわふわとしたどこか愛らしいマスコットの様な物体が一つ、そして頭に花飾りを付けた美少女が歩いてきていた。

 

「(前のアビスの使途の言葉で予想はついたがやはり『蛍』か…)」

 

クライヴの前世における『原神』では物語の冒頭、『蛍』と『空』二人の兄妹が天理の調停者と争うところから始まり、その際にどちらかを選択することで片方は『旅人』として、もう片方はアビスの『王子』か『姫』となりテイワットへ降臨することになる。

そしてクライヴはモンドでの戦いでアビスの使途が『王子』という発言をしたためこのテイワットにおける旅人は『蛍』だろうと結論づけたのだ

 

「へへっ♪明日は『迎仙儀式』だからその前にお前の店に行こうって二人で決めたんだ!それで、こいつは誰なんだ?」

 

『パイモン』と呼ばれたマスコットはクライヴの方を向いて香菱に尋ねる

 

「紹介するね!この人は最近になってうちの常連さんになった人だよ!」

 

「クライヴ・ロズフィールドだ。よろしくな旅人、パイモン」

 

「……貴方が《不死鳥騎士》のクライヴ?」

 

名前を聞き、今まで口を閉ざしていた『蛍』は口を開き目を細めてクライヴを見つめている

 

「ああ、ジン達から聞いたのか?(なんか凄い見てくるな…)」

 

「あ!おいらも吟遊野郎から聞いたぞ!モンドを救ってくれた英雄で色んな女性を誑かしてるスケコマシだってな!」

 

「そうか……あいついつかぶっ飛ばす( #^ω^ )ピキピキ」

 

「………(スタスタ」

 

「ん?どうしたんだ旅人…」

 

クライヴがそう固く誓ってる間、蛍は彼の近くまで距離を詰めると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムニュン…

 

 

「んんっ…♡♡♡!!!?」

 

突然クライヴの豊満な胸に両手を当ておもむろに揉みしだいた……急に揉まれたことによりクライヴは人前であられもない声をあげてしまう

 

「うわあ…思った以上に柔らかくて触り心地良いね……あらまあなんてスケベなお尻(モミモミ」

 

そのまま蛍はクライヴのプリンッとした臀部へ手を伸ばしなんともいやらしい手つきで揉みしだく

 

 

「ちょっ…!いきなりなにを…んあっ♡、そこは…!やめ…あっ♡」

 

「うるさいなあ…!モンドでもこんなエッチな体でアンバーや他の女の子達を誘惑してきたんでしょ!それになにこのムッチムチな身体!これじゃ《不死鳥》じゃなくて《七面鳥》じゃない!おらっ!なんとか言ったらどうなの!」

 

「イヤアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

璃月中にクライヴの絹を裂くような悲鳴(cv内田夕夜)が響く…

 

「うひゃあ~…旅人ったらあんなに激しく…////」

 

「…またあいつの悪い癖が始まったぞ……」

 

その後のパイモン曰く、旅人はよく自分好みの相手(美男子やイケメン)を見つけるやいなやところ構わずに口説いたり相手に踏まれることを強要したりとやりたい放題するらしい…が決して自らは手を出さず舐めまわすように見つめているためついた通り名は『美男子ペロペロ』というなんとも不名誉ってレベルじゃないが本人はそれを恥ずかしがるどころか誇らしげにしているのである…

 

「とまあこれがこいつという人間なんだが、でもあの旅人があんな風にするってことは…クライヴがよっぽどスケベだったんだな!」

 

 

 

「ふう…実にエッチだった…(ツヤツヤ」

 

「……もうお嫁に行けない…(シクシク」

 

暫くするとむふぅっと満足気な顔の蛍と対して花を散らされたかの如く両手で顔を覆うクライヴの姿が見えた

 

 

「と、とりあえず二人ともご飯を食べに来たんでしょ?早く座って!今ちょっといっぱいだからクライヴさんと相席だけどごめんね?」

 

「おいらはいいけど…お前はいいのか?」

 

「ああ…大丈夫だ…ところでお前達は来たばかりで疲れているだろう?ここの会計は俺が持つから遠慮なく頼むといい」

 

「いいのか!?旅人にもみくちゃにされたのになんか悪いぞ...」

 

「気にするな、幸い大きな仕事をこなしたおかげで懐は暖かい、それに『後輩』に良いところを見せるのも『先輩』としての務めさ、《栄誉騎士》」

 

「…知ってたんだね」

 

「ガイアからの手紙でな」

 

「お待たせ~!たくさん食べてね!」

 

三人が席で話していると暫くして香菱が料理を運んでくる…璃月の名物料理が並ぶ圧巻の光景にパイモンは目を輝かせ口からよだれをダラ~っとたらす

 

「おお~!美味そうだなあ…!旅人!早く食べようぜ!」

 

「せっかちだなあパイモンは…じゃあ手をあわせて」

 

「「いただきまあす!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで...『迎仙儀式』に行くんだったな」

 

一心不乱に料理を貪るパイモンを余所にクライヴは蛍に先ほどのことを話す。

 

「うん…岩神に会えば『お兄ちゃん』のことがわかるかもしれないから…」

 

「お兄さん…か、辛くはないか?」

 

「…辛くないと言ったら嘘になるよ、でも…それでも私は答えを知りたい…どうしてお兄ちゃんが私から離れたのか…」

 

「…そうか…実は俺にも昔弟がいてな、病弱だったが大きくなっても俺のことを慕ってくれるできた弟だった。一時期は弟も俺から離れていたが最後にはまた会えることが出来た……だからどんな考えであろうとお兄さんはきっと君のことを案じているさ、君にとってかけがえのない家族なのだから…」

 

、声に対し少し悲しげな目をする彼女…自分にとって大切な人がいないという事実に頑張って強がりを見せていた蛍に『クライヴ』は自らの家族の話しを語る

 

「うう…おいら…もう食べられないぞお…うっぷ…」

 

しんみりした空気を壊すかのようにパイモンが蛍の膝に崩れ落ちる

 

「ふふっ…パイモンったら食べ過ぎだよ…ありがとうね

 

「……それに君は一人じゃないみたいだしな」

 

「うん…だってパイモンっていう『最高の仲間』がいるから」

 

それを聞き届けた『クライヴ』は席を立ち、ポケットからチャリッと大きめのモラが入った袋をテーブルに置く

 

「それじゃあ、約束通りここの代金は俺が出すからここに置いておくよ。多めに見積もって出してあるから余れば好きに使って構わない」

 

「いいの…?」

 

「いいさ、俺も久しぶりに『ジョシュア』のことを思い出せた。ご馳走様、香菱。」

 

「今日はありがとうクライヴさん!……また来てね?」

 

「ああ、勿論だ。じゃあな旅人、『風神のご加護がありますように』」

 

そう言い残しクライヴは万民堂を後にする…蛍は足元を見るとパイモンがすぅすぅと寝息を立てていた。

 

「もう…食べたらすぐ寝ちゃって、パイモンったら」

 

クスッと笑いながら蛍は顔をあげる、そして先ほどまでクライヴが呑んでいたであろうジョッキのふちを指でつうっとなぞり

 

 

 

 

 

 

「私…生まれて初めて『ガチ恋』しちゃったなあ…////」

 

そう静かに言葉をこぼすのであった…

 




ついに旅人まで堕ちましたねえ
なんてこったクライヴくん、もう助からないゾ☆

ちなみに旅人のあだ名は投稿主の弟の旅人ネームから来てますw
ちなみにちなむと弟の推しは笠っちとドゥリンで両方完凸してます。笠っちに至っては餅まで完凸してます。合計課金額見せられた時はたまげたねホント

次回は魔神任務にちょろっと関わらせる予定です!
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