喋る古い電話…もとい、『タルタル総帥』。彼は12000年前、ニンゲンが滅びた後のイカやタコ達を観察し情報収集。その結論として、全てを練り直し、再びニンゲンの世界を取り戻そうと画策していた。そして今、それを実行する気でいる
「あとはまかせな!!よし、テンション、MAX!いくゾッ!」
『マ"━━━━━━ッ!!』
どこからともなく、超巨大なメガホン型レーザーを取り出すと、全身全霊で叫び声をあげた。するとそれに呼応し、メガホンから超高出力のレーザーが発射され、ネルス像が発射したネリモノとぶつかり拮抗する。
「センパイ…!!」
「ククク…No.10008ガ塗るノニ手間取っタおかげデ、このネルス像のエネルギーは約90パーセントも溜まッタ…跳ネ返せるワケがないだロウ!!!」
だんだんと、ピンク色のビームの方が押され始めた。
「ま、まずいぞ!押されておる!」
「…ッ」
もう目前まで、ネリモノが差し迫ってしまった。皆、息を呑んだ。
その時
『デェアァッ!!』
どこからともなく雄叫びがあがり、青いビームがネリモノを押し返しネルス像を貫いた。
「ガガピ…あ、あレは…!!まサか…!!」
突然のことに驚き、ビームが放たれた方を見るイカやタコ達。そこにはネルス像に引けを取らないほど巨大な、青い体をした巨人がいた。
「『ウルトラマン』だト…!?な、ナぜだ…!なぜニンゲンの世界ヲ取り戻ソうとする私に、攻撃を━━━━!」
言葉は最後まで紡がれず、タルタル総帥はネルス像と共に爆散した。
「あれは…!」
「ジジイ、知ってんのか?」
「ああ、文献でしか見たことはないがのぉ…かつて滅びたニンゲン達の守り神のような存在…名を『ウルトラマン』、と言うんじゃ。ニンゲンが滅んで、ワシらのようなイカやタコたちが生きるようになった大昔にも一度、現れたことがあるらしいんじゃ…まさか、実物を見ようとは…」
『……。デェァッ』
ヘリコプターの方に少し視線を送ると、両手を広げて太陽の方へ飛び立っていった
「センパイ…!大丈夫ですか!?」
「ん?あぁ、大丈夫だ!…それにしても悔しいなー!!アタシのメガホンレーザーが押し負けるなんてさ!特訓が必要だな!」
得意のメガホンレーザーがネルス像に押し負け勝てなかったことが相当悔しい様子で、ジタバタと足を動かしている。
そして一人、黒いラバースーツを着たタコは、ウルトラマンが飛び去った空をずっと眺めていた。
「…ありがとう」
そして、誰にも見られない、少しの笑みを溢した。
ストーリーとかほぼないですね…ちなみに、エネルギー約90パーセントの部分に関して。私がプレイしたとき本当にギリギリで塗り終えられたのを思い出してこんな感じにしました。ほぼ100パーならヒメセンパイも危ういんじゃないかな〜と