「君達は走って」「貴方は創る」   作:燃えカス

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最近始めたウマ娘に脳を焼かれその後のガンダム五十周年MVにも脳を焼かれた結果の出力物です。お収めください


赤い配信者/青い巨匠(幼少)

某月某日

 

やっと引っ越しの作業をすべて終えた一家がテレビを見ていた

 

「お父さん、最近ガンプラのことで経済の動きが大きくなってきてるけど、そちらはどうなっていますか?」

 

「銀行の方ではやはり、ガンプラを組むための道具を作る会社が増えて融資をしてくれと言ってくる人が増えて来てますよ」

 

こんなときでもスーツを決めている夫婦が小難しい会話をしている

 

「パパ、ママ、不慣れな丁寧口調でそんなこと気にするよりバトルの方見ようよ...二代目なのが嫌だけど...」

 

それを見ている推定小学四年生の息子が咎め、テレビを見ようとするが見た途端に顔が歪む

 

「その...私はあんまりね、レースを見たほうが個人的には面白いの」

 

母の方はテレビをチラ見して苦笑いで顔をそらした

 

「僕はガンプラバトルを見ていたほうがいいかな...まぁ、ミーハーだけどね...というか創真はなんで二代目が嫌いなんだ?露骨に嫌な顔するじゃないか」

 

父の方は一種のスポーツを見るような感覚で見ていた...が息子の険しい顔に一つ疑問を投げかける

 

「あ〜...その...ごめんうまく言えないや」

 

その質問に気まずそうに顔を逸らす...その仕草は母親そっくりだった

 

「生理的に無理ってこと?」

 

「流石にそこまでじゃないよ、ママ。...外に行ってくる、このあたりの模型店とかあるか探したい」

 

これ以上の追求を避けた息子は外に出ようとする

 

「ん〜...まだ三時だものね、暗くなる前に帰ってきなさい?」

 

「は〜い!」

 

母の声を聞いて息子は元気な声を残し玄関から出ていった

 

────────

──────

────

 

...バタン、と玄関のドアが閉まるのを確認してすぐに息子...相走創真(あいそうそうま)はため息を付く

 

「はぁ...娯楽の飽和状態がよぉ...」

 

ため息をついてすぐに空を見上げ愚痴をこぼす

 

「ウマ娘プリティーダービーとビルドシリーズが混ざってんのは想定外だぞ...転生したっていう意識を持った途端のニュースでウマ娘とガンプラが映ってんの見てフリーズしたんたぞこっちはよぉ...」

 

この創真という少年は転生者であり第二の人生を歩んでいる

まだ転生して四年...要は小学生になって転生したという意識を持ったのだが

この世界はガンプラブームとウマ娘ブームが起こっておりそれを知った少年はクソ驚いた

 

「...私立聖鳳学園...やっぱあるよなぁ...中央トレセンも...あとGBN、まぁこっちは完成してないけど」

 

その手に持ったスマホでこの世界にある学校を調べ...またため息を付いた

 

「...もうガンプラで上位陣とバトれるようになるって覚悟決めたしなぁ...トレーナーも将来なってみたいけど、流石に時間がなぁ」

 

前者には卓越したビルダー力がいるしバトルの腕前もいる...GBNではゲームの腕前も求められる

後者にはそもそも東大に行けるほどの学力が前提とされており...

 

『なら俺はガンプラを極めてやる!打倒三代目!打倒チャンプ!...言うだけならタダ!あとウマ娘にはなるべく関わらない!トレーナー目指したくなっちゃいそうだから!』

 

となった

 

「だからレースだとかの話題は避けるようにする必要があったんですね」(biim並感)

 

「さて、と...最初の相棒の完成のためにガンプラを探しますか」

 

少年は歩く...ここに来るまでにおぼつかない手先で作成した『ビギナ・ギナ91』の完成のために

 

「...といってもまだちょっと改造したビギナ・ギナIIなんですよね...F91が見当たんない...」

 

我が相棒はクロスボーンガンダム鋼鉄の七人に登場したMSビギナ・ギナIIを改造したものである

...さっきも言った通りまだ武器が増えたビギナ・ギナIIでしかないんだけど...

そのために探してますからね仕方ないね...

と、脳内でごねながらスマホのマップを見ながら街を散策する

 

「ここ100m以内には無いか〜...これ以上はちょっとアクセスがな〜」

 

「...いいや、マップに頼ってもだしな...もしかしたらマップ登録されてない模型店あるかもだし」

 

ということで俺はスマホをしまい歩き出した

 

「ここを...勘で行こう、右だ!」

 

「...次は、いや、まっすぐ行こう」

 

「...!」

 

「...」

 

「おっ!?...だぁ、駄菓子屋だ〜...違うんだよぉ」

 

「くっ!?...あぁ、中古屋...いや、ありか?保留にしておこう」

 

「..の.!」

 

「.やっぱ.やめ.」

 

「...?」

 

「つけられてる?...んなわけないか」

 

「流石にあってほしいな...関東やぞ?東京じゃないとはいえ、そろそろあるはずなんだけどな〜」

 

「あのっ!」

 

「...ま、まって...ラブズちゃん...!」

 

あたりを見渡していると唐突に話しかけられる

振り返ると二人のウマ娘がいた

その時露骨な顔をしなくてよかったと思った

 

赤い髪の毛に所々見受けられるハートマーク

黄色い目の中になるハートのハイライト

その子の手を不安そうに握ってる

すでに髪が長く片目が隠れそうになっていて

その時のものではないにしろ赤い帽子を被った

 

まだ幼いラブズオンリーユーとマルシュロレーヌだった

 

(アカン!よりにもよって推しとエンカウントした!すんげぇカワイイ!勇気を出して声をかけてきたのかな?いい度胸だ!俺が尊死する!僕のピアノ(動詞)する!)

 

内心がとんでもないことになってることを理解しつつも、この状況に対する対処法がわからなかった

 

...が、とりあえず挨拶はすることにした

 

「えっと、こんにちは。おr...僕に何か用ですか?」

 

「今日引っ越してきた人だよね!私、ラブズオンリーユーって言うの!近くに住んでるからこれからよろしくね」

 

「えっと、...そのぉ、ま、マルシュロレーヌです...よ、よろしくお願いします」

 

「出かけたのを追いかけてくれたの?ありがとうね、僕は相走創真って言うの、こちらこそこれからよろしくね」

 

流石はウマ娘、このくらいの追跡はへっちゃらそうだった

にしてもカワイイ、推しだということを加味してもカワイイ

 

「...でね、走ってるとパパがすっごく褒めてくれるの!」

 

「そっかぁ^^〜いいお父さんだねぇ^^〜」

 

「わ、私にも良くしてくれてる...いい人」

 

「優しいお父さんだねぇ^^〜」

 

現在知り合って三十分経過...

ふっつうに目的を見失かけていた

アカン、推しは可愛いが空の色が可愛くなくなる!

ちなみにまだ小学一年生とのこと...配信は「してみたい!」と言っていた

 

「...あそうだった模型屋を探さないとだった」

 

「模型屋さん?だったらこの近くにあるよ!」

 

これ以上は意識をカワイイに持ってかれそうだったので声に出して目的を再認識する

するとラブズちゃんが心当たりありなようで走りだす

それに慌てて着いていくマルシュちゃん

 

「こっちだよ!」

 

「わかったから速度落として〜!僕はトランザムはできないしヴォアチュールリュミエールもないんだよ〜!」

 

それについていけない俺...肉体のスペックが違いすぎる...!

ただ幸いなことに近かったようで50m程走るだけでたどり着いた

 

「ここだよ!」

 

「あ、ありがとうね...ふぅ...」

 

「だ、大丈夫?」

 

「心配ありがとうねマルシュちゃん...すぐ元気になるから...大丈夫」

 

推しの笑顔で立ち上がれる...俺はそういう人間だ

 

「ここが僕の夢の...oh」

 

看板の赤い模型店

それだけなら全然普通の模型店のはずだが...

問題は

 

(アイエー!?イオリ模型店!?イオリ模型店ナンデ!?)

 

それは後に第7回ガンプラバトル選手権世界大会を優勝する少年が暮らす模型店だった

しかもちらっと店内に青い髪の少年も見えた

 

(あっれれ〜?おっかし〜ぞ??静岡が舞台じゃなかったっけ?学園は普通に東京とかだっけ?だとしてもなぜここに!?)

 

「今日はタケシさんいるかな〜」

 

「い、いきなり来たらびっくりすると思うよ?」

 

「た、タケシさん?」

 

「そう、このお店の店長さん!いないことも多いけど、居る日はたくさんお話してくれるんだ〜!」

 

「...そうなんだ」

 

「う、うん...がんぷら?についてよく...話してくれる」

 

「そうなんだ...会えるかな〜」

 

(ぶっちゃけ会いたいけど...出会ったら絶対バトルすることになる!...相棒の完成のために来たのに相棒が壊れたら世話ないよ...勝てるビジョンも見えないし...)

 

彼女たちが言うタケシさんがイオリ・タケシその人ならまず勝てない...第二回ガンプラバトル準優勝者だぞ?こっちなんてカスもいいとこや

 

「う〜ん」

 

そんなこんな入るかどうか悩んでいると...

 

「お、ラブズちゃんとマルシュちゃんかい?またトレーニングでここに寄って来たのか?それと...」

 

店の中から大人の人が出てくる

間違いなくイオリ・タケシであった

タケシさんは俺を見るやいなや

いや、正確には俺の腰のベルトにあるホルダーを見て

 

「君、ファイターかな?そうだったのならぜひやってみるかい?この僕と」

 

「...っ!」

 

その目を戦士のそれに変えて不敵に笑った

すまねぇ相棒、今日が命日になりそうだ




次回「貴方の勝利の邪魔をしてやる...!」-2500

ウマ娘風主人公君(幼少期)のプロフィール
キャッチコピー 自称一般ビルダー!ガンダムへの愛と自爆がお友達の少年
誕生日 5月15日
身長 138cm(ビルダー能力に成長が行ってるだけ!)
体重 30kg (ガンプラ能力に栄養が行ってるだけ!)
スリーサイズ いらんでしょ
出身 静岡
得意なこと ガンプラ製作 ガンプラバトル
苦手なこと ガンダム以外のデッサンやお絵かき
耳のこと 水が入るのが大嫌い
尻尾のこと レクスのテイルブレードはクソ、ソースはマキオン
家族のこと 父は銀行員 母は税理士
マイルール 迷ったら左 勘に頼るなら右
スマホ壁紙 舞い降りる剣の画像
バトル前は... 上を見て睨む
得意科目 図工
密かな自慢 キラ・ヤマトの早口を噛まずに言える
よく買うもの ガンプラ制作に関わるものすべて
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