転生したらミュトスの身体でテイワットにいた件 作:dark9486
更新遅くなりましたがスメール編に突入します!
いやあスメールは単語やらが難解過ぎて理解するのに時間かかりますわ…主の脳味噌じゃ見返すだけでもかなり気力持ってかれますねえ…
更新頻度は今後も遅くなるとは思います頑張って書いていきますのでオユルシクダサイ!
ゼンゼロが楽し過ぎるのが悪い…蒼月も探索しないといけないし時間が足りねえ!
第21話『知恵の国』
──────『璃月とスメールを繋ぐ国境付近』にて
「実際に渡ると険しい道のりだな…」
クライヴは璃月へと戻った後に知り合い達と再開し、軽く挨拶や世間話をしてから『知恵の国 スメール』へと向かう為に歩を進めていた…
「あとはこの森を抜ければ…」
クライヴが森の中にある洞穴のような場所を潜り抜けた途端視界が開け眼前の高台にその国の神を象徴する『七天神像』が見える
「神像が見えたということは『ガンダルヴァー村』は近いな。一先ずはそこで宿を借りよう…」
そう言い引き続き歩を進めるクライヴだがふと立ち止まる…
『…………(ヒョコッ』
そしてチラッと後ろを向くと草葉の陰から謎の葉っぱを被った小さな小動物(?)のような生き物がクライヴの方を見つめていた
「(『アランナラ』か…普通の人には見えないはずだが……まさか旅人じゃない俺にも見えるとはな…)」
クライヴは少し考えた後に振り返らずに声を出す
「そう心配しなくても俺は悪い『ナラ』じゃない、安心してくれ」
『ナラ』という単語にピクッと反応した小さな生き物は恐る恐るといった様子で草むらから顔を出す…
『……君、どうしてアランナラ達知ってる?君のこと僕達見たことない…』
「ああ~……ま、前にモンドの図書館にスメールのことについて書かれた本があってな…そこでお前達を知ったんだ」
前世からの知識で知っていたためどうして初対面なのに知っているのかと痛い所を突かれたクライヴであったがどうにか必死に誤魔化す…
アランラナは少し訝しげに首を傾げクライヴの顔を見つめる
『そっか、ちょっと変だけど君は良いナラだね。僕は『アランラナ』だよ』
が、クライヴに悪意が無いと理解し警戒を解き、クライヴはそれにホッとする
「理解ってくれて良かった。俺はクライヴだ。宜しくなアランラナ」
そこからある程度打ち解けた二人はとりとめのない会話をしながら歩きだし、しばらくすると村の入り口と思われる場所に着く
『では僕はここまでだ。じゃあね。今度は仲間も連れてくる。』
「ああ、またな。」
クライヴはアランラナと別れ、『ガンダルヴァー村』へと足を踏み入れようとすると…
「わわわあああっ!?どいてくれえええええ!!!」
ふと頭上から声が聞こえたクライヴは上を見上げるが彼の眼前に見えたのは健康そうな太もも、そして子供らしい色をした下着の景色であった
「へ?ぐっほぁっ!?」
ゴツーンッ!!!
突如表れた羨まゲフンゲフン!……異常な光景にクライヴは呆気にとられ反応が遅れ声の主の下半身はそのまま彼の顔面へダイブし地面へと落ちる…
「いてて……やっぱり『風の翼』は慣れないなあ……って、何か下に…」
「むぐ……」
尻餅をついた緑色の髪色の少女が地面に顔を向けると彼女に下敷きになる様な形(所謂ラッキースケベ)でクライヴが倒れていた
「ひゃあああああっっっっ!?/////ごごごごご、ごめんっ!!!す、すぐに退くから!!!////」
顔を真っ赤に染めながら少女は慌ててクライヴから離れ、彼を軽く介抱してから服についた土を落とし軽く咳払いをする
「こほん…!さ、さっきは悪かったな!あたしは見習いレンジャーの『コレイ』だ!」
「クライヴ・ロズフィールドだ。よろしくなコレイ」
「クライヴ…あ!もしかしてあんたがアンバーの手紙に書いてた《不死鳥騎士》さん…!」
「(そういえばお互い手紙でやり取りをする仲だったな…)ああ、俺のことだな。」
「最近のアンバーの手紙にはあんたのことばっかり書かれててな…でも、文字からでも凄く嬉しそうなのが伝わってくるんだ!だからどんな人かと思ってたんだけど…その……」
コレイはそこから黙りこくり両の指を合わせもじもじとうつむいたためクライヴは首を傾げる
「……?どうした?」
「い、いや!その…優しい人だな~って思ってさ!あはは…(うう…か、格好いいなんて言えるわけないよおお…////)」
年頃の女の子らしく可愛らしい仕草で両手を顔に当てながら顔を赤くするコレイだったが当のクライヴはそんなのどこ吹く風といった様子である
「そうか?別に普通だと思うんだがそう言ってくれるとこっちも有難い、ここから『スメールシティ』へはどれくらいかかる?」
「ふぇっ…!?////あ、ああ!スメールシティなら半日近くあれば着くと思うぞ!でももうじき日が沈むから止めた方がいい…夜は魔物も活発になるし暗いと気付かない内に『死域』に…あ!『死域』っていうのは…!」
暫く惚けていたコレイだがクライヴの言葉で我に返り、スメール特有の現象である『死域』について説明するがクライヴはそれを制止する
「それは前に辞書(ゲーム)で知ったから大丈夫だ、今晩借りれる宿を探しているんだがどこかないか?」
「宿かあ…この村にそういった施設は……( ゚д゚)ハッ!そうだ!よ、良ければあたしの家に泊まっていかないか?」
「……それは有難い話だが遠慮しておこう。女の子が住んでる家に男が入るのは良く思われないだろう、決して下心は無いと誓えるが。何かあってからだと遅いからな」
コレイの提案に紳士的に断ろうとするクライヴだが
「き、気にしなくていい!『師匠』や他のレンジャーの人達も近くにいるし!長旅で疲れてる人をほっとけないよ!……それにあんたみたいな人にだったら…/////」
そんな彼とは逆に寧ろ下心全開なコレイであった…
「……わかった。そこまで言われたら断るのも申し訳ないし、お言葉に甘えさせて貰おう」
「ほ、ホントか!?じゃあ、あたしの家はこっちだから着いてきてくれ!」
────────────────────────
『ガンダルヴァー村 とあるレンジャーの家屋』
「『師匠』!今戻ったよ!」
「ん?おかえりコレイ、そちらのお客さんは?」
コレイが戸を開け、『師匠』と呼ぶ声にとケモ耳を生やした中性的な人物が振り向く。
「紹介するぞ!あたしの師匠でレンジャー長の『ティナリ』さんだ!」
「クライヴ・ロズフィールドだ。今日は世話になる」
そう言いクライヴは手を差しのべ二人は握手を交わす
「こちらこそ、コレイが世話になっているみたいだね。不躾だけど、スメールへは何をしに?」
「強いて言えばありきたりな観光ってところさ、ただ冒険者として各国を旅している。スメールシティに行こうと思っていたがこんな時間だからな…宿を探そうと思っていた矢先に彼女からの厚意を受けたという流れだ」
クライヴはここまでの経緯をかいつまみながらティナリに説明する…
「そっか、確かに夜の森は危険だから懸命な判断だと思うよ。ベッドは僕のを好きに使うといいよ、これから夜の警備があるからね。」
「重ね重ねだが厚意に感謝する。」
「気にしなくていいよ、そうだコレイ。ここ最近の体調はどうだい?」
一通り挨拶をするとティナリはコレイを心配そうに見つめる
「まだ少し痺れてるけど平気だよ師匠!あたしだってレンジャーなんだ!」
「無理はしないでよ…?僕はそろそろ警備に行くからゆっくり休むんだよ。それと…クライヴだったね?」
「ん?どうした?」
荷物をまとめていたティナリがクライヴの方へと歩み寄り軽く耳打ちをするような形で近づく
「コレイのことだけど…客人である君には申し訳ないが気にかけてやって欲しい。」
「ああ、そのくらいならお安い御用さ。」
「ありがとう。じゃあ行ってくるよ」
「気を付けてな」
そう言い残しティナリは家屋を後にする…残ったコレイとクライヴはそれぞれの作業をした後に夕食の準備にとりかかる
「えっとバターは…あった…あっ!」
ガシャアアアアアンッ!
コレイは棚にあったバター入りの瓶に手を伸ばすも上手く掴めずに滑らせ床へと落とし、辺りに瓶の破片が飛び散る…
「大丈夫かコレイ!?」
音を聞いたクライヴが慌てて駆け寄る
「だ、大丈夫だ…あはは…あたし最近左手が痺れてて……いつもこうやってドジをするんだ…」
「………『魔麟病』の影響だな?」
クライヴの口から出た言葉にコレイは目を見開く
「……どうしてあたしの病気のこと知ってるの?」
「前に辞書で見たことがあるだけさ。患部の痺れから始まり、最終的に自らの身体のコントロールを失い昏睡する…確かこんな感じだったな」
「うん…前に医者の人からも聞いた時そんな説明だった…思い出したくないけどその人のある実験で一時的に収まってはいたんだけど…」
「『魔神の残滓』を注入されたんだな?」
「そのことも知ってるのか…?」
「俺はその医者を…ファデュイ執行官第二位『博士』を探すためにも旅をしている。あいつを…『ドットーレ』の悪事をこれ以上見過ごせない…」
コレイの質問にクライヴは拳を力強く握りしめる…先ほどまでの優しい顔から一変し怒りを露にした顔にコレイは冷や汗を垂らす
「……コレイ、嫌かもしれないが手を出してくれないか?多分だが…俺の力なら治せるかもしれない」
「……ホントなのか?」
その言葉に一筋の希望を見いだしたコレイは左手のを差し出し…彼女の透き通る白い肌を浸食するようにどす黒い鱗のような物へとクライヴは手をかざす
「(思い付きだが…『フェニックス』の再生の火なら『世界樹』の汚染を燃やせるかもしれない…やってみせる…!)炎よ…!」
ゴオオオオオオオ……
クライヴの手から眩い光が迸り、やがて淡い色の火がコレイの左手を包む…
「熱くない…いや、むしろ暖かくて心地いい…」
シュアアアアアアア……
すると彼女の手を覆う鱗が少しずつ剥がれるように消えていき、徐々に痺れも薄まり始める
「よし…!上手くいったぞ!」
「凄い…これがあんたの力なんだな…」
完全に鱗が消失した後軽く手を動かすコレイ、彼女は今までの不自由が嘘だったかのような感覚に嬉しそうにはしゃぐ
「師匠達でも難しかったあたしの病気を簡単に治してくれるなんて…!ホントにありがとうクライヴ!」
「礼はいいさ、俺もこの力なら『魔麟病』を浄化出来ることがわかったんだ。そろそろ夕食の準備をしよう。」
グウウゥゥ~~…
クライヴが話すとふとコレイのお腹がそれに同調するかのように鳴り出す…
「はうぅ…////安心したらお腹が…こんなはしたない姿見ないでくれえぇ…////」
その後楽しく夕食を囲み、湯浴みをしてから二人は寝床へと就き、クライヴは旅の疲れもあり直ぐに夢の中へと落ちてゆく…
「……クライヴ、あんたのおかげであたしは生まれ変われた気分だ…こんなあたしに親身にしてくれただけじゃなて、病気まで治してくれた…返そうにも返し切れない恩を貰っちゃった…」
コレイはそんなクライヴの元へ近づき、頬を指でつつく…
「んぅ……」
「ふふ…起きてる時と違って寝顔は可愛いんだな………あたし、あんたのためならなんだってするからな…」
彼女はそう笑いかけるがその目は先ほどまで左手にあった鱗よりもどす黒い色を宿すのであった…
──────翌日
クライヴは荷物をまとめ、村の出口でティナリとコレイに見送られていた
「コレイから話は聞いたよ。君の力のことについては興味が尽きないけど…今は野暮だね。本当にありがとう。」
「俺もぶっつけ本番で不安だったが治せて良かった。だが時々様子を診てやって欲しい。」
「クライヴ……もう行くのか?もう少しここに居てもいいんだぞ?」
「コレイ?彼には彼の事情があるんだから困らせたら駄目だよ?」
寂しそうな表情のコレイにティナリは頭を撫でながら優しく諭す
「時々顔は出すさ、俺も君の経過を診たいからな。」
「ホントか!?なら今度会ったら一緒に来て欲しい所があるんだ!眺めが良くてよく行くんだ!」
「全く…何時まで経っても彼が出れないじゃないか」
「あう…ごめんよ師匠…じゃあなクライヴ…!絶対にまた来てくれよ!」
「ああ、二人とも元気でな」
クライヴは『ガンダルヴァー村』を後にし、再び『スメールシティ』へと歩き出すのであった
コレイちゃんは主的には初対面で色々と警戒とかする変わりに一度心を開くとすごく激重だと嬉しいです
召喚獣の力ってかなり神秘的なイメージだから魔麟病くらいなら治せると思ったので入れてみました。
次はスメールシティです!