転生したらミュトスの身体でテイワットにいた件 作:dark9486
スメール編思ったよりもかなり長くなって大変だぜ……けど書きたいことを纏めれる要領がないしなあ…読んでくれている読者の皆様には大変だと思いますがどうにか頑張りますので今後の展開についてアンケートで投票しようと思ってます
───翌日
旅人にパイモン、ディシア、アルハイゼンとセノの四人は指定された時間通りにラフマン達と出会った場所へ着くと彼は既に一行を待っている様子だった
「お~いラフマン!来たぞ!」
「来たか、こちらの準備は既にオッケーだ。後で専属のやつを使って彼らをアアル村へと送り届ける手筈だ…ところでブラザーはどうした?」
「クライヴは『俺は俺でやりたいことがある。ラフマンに宜しくな』って言って別行動してるぞ」
「そうか…ブラザーのことだ。きっと俺達のために動いてくれてるのだろう」
「何はともあれラフマン、手伝ってくれてありがとな」
「気にするなディシア。まあ、過程はあまり順調じゃなかったがな…だが今やお前達と俺の利害は一致している。これからはお互い仲間同士だ。」
スッ…
そう言いながらラフマンはディシアへ自身の右手を差し出し握手を求め、ディシアは笑顔でそれに応えるように彼の手を固く握る…
「それで、犯人達の居場所は?」
「ああ、今そこへ連れていこう。付いてきてくれ」
二人の握手を見届けてからセノが本題へ踏み切り、ラフマンは後方を指差しながら一行を案内し、少し歩くと一つのテントに二人の男性が見え、服装を見るに教礼院の学者のようであり、彼らはアルハイゼンとセノの姿を見ると目に見えて怯え始める
「しょ、書記官!?それにそっちは…ひっ!だ、大マハマトラ!?」
「君達がいくら叫んだとしても誰も助けにはこない」
「……その通りだ。覚悟は出来ているな?」
セノは背中から槍を取り出し、彼らの眼前へと矛先を向けると二人は先ほどよりもさらに酷く怯えだす
「い、嫌だ!殺してくれ!」
「こいつら…まるでオバケでも見たかのような顔でセノを見てるぞ……」
その様子にパイモンは若干引きながらも同情した表情で彼らを見つめるがアルハイゼンは特に気に留めることもなく質問する
「それで、上が君達にこんなことをやらせた目的だが…」
「う…い、いくら書記官でもそれだけは…」
「………君達は『神を創ろうとしている』。違うか?」
「……やっぱり」
「………!」
「…それって比喩とかじゃなくて本気で言ってるのか?」
二人は彼の問いに口を噤むが、『神を創る』という言葉に彼らとディシアとセノ、そしてパイモンは目を丸くする
「ど、どうしてそのことを…」
「君達が探している『お尋ね者』が教えてくれたんだ。流石に最初は俺も驚きを隠せなかったが、これまでの証拠や彼の行動…そして君達の顔を見るにどうやら事実のようだな」
「『お尋ね者』……あの男は一体どこまで…」
「落ち着け……ならもう隠しても無駄ですね…その通りです。教礼院は世界をも変える偉大な計画として自らとスメールに属する新たな神を創るつもりなんです。」
「お前らにはもうナヒーダがいるじゃないか!なんでそんなことするんだよ!」
「……裏切り者の俺が言うのも何だが、お前達には彼女に恩というものを感じないのか?」
研究員の一人にパイモンは声を荒げ、ラフマンは静かに憤りを感じながら詰め寄る
「…我々教礼院は彼女を一度たりと神として扱ったことがないんだ。当時、賢者達は皆彼女がマハールッカデヴァータのような知識を有することを期待していた…」
「……だが実際の彼女は誕生したばかりだった為に普通の子供と変わらない精神だった。」
「……そうです書記官。そのせいで賢者達はよりマハールッカデヴァータの死を実感し、やがて人々は彼女を忘れるようになったのです。それに今やクラクサナリデビの神の心はアーカーシャを動かす為に使われてます。今の彼女には神としての力も無ければ、並外れた知識もありません…」
「彼らはよく『もしマハールッカデヴァータがいてくれたら』と口癖のように言ってました……賢者達にとって彼女は最早眼中に無いのでしょう」
「……お前達は自分がどれだけ自分勝手なことを言ってる自覚はあるか?」
セノは再び槍を彼らに向ける。持つ手は僅かに震えており怒りが滲んでいるのが見てとれる
「少し落ち着けよセノ、皆もあまり気分良くなさそうだし一旦場所を変えて話そう。ラフマン、あたし達はこれからグラマパラを連れて村に戻るから護衛を寄越してくれ、それとこの二人も借りていくよ」
「……わかった。」
ラフマンは未だ彼らを睨みつけながらもディシアの意見に賛同し一行は彼らとグラマパラを連れアアル村へと道を引き返すのだった。
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『キングデシェレトの霊廟』にて───
「……『キングデシェレト七柱』が三柱『トキの王トート』『羊の王ヘリシャフ』『ワニの王ソベク』、あんた達に話があって来た!」
一方その頃クライヴはキングデシェレトの神殿内部に建てられた三つの像の前に立ち叫ぶとどこからともなく三つの声が響く
『ほう?人間の訪問者、それも学者ではないとは珍しい。こんな所まで来てワシらに用とは』
『ふむ、ここに至るまでに数多の仕掛けがあったはずであるが…どうやってここへ?』
「すまないな、面倒だったから壊して進んできた」
『壊しただと!?我々があれらをどれだけ苦労して造ったと思ってる!』
『まあまあワニよ。こやつにも並々ならぬ事情があったんだろう。……にしても妙だな。お前からどこか知ってる気配がするぞ?』
驚愕と怒りで声を荒げる『ワニの王ソベク』を『トキの王トート』が諌めながらクライヴへ疑問を投げかけるがそれに『山羊の王エリシャフ』が応える
『トキよ、よもや忘れたのか?……まさか生きていたとはな……《イフリート》よ…』
『何だと!?なんてしぶといやつだこの傍若無人め!ワシのコレクションの半分以上を吹き飛ばした恨みは忘れておらんぞ!!!お前と話すことなんぞ無いわ!とっとと帰れ!!!シッ!シッ!もう一度『天理』にぶちのめされてしまえ!』
《イフリート》とという言葉にトキの王はワニの王以上に声を荒げ先ほどまでの知的な喋り方は何処へやらとクライヴに怒鳴りつける
「……すまないが俺はあんた達の世界の《イフリート》じゃない、『降臨者』だ。それと……天理だと?どういうことなんだ?」
『……確かに、よくよく見てみれば少し違うようだ。どうやら我らの勘違いか。しかし降臨者とはな…トキよ、説明してやれ』
『貴様またワシに面倒を…まあいい……オホンッ!先ずは非礼を詫びよう。《イフリート》の奴には散々手痛い目に逢わされてな…まあその話はさておき天理の話だったな』
「ああ、俺が聞いた話ではこの世界のイフリートは『1000年前に岩神によって討ち取られた』と聞いてるが」
「ふうむ、我らの知らぬ間にそんなことがあったか…」
トキの王はクライヴの説明に少し沈黙してから話始める
『あれは我ら三柱が『アフマル』によりここへと幽閉されるよりも前、ワシが七柱の一柱になって直ぐのことか……あの時点でイフリートは既にかなりの数の魔神を喰らい凄まじい力を身に付けていた。奴はそれで有頂天になったんだろうな、あろうことかその力を天理へと向けたのだ。』
「……それでどうなったんだ?」
クライヴは生唾を飲み込みながら次を促すとそれを羊の王が進める
『結果からすればイフリートは天理の眷属たる『四執政』のうち『時』と『死』の前に敗れた。我らは遥か上空から堕ちて行く奴をこの目で見たがまさかあれ程の傷を負いながら生きていたとはな……我らはその後色々ありこうして閉じ込められた故にその先を知らずあの戦いで死んだものと思っていた』
『凡人よ、お前の話と合わせるならその戦いで深手を負ったイフリートはその後に璃月へと落ち延び、岩神モラクスの手でトドメを刺されたということになる。』
『ハッ!全くいい気味だ!さっきも言ったがあの戦いに巻き込まれたせいでワシのコレクションの半分以上が消し飛んだんだ!清々するわ!』
『『『ハッハッハッ!』』』
三王は《イフリート》の末路を知り、高らかに笑っていたが一通り笑ってスッキリしたトキの王が再びクライヴへ質問する
『ふう…満足したわ。それで、お前は何のために我らを尋ねた?』
「ああ……それについてだが…」
クライヴは少々の沈黙の後に決心した顔で言葉を紡ぐ
「『ドットーレ』…いや、『ザンディク』のこと……そして『アアル』の解放について話をしに来た…」
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「あれから1日経つけど…クライヴのやつ一向に戻って来ないな……こっちはもうナヒーダを救う作戦を立てていよいよ明日結構だってのに何やってんだ?まさかあいつ何かあったんじゃ……」
「大丈夫だよパイモン、クライヴは強いから…きっと戻ってくる……」
あの後アアル村へと戻り、皆の協力で草神の救出計画を練った旅人達は全員でもう一度作戦の打ち合わせの為テーブルを囲んでいた
ガチャッ…
「すまない、遅くなった。その様子だと作戦は決まったか?」
「クライヴ!今までどこ行ってたんだよ!オイラも旅人も心配してたんだぞ!」
「……!クライヴ!」
「うおっ!?」
ガバッ!
何事もなかったように皆の元に戻ってきたクライヴを見た旅人はそれまで面に出さず抑えていたであろう涙をこぼしながら彼に抱きつく
「また何も言わず勝手に居なくなって…心配したんだよ……?」
「すまない……それでアルハイゼン、準備は整ったか?」
クライヴは自身の胸に顔を埋める彼女の頭にポンポンと手を添えながらアルハイゼンに訪ねる
「ああ、君のことだ。俺達がやろうとしてることは既に知っているのだろう?」
「おおよそはな、だが一応聞いておきたい。セノ、ラフマン達は?」
「明日、俺と旅人が向かい。ある程度戦闘してから連行する手筈だ」
「そうか…わかった。なら俺は『裏方』に回るとしよう。作戦の要はあくまでお前達だ。俺がいるとかえって邪魔になるだろう。それならサポートに徹するさ」
「……?よくわかんないけどまあお前なら安心だな!」
「なら今日は各自しっかり休むべきだ。国を動かす程の作戦だ。かなりの激戦となる」
「そうだな!じゃあオイラ達は先に休むとするぞ!」
「なら俺も休もう。1日中砂漠を歩いたわけだしな」
アルハイゼンの言葉を最後に一行は解散し各自の寝床へと就く
「(……必ずお前の計画を阻止してみせる…ドットーレ…!)」
そしてクライヴは横たわる右手を宙へとかざし、決意と共に拳を固く握りしめるのだった
次回はいよいよ救出作戦です。いやもうホントにスメールは固有名詞やら時代背景が複雑すぎてこんがらがりますわ……
そして性懲りもなくオリジナル設定追加したけど色々と粗があったらごめんなさい…
長くなるとダレないかどうか心配だぜ……
今後のストーリー展開について
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長くてもいいから設定見返して本編通りに
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ダレない程度に飛ばして
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うるせえさっさと書け