転生したらミュトスの身体でテイワットにいた件   作:dark9486

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第2話 いくらドミナントでも寒いものは寒い

 

 

 

 

このサイト色々と機能があるみたいで文字の大きさとかエフェクトつけれるらしいですがちんぷんかんぷん過ぎてわからん…

使えるよう練習してから色々手直しするのでそれまで見づらいかもですがどうかオユルシクダサイ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回、冒険者協会で登録を行い冒険者として依頼をこなすことになったクライヴ。

現在は冒険者になって3日程経ったが果たしてこのテイワットで冒険者としてやっていけているのか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       『エンジェルスシェア』

 

「……っっっぷはあああっ!美味い!旦那!蒲公英酒もう一杯くれ!」

 

立派な冒険者(アル中)になってますねこれは()

 

「はあ…君、それで10杯目だぞ…せっかく汗水垂らして稼いだモラを散財する気かい?」

 

ため息をつきながら燃えるような赤い髪に整った「旦那」と呼ばれた顔立ちの美男子、『ディルック・ラグヴィンド』は一応心配の言葉をかけるが

 

「心配には及ばないさ、何せ今日は早朝からこの時間まで走りっぱなしで依頼を受けてたからここ2~3ヶ月くらいのモラはある、それに自分の許容量くらい分かってるさ。」

 

そんなことはどうでもいいと言わんばかりにグイッとジョッキを口に運ぶクライヴ、何故こうなったのか?事は冒険者生活初日にまで遡る…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本日はお疲れ様でした!こちらが今日までの依頼で獲得したモラと素材です!」

 

「ああ、ありがとう………しかし疲れたな…体が重い…」

 

 

キャサリンから報酬を受け取ったクライヴはふとそう愚痴を溢した。

無理もない、早く信頼を得ようと登録後なりふり構わず依頼を受諾し、配達や戦闘でも躊躇なく召喚獣の力を使い続けてるうちにあっという間に夜も耽り、気付けば力の消耗でもうヘトヘトだった。

 

「(鹿狩りは…この時間はもう開いてないだろうな、どこかで食事でもとれたらいいが…そうだ、エンジェルスシェアなら軽食くらいはあるだろう。)」

 

 

クライヴは夜のモンド街を一人歩きだす

 

「(それに今は……とにかく呑みたい…)」

 

 

そう本音を漏らしながら歩くと…

 

 

ズドオンッ

 

 

「…!?なんだ?」

 

争いのような音が聞こえたため疲れた身体に鞭を打ち急いで向かう

 

 

『ぐう…貴様ぁ!我らのことをコソコソ嗅ぎ回ってなんのつもりだ…!』

 

そこには人の言語を喋る仮面のような物をつけた魔物とそれに身の丈はある剣を突き付けるフード姿の男の姿があった。時折そのフードからは目立つ赤い髪が見える

 

「(あれは…アビスの魔術師か…それともう一人は…)」

 

 

「お前たちアビスがモンドを攻めるために下見に来てるのは知っている。近くに拠点があるのだろう?場所を吐いてもらうぞ」

 

そうフードの男は冷静に質問するがその目は炎のような髪色とは違い、冷えきっていた。

 

『ふ、ふん…!誰が貴様なんぞに喋るk』

 

ザシュッ

 

『いっ!?ぎゃああああああ!?』

 

男は無言で魔物の右足に剣を振り下ろし、叩き潰す。右足からは鮮血が流れ、地面を赤く染める

 

 

「もう一度だけ言うぞ、お前たちの拠点はどこだ…?」

 

「(うわあ…生で見ると『闇夜の英雄』モードの旦那怖いな)」

 

 

『はあっ…!はあっ…!……殺るならさっさと殺れ!貴様ごときに我らは止めら「そうか」れ』

 

 

グチャッ

 

魔物が何かを言い終わる前に男は仮面に向かって剣を突き刺した。すると魔物の身体は塵になり、辺りに流れた血も嘘のようにさっぱり無くなっていく。不意に男が路地の方を向き

 

「…いるのは分かってる。気配からしてアビスではないようだが、出てくるんだ」

 

そう再び冷たく言い放つ

 

「(…バレてるな、仕方ない)」

 

クライヴは抵抗せず大人しく物陰から前へ出て両手をあげ、敵意が無いことを示す

 

「すまない…覗くつもりは無かったんだが、物音が聞こえてな走ってきたら出くわしたというわけだ…信じてくれるか?」

 

「そうだな…君は僕の声かけに素直に応じ、直ぐに敵意の無さを表した。信じよう」

 

「ありがとう。ディルックさん…(アッヤベ」

 

つい相手の名前を言ってしまい慌てて口を抑えるクライヴだったが

 

「……何故僕の名前を知っている?」

 

男は怪訝な顔になり武器に手をかける。

 

「あ~、その、さっき見た時に赤い髪がちらっと見えたんだ…このモンドで赤い髪の人なんてあんたしかいないと思ってな…」

 

とりあえずそれっぽく誤魔化そうとクライヴは必死に弁解を行う

 

「……まあいい、とにかくこの事は口外しないでくれ。」

 

「ああ、勿論だ。あんたにはあんたの使命があるんだろう。その黎明の火がこのモンドの闇を払ってくれているんだから」

 

「…僕はそんな大層なやつじゃないさ」

 

なんとかいい雰囲気にまで戻し、さてどうしようとしたところで

 

グウウウウ…

 

クライヴのお腹からこの状況に似つかわしくない間抜けな音が夜の閑静な街に響く

 

「……すまない、昼から何も食べてなくてな」

 

「フッ…なら僕からの口止め料として何か奢らせてくれないか?僕のことを知っているならエンジェルスシェアのことも当然知っているだろう?これからちょうど仕事に行くところでね、着いてきてくれ」

 

 

先程の音で気が抜けたのかディルックは不意に笑い、クライヴを自分の店へ誘う。

 

「……何から何まですまないな、ご馳走に預かるよ」

 

 

 

 

こういった経緯でクライヴはそれから仕事終わりには酒場へ通うことになるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は戻り

 

「それで、君は何か情報は掴めたかい?」

 

ディルックはクライヴに訪ねる。あれからただ奢られるだけでは忍びないと思ったクライヴから、良ければ俺も仕事がてらアビスについて調べるつもりだ。あんたに恩を売るわけじゃないが、俺なりにあんたの役に立ちたいと言われたためこうして今は夜の酒場で互いに情報交換をするような関係になっている。

 

「ああ、どうやらアビスは『風魔龍』を汚染させ自らの手駒にしようとしているようだ。そのために『風魔廃墟』に出入りしているところも見た。」

 

クライヴはディルックに情報(ゲームの展開を知っているため)をつたえる

『風魔龍 トワリン』モンドを守る四風守護の1柱にして風神『バルバトス』の盟友である存在だが現在のモンドは彼の影響で常に雲に覆われている状況なのだ。

 

 

「風魔龍を…?なるほど…モンドを攻める手筈というのは彼を自らの支配下に置き、モンド破壊させることか」

 

ディルックはそう言いながら淡々と業務をこなしているが、声には少しばかりの焦燥が出ている

 

 

「対策を講じようにもアビスの汚染は簡単に取り除けるものじゃない…今のところ手詰まりだな…クソっ」

 

「その点は今のところその手に詳しい人を訪ねようと思っている(まあ後々旅人が来るだろうし)」

 

 

そんなディルックに対しクライヴは冷静にそう答えた

 

「アビスについて詳しい人物……アルベドか」

 

「その通り、『黄金 レインドット』の弟子でありモンドいちの錬金術師だ。彼なら何か妙案が浮かぶかもしれない」

 

「なら僕から騎士団へ連絡して彼に会わせるよう取り付けておこう」

 

 

そう言いディルックは紙とペンを取り出し、数分程筆を走らせてから紙を包み右腕を宙に掲げると彼の飼っている猛禽が止まる。それの首にディルックは先程の紙をくくりつけ窓から外に向かって腕を上げるとバサバサッと音を立てながら飛んでいく

 

「これで翌日には騎士団から返事がくる、手紙には返事は君の宿に送るように書いてある。恐らくジンは今頃書類に追われているだろうからまだ執務室に残っているだろう。……僕としてはあまり無理はしてほしくはないんだが…ボソッ」

 

「(大団長はナド・クライに遠征中してるせいで負担が全部いってるからな…)助かるよ旦那、じゃあ明日に備えてそろそろ宿に戻るとするよ。ご馳走さま、代金は置いておく。……あとちょうどそこに寝ている酔っぱらいの今日の分まで」

 

 

クライヴは横目でカウンター端の席を見つめる。そこには中性的な見た目をし、宝石のようにきらびやかな瞳をした人がいる、風体を見るに吟遊詩人なのだろうが足元に大事なはずのハープを無造作に置きながらカウンターに突っ伏している

 

 

「うへへえ~…いつもありがとね~、君に風神のご加護がありますようにいい~」

 

酔いがらもジョッキだけは絶対に手放さずに彼(?)は答える

 

「(風神はお前やろと言いたいのは野暮か…というか絶対どさくさ紛れに聞いてるんだろうな)……あまり旦那に迷惑かけるなよ?」

 

そう言い残しクライヴは店を後にする。火照った身体にモンドの夜風が心地よくかかる。それはまるで翌日の成功を祈るかのように……

 

 

 

翌日の早朝に騎士団から承諾の手紙を宿の主人から受け取ったクライヴは軽く朝食を済ませ身支度を行い出発した…………が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        「ドラゴンスパイン」

 

 

 

 

 

「いや寒っっっっっっっ!?」

 

 

想像以上の寒さに速攻でキャラが崩れるクライヴであった。

 

 

「正直舐めてた…ゲームだと明らか薄着なのに松明やらあれば平気そうにしてたしいけると思ったんだが…(特に大マハマトラとか)」

 

歯をガチガチと鳴らしながらも震える手でクライヴは手をかざす

 

ボオッ

 

手をかざすと空中に炎の玉が浮かぶ

 

「ふう……これでどうにか体温は保てるか…フェニックス様々だな…ありがとうジョシュア君」

 

自らの能力と元の持ち主だった相手に感謝しながら、道中の魔物を倒しつつ先を進むと、雪山の奥地にもかかわらず明らかに人が通ったであろう足跡や焚き火の痕跡を見つける。

 

「人の跡があるな…とりあえず…ふんっ…!」

 

クライヴは目に力を込めると視界に黄色い帯のようなものが見える。原神には『元素色覚』と呼ばれる能力がある。本来は神の目を持たないと使えないのだがクライヴは召喚獣の力があるためか使えるようだ(原理はわかってない)

黄色い帯は岩元素の残留、つまり岩元素の神の目を持つものが最近までいた証拠なのだ

 

 

「方向は…こっちか、やはりアルベドだな」

 

痕跡を辿りながら進むと洞窟のような場所にたどり着く。中を覗くと恐らくは工房なのだろう。錬金術に使うような道具

、薬草や魔物の素材が所々に置かれている。

 

「人の気配はない…留守か?」

 

そう思案していると

 

「やあ、こんにちは。君が騎士団が言っていた人だね?」

 

「なっ…!?いつの間に…!(アルベドか…だがいったい『どっち』なんだ…?いや、まだ旅人が来る前だしとりあえずは大丈夫…か?)」

 

突然背後から声をかけられ、思わず武器を手にとるクライヴ

 

「僕がアルベドだよ。風魔龍のことについては聞いているよ、実に興味深い情報だけど…」

 

それに対して意に介さずに金髪碧眼の男は続ける

 

「僕が一番興味を引かれるのは…君なんだクライヴ」

 

「……俺が?」

 

警戒は解かないがとりあえずは武器を降ろすクライヴ

 

「君がここまで来るのを少し観察していてね、君の能力や身体を見させて貰ったよ。それと、アンバーからの報告が真実なのかどうかをね…」

 

そういってアルベドはクライヴの方をまじまじと見つめる

 

「実際に見ると改めて驚かされるよ、神の目を持っていないのに元素を扱えて、さらに他の元素まで使いこなすなんてね…そして君の身体も実に興味深い、先程元素色覚を使ったけど君の中はまるで元素生物のように元素で溢れてる…それも複数の元素が綺麗にわかれている…普通なら数種類の絵の具を混ぜたような混沌とした色になるはずなのに…」

 

「……長々話すのはいい、あんたのことだ。対策を考える前に俺のことを調べたいんだろう?好きにするといいさ(あの手この手で来られても面倒だし)」

 

クライヴは一人熟考しているアルベドに対して本題を出す

 

「…随分話しがわかる人だね?もう少し条件を付けると思っていたけど…まあ僕としては魅力的だ。じゃあ着いてきて欲しい」

 

そう冷静に言うアルベドだがその足は未知の存在を研究出来る喜びを隠せないのか明らかに軽やかな様子だった。それを尻目にやれやれといった表情でクライヴは後を追う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回はアルベドに散々振り回される予定です。

ほんとはディルックの旦那を出す予定は当初なかったのですがせっかくエンジェルスシェアに行くなら出し方が良いかと思ったので、あと一応騎士団とのコネあるから展開が作りやすいかなと

 

 

 

 

 

 

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