転生したらミュトスの身体でテイワットにいた件 作:dark9486
現段階でのスネージナヤ編クリアして来ました。空君が今まで見たことない程バチ切れしてて二人の信頼関係の良さが出てましたね。
パイモンも蒼月の時のはなんだったん?ってくらい別人レベルで可愛かったです。
あとTPS視点でかなり荒れてるみたいですが主個人としては楽しいです。でもまあ確かに魔神任務でこれを強制されるのはちょっと思う所があります。これが七星召喚だったら確実に萎えてるのでねw
自分カードゲーとか頭使うタイプのゲーム得意じゃないんですよ…
さて前回は旅人に自らの素性を明かした結果、見事に襲われて花を散らした()クライヴ君でした。そして今回から段々飛ばしにストーリーを進めていこうと思います。
本音言っちゃうともうスメール編何度も見返すのが大変じゃあ……なのでなるべく矛盾が無いように書きますが不備あれば申し訳ないです…それでは始まるザマスよお!
あの後、未だ少し痛みの残る腰を押さえながらクライヴは皆と話し合い協力して大賢者アザールや教令院の陰謀を暴くための調査を行うことになる。
旅人とパイモン、セノは村長からの話で発狂し教令院を追放された狂学者達の総称『グラマパラ』達が最近行方不明になっているという話を聞き、行動を共にしながらそこで『イザーク』という少年が世話をしている一人の老人が何者かによって連れ去られたということが分かり、キャンディスとディシアに報告する…
そしてディシアは少し考え、今回の騒動は恐らく『キングデシェレト』を信仰している『過激派集団』の仕業だろうと云うことになり、彼らが原因か調べるべくクライヴは彼女と二人で『キャラバン宿駅』へと向かうのであった
──────『スメール キャラバン宿駅』
「さあ買った買った!モンドから取り寄せた特産品の『蒲公英酒』だよ!」
「あら~♡素敵な殿方ねぇ…良かったら今夜空いているかい?♡」
「噂には聞いていたが思ってた以上に活気のある場所だな……」
クライヴは商人や娼婦と思われる女性達の誘いを躱しながら辺りを見渡す
「はは!この活気がこの町の良い所さ!けど……」
「どうした?」
「ここを砂嵐から守ってくれてるこの『防砂壁』は砂嵐だけじゃなくあたし達全員を阻んでるようなもの。この町の皆…引いては砂漠の民は教令院のお偉いさんにとっては使い勝手の良い『道具』としか思ってないのさ。」
「…………」
灼熱差し込む砂漠地帯が広がる中でも活気で溢れかえる町の光景を眺めながるクライヴにディシアは何処か遠い目をしながら言葉を溢す…
「……確か砂漠の民の子供はアーカーシャ端末を手に入れても知識申請を出したとてほとんどが拒否されるんだったな」
「知ってたのか……その通りさ。『セタレ』のような天才はまだしも、あたしらのように普通の子供は奴らにとって価値が無いんだろうさ……っと、湿っぽい話になっちまったな。もうすぐ酒場だ。」
雑談の後二人は人混みを外れ、屋根も何もなくテーブルと椅子だけが置かれた酒場へとたどり着くがそこは先ほどの道と違い不自然な程人が少ない様子であった
「どうやら生憎あいつらは不在なようだ。」
「……みたいだな。出直すか?」
「ディシアか?はは!奇遇だな!お前も酒を飲みに来たのか?ところで隣の男は彼氏かい?」
辺り見渡す二人の横の席から一人の男が立ち上がりディシアをからかうように声をかける
「こいつはそんなんじゃないさ『ザキ』、あたしの新しいビジネスパートナーだ。ようやく知った顔に会えたぜ。」
「クライヴ・ロズフィールドだ。よろしくな」
クライヴは手を差し出し握手を求める。ザキはその仕草に少し戸惑いながらも笑顔で返す
「こりゃあご丁寧にどうも、あんたのその格好を見るにどっかの貴族様かい?こんな辺鄙な所にわざわざ脚を運ぶとはね」
「そんな大層な者じゃない、しがない冒険者さ」
「さっきも聞いたと思うが俺はザキだ。ディシアの…酒友みたいなもんさ。」
「何度か一緒に飲んだことがあってね。友人の一人さ。ところでどうだい?いいやつだろ?握手返すのに戸惑ってたもんな?」
今度はディシアが彼に対してからかうように笑うとザキは気まずそうに頭をかく
「そりゃお前…いきなり初対面の人間に握手を求める奴なんてここ最近見たことなかったからな…防砂壁の向こうの奴らよりよっぽど好感が持てるよ。ところでディシアは人探しでもしてるのか?」
「ああ、最近『デリワー』『エンギル』『ジェバーリ』を見てないか?」
ザキの質問にディシアは少し眉を潜めながら過激派の一味の代表達の居所を聞く
「それならつい数日前にここで一緒に飲んだばかりさ。なんであいつらを探しに?」
「………」
ザキはディシアに再び質問するがクライヴは彼の表情がほんの少し変わったのを見逃さずディシアに目線を送る
「実は他国との香料取引が手元にあってな。デリワー達にも手伝って欲しくて何処にいるか探してるのさ」
ディシアはクライヴの意図を読み取り、取引の話を持ちかけるとザキは頬を綻ばせる
「はは!ディシアは優しいな。あいつらが『金に困ってる』から助けてやろうって魂胆か?」
「シーッ!これはあまり大声じゃ言えない取引なんだ。皆キャラバン宿駅で一緒にやってる仲なんだ。稼げる時は一緒にやるべきだろ?デリワー達は体つきも言いから護送にぴったりだしな」
「おっと…悪い悪い。ありがとなディシア。あいつらは俺の友達でもあるんだ。それほどいい話なら連れてってやらないとな。ついて来てくれ」
そう礼を言うとザキは歩きだし二人は後をついて行き、やがて宿駅の裏手にある人気のない場所へと着くとザキが足を止める
「着いたのか?」
「ああ、ここだ」
「でも誰もいないみたいだが…あいつらここで何してるんだ?」
「はは!聞くまでもないさ。それは勿論…」
ザザッ!
ディシアに質問されたザキが振り向くと同時に複数の集団が二人を取り囲む
「お前達のようなカモを待ってたのさ!」
「待ち伏せか…まあこうなるだろうとは思ってたさ。」
「どういうことだいザキ?」
だが二人は始めから分かっていた様に冷静な態度で彼を問い詰める
「おいおいディシア。まさかアアル村での言葉が俺達の耳に届いてないと思っていたのか?俺達の仲間は既にこいつとあと二人の異邦人が村に入ったときから既に探っていたんだよ。お前達がデリワーを探してることや教令院の仲間がいることも全部知ってるぜ?」
「それはこっちも知ってるさ。」
「……何?」
ニヤニヤと笑うザキだったがクライヴの言葉を聞き、ピタリと止まる
「俺が村に来てから二日目辺りか?四六時中コソコソしてるのには気付いていた。だが敢えて見逃してたのさ、今この瞬間の為にな?だから彼女には監視が緩んだタイミングで前もって伝えておいたんだ」
「……あたしもあんた達の仲間が村をうろついてるのはわかってたんだがな、こいつの提案を聞いて乗ったってわけさ」
二人の返答にザキは「ぐぬぬ…」と唸るが気を取り直したのか虚勢を張っているのか再び笑い出す
「はっ!それがどうした?一番強そうな大マハマトラとやらは村に残してきたんだろ?俺達を逆に嵌めたつもりで賢いとでも思ってんのか?それに俺達はお前が思ってる以上に…」
「無駄話はいい、デリワーとエンギルだったか?お前達も聞いているんだろう?さっさと出てこい」
クライヴはザキの言葉を遮り周りに聞こえるように声を出す…やがて少しの沈黙の後に二人組の男が冷や汗を垂らしながら草むらから出てくる
「な、何故わかったんだ…!?どうやって俺らの行動を…!?」
「悪いがそれは企業秘密だ。知りたかったら力付くで吐かせてみろ」
「くそっ…!お前ら!これ以上そいつの言葉に惑わされるな!やっちまえ!」
ザキの号令に過激派の一味は皆一斉に武器を構え戦闘態勢に入る
「すまないね、巻き込んじまって。けどあんたの実力を見れる良い機会だ。頼りにしてるよ」
「気にしないでくれ、手早く終らせよう」
それにクライヴとディシアも自身の得物を抜き背中合わせで一味を見据える
「『リヴァイアサン』ッ!」
“ギョアアアアアアアアアッッッ!!!”
クライヴの左手に水元素が収着し徐々に形を成したかと思うと蛇のような頭をした龍の首が咆哮をあげる…
「う……くっ…!おらぁっ!」
ブンッ!
一味の一人はクライヴの腕の変化に一瞬手を止めるがすぐに槍を構え切っ先を突き出す
「見えた…!」
シュンッ!
「うおっ!?なんだ!?足がすべ…」
「はあっ!」
《リヴァイアサンクライ》
バシュウンッ!
「うぐぁっ!?」
クライヴは足元に水流を発生させながら攻撃を躱しながら突っ込んできた相手の足を絡め、そのまま腹部に猛烈な水弾を撃ち込むと相手は数メートル程まで吹き飛び近くの岩に叩きつけられる
「ヒュウ~♪それが昨日あんたが言ってた『召喚獣』の力ってやつかい?それがあればあたしらも水に困らなくて済みそうなんだが」
「『リヴァイアサン』は水の召喚獣とはいえ海のイメージが強いからな……だがもしそれで村の水問題が解決するならやってみる価値はありそうだな」
「ハハッ!真に受けなくていいって♪でもありがとな!」
クライヴの力を目の当たりにしたディシアは軽くジョークを言うが真剣な面持ちで考えるクライヴに軽快に笑いだす…
「くそ!ふざけやがって…!お前ら!一気にかかるんだ!」
「「「「うおおおおおおお!!!」」」」
ザキが再び号令を出すと残った一味は全員でクライヴに飛びかかる…
「やり易くて好都合だ。はあああああああ…!!!」
《クロスウェル》
ザバアアアアッッッ!
「うわっ!?」「ぐぁっ!?」「おわああ!?」
飛びかかった全員の左右から小規模な津波が発生し彼らを呑み込みながらクライヴの前面へ押し寄せる
「こいつで終わりだ…!『炎よ』ッッッ!」
《転生の炎》
ゴオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!
「「「「「「あっちいいいいいいいいぃぃぃぃっっっ!!!!?」」」」」」
クライヴは『フェニックス』の力に切り替え、再生の炎が辺りを燃やし始める…
そしてリヴァイアサンの水元素にフェニックスの炎元素がぶつかったことで元素反応の一つである『蒸発』が発生し炎は蒸気による温度上昇でより灼熱となって一味に襲いかかり、一味は成す術もなく全滅したのであった…
「強いんだねあんた…あたしが出るまでもなかったよ」
戦闘後、ある程度彼らから情報を得た後に縄で拘束したディシアが側で休んでいたクライヴに声をかける
「そんなことはない、あんたも強かったさ。流石は『熾光の獅子』だな」
「よしてくれ……なあクライヴ、一つ聞きたいことがある」
「なんだ?」
ディシアは少し考えた後に決心したかのようにクライヴを見つめる
「あんたは……他人の人生を歩んでることに何も感じないのか?」
「ディシア……」
「気を悪くしたなら謝る…でも今ここにいるあんたは『本当の自分』じゃなくて『誰かの姿を借りている』ようなもんだろ?それって気色悪いとは思わないのかって思ってな…」
そう言いながら気まずそうにディシアは下を向きクライヴの隣に座る…
「……確かに最初は違和感があった。でも……」
そんな彼女にクライヴはこの世界に降り立ってからのことをゆっくりと話始める…
「『俺』の人生はあの時で終わるはずったんだ…だが『あの人《クライヴ》』は俺に新しい人生を送くれるチャンスをくれたんだ……自分の命が正に燃え尽きようとする寸前だというのに…見ず知らずの俺のことを案じてくれたんだ」
クライヴ……もとい『あなた』はそう言いながら自身の掌を見つめてからその拳を握りしめ静かに言葉を溢し、ディシアはそれを黙って聞いていた
「だから俺はこのテイワットで……あの人に恥じない生き方をしたいと決めたんだ。モンドの《不死鳥騎士クライヴ・ロズフィールド》として…!だから俺はこの身体を誇りに思ってる。あの人の様にはなれなくても…いつかこの人生を終えた後…またあの人に会えた時に胸を張れるように!」
「…………」
そう少年のようにキラキラとした表情で空に手をかざすクライヴの姿、そしてその目に宿り耀く炎にディシアは惹かれていた…
それは過酷で理不尽な砂漠を生きてきた彼女にとっては目を覆いたくなる程に眩しく、そして温かった…
「……そっか、じゃあそろそろこいつらを連れて戻ろう!旅人達も上手くいってるといいんだがな」
「そうだな、きっと上手くいってるさ」
クライヴは主要メンバーであるザキ、デリワー、エンギルを荷車に詰めながら村へ向けて歩き出しその一歩後ろをディシアが護衛する形で付いていく
「…………♡」
だが彼女のクライヴを見つめる視線は先ほどまでの晴れやかな雰囲気とは違い何処か湿っぽさを帯びたようにじっとりとしているのであった……
スメールのプレイアブルって皆色々と重そうですよね(ド偏見)
凄惨な過去持ちが多いからそういう考えになっちゃうのかもしれませんが…
これまでクライヴ君が堕としたのって何人目だ?
これからもドンドン増えてくんやろなあ…(←お前のせいや)
当初はネタ多めというか各キャラとの恋愛√路線で行こうと思ってのに気付いたら割と序盤からシリアスだしなんなら魔神任務にもがっつり関わってますが読者の皆様としてはどうでしょう…?
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もっと恋愛やギャグとかも混ぜて欲しい。
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このまま突き進め…お前が始めた物語だろ?