アークナイツ「慈悲光塔」RTA 1098年10ヶ月   作:おじさん

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いつの間にかUAが4000を超えていました。
なんだこれはたまげたなあ……
皆様のお陰でございます。本当にありがたい……これからも頑張ります。


#7

見せてもらいましょう。借り物の理論値装備(アーツユニット)で、どこまで飛べるか

なRTA、はーじまーるよー

 

前回はアルバートニキの元カレっぽい一般通過ペガサスのエドウィンニキが来ました。なんか北の方がヤバいらしいので、エドウィンニキから貰った(借りた)現状の理論値装備で無双します。

 

 

「おい!! 本当に転倒しないんだろうな!!!!」

「大丈夫だエドウィン! ホルス嬢を信じろ!!」

 

あっ前方に小石。

 

「今ガタッてしたぞガタッて!!」

 

荷物が重いんですよ荷物が!!

なんかアルバートニキはでっかい槍みたいなやつ引っ張り出して来たし!!

 

「ソードスピアだ! なかなか便利だぞ!」

 

エドウィンニキは無駄にギラギラした鎧付けてっし!!

 

「無駄とはなんだ無駄とは!」

 

まあ今かなり慣性が乗ってるので、万が一転倒したりしたらそのまま吹っ飛んで北部まで行けるんじゃないですかね笑

 

「なにを笑っている!! 大体それを言うなら一番吹っ飛ぶのは軽いお前だこのクソ度胸!!」

「こらエドウィン! 言葉遣い!」

 

こいつすっげぇ変態(ペガサス)だぜ?

 

そんでやっぱりアルバートニキとエドウィンニキは結構仲良しみたいですね。

こりゃアルバートニキの前職は貴族騎士かな?一般クランタも戦功を挙げれば一応貴族騎士になれるはずですし……でも今は貴族騎士じゃないんだよなぁ。まこの辺りは後でいっか!

 

それにしても、流石現状の理論値装備ですね。まだ出たばかりではありますが、全然疲れる気配がしません。

走者の脳内にあるマップと重ね合わせて、集落や急激な坂を避けつつ、ひたすら台車を加速していく作業……うおォん 俺はまるで人間火力発電所だ。

 

「ああクソ、風で資料を見るのもままならん……!!

口頭で伝えるぞ!」

「頼む!」

 

オッスお願いしまーす!

 

「氷原から現れた脅威についてだ!

見た目は岩角獣に近しいが、どうも様子がおかしい!」

 

はえ〜、まあ確かにホモがノンケの挙動とかしてたら怖いですもんね。こわいなーとづまりすとこ。

 

「まず全身が痙攣している! 源石を取り込んだのかとも思ったが、痛みに悶えているようでもない! 次いで動きが非常に不規則で予測が出来ん!」

 

ええ〜?

見えてないだけで源石取り込んでるんじゃないですか?動きが不規則で予測出来なくて凶暴なんでしょ?

16-12の話はやめてもらってもいいですか????

 

あるいは寄生虫……?

現実世界ではままあることですが、テラにも表立った寄生虫っているのかな?意外とあんまり聞いたことない気がします。

 

「なにより黒い(・・)!!」

 

ファッ!?!?!?

 

「馬鹿野郎クソ度胸この野郎!! 止まるならもっと減速してから止めろ!!!!」

「おっ……と、急ブレーキの割には誰も落ちなかったな? これは逆方向の加速アーツでブレーキをかけてるのか!」

 

黒い!?!?

黒いって言いました!?!?!?

うせやろ?まさかやろ?

 

「一刻も早く到達するべきだ……が、現在は当初の予定よりも早いのは違いない。5分ほど休憩を挟むぞ」

 

ちょいちょいちょいエドウィンニキ、資料とかいうのあるんでしょ、絵とかないんですか。

 

「ああ、資料か。証言した者に書かせた絵がある」

 

いやまあ既に十中八九確定だけど……見せてくださいよ。

 

「これだが……心当たりがあるのか?」

 

うわあ……これは崩壊体ですね。なんだこれは……たまげたなあ。

いや〜キツイっす……(素)

 

勘弁してくれよ俺サーミローグマジで苦手なんだよ……(頭抱え)

 

いやでも崩壊体ならまだ打つ手はあります……かね?

流石に攻撃は通ったんですよね?

 

「ああ、攻撃は通った……が、如何せん相手の動きが不規則かつ凶暴だ。体も大きい。我々少数では手に付けられん」

 

悪魔レベルの常時無敵は付いてないか……。

いや崩壊体でそんなんいたら困るので当然と言っちゃ当然ですけども。

 

「元々、氷原地域に住んでいるとかいうエラフィアがこちらに逃げ込んできたのが始まりだ。奴がこちらに助けを求めてきて、次いで岩角獣らしきモノが姿を現した」

 

南下し過ぎじゃない?と思いましたが、なるほど……。

恐らくですが、崩壊体と戦えなかったサーミ人が逃げてきて、それを崩壊体も追ってきて……という感じでしょうか。

 

「攻撃も当たらん、当たれども苦しむ様子もない、それでいて……明らかに、こちらを仕留める動きだった」

 

崩壊体はこちらを認識する存在を排除しようとする性質がありますからね。こりゃ厄介!

 

「ゆえ、国境を跨がせない為に、一部のペガサスが戦場を氷原へと誘導している。その隙に俺はそこの辺境集落の騎士に助力を求めに来たわけだ」

 

『辺境集落の騎士』をやけに強調して言ってますね。

いやもうこれアルバートニキは紛うことなき重要キャラですね……。

騎士号は光騎士らしいし、ニアール家関連かな?

 

いやでもニアールの祖先ってペガサスだった気がするんですよね。この人クランタ耳しか生えてないし……うーん……これもうわかんねぇな。

 

「被害は出ているのか?」

「さてな……様子を直接見れていないのでな、何とも言えん。たとえ氷原と言えど、我らの同胞はそう簡単に体力も尽きん。生き延びることに関しては優れているはずだが」

「……不安だな」

 

まあ神民ですから、多少はね?

そう簡単に負けることはないかと思います。

負けることはそうそう無いとは思いますが……崩壊はなあ……付着するだけで困ったことになるからなあ……やはりヤバい。

 

「……そろそろ5分経つ。行くぞ」

 

 

 

 

 

 

 三人を乗せた台車は、乾いた北風を切り裂くようにしながら、順調に北上している。

 風圧に耳を揺らしながら、レヴァナントは一人思案していた。

 

 レヴァナントの内には五年ほど前から同居人が居る。

 声だけの姿で、レヴァナントの知らない言葉で、こちらに語りかけているのかも分からない言葉の奔流がある。

 

 最初は集中しても風のさざめきに溶けてしまうようなそれも、いつの間にかレヴァナントが聞こうと思えばいつでもその言葉の奔流を感知することが出来た。

 知らない言語だ。規則性があるのかどうかすらも分からない。というよりも、『喋っているという事実』だけが脳に伝わってくる、と表す方が近いだろう。

 

 意味は分からなくとも、そこにいる。

 そんな存在だった。レヴァナントはそれを良く思っていたし、それ以上は求めなかった。

 

 ──しかし。

 ここ最近、極稀な話だが。

 

 その言葉の奔流の内の一部、一単語。

 それを時折理解するときがある。

 啓示のように、脳裏にその言葉が己の理解できる形となって流れ込んでくるのだ。

 

「……ホルス嬢?」

「なにか」

「いや、なに。顔が暗いと思ってな」

「詳細の分からない脅威なのだろう、不安ぐらいは覚えるとも」

「クソ度胸の癖に……」

「こらっエドウィン!!」

 

 騎士が己から顔を背けたのを確認して、レヴァナントは再び顔を暗くした。

 悪魔、崩壊。その言葉の意味するところをレヴァナントは知らない。

 ただ、内にいる同居人の酷く動揺したような雰囲気を感じ取って思わず加速アーツを止めたのだった。

 

 高慢な騎士の見せた資料を思い返す。黒い円体が取り付けられたような岩角獣だなんて、見たこともなければ心当たりもない。

 だがしかし、今までこのように同居人が取り乱すことはなかったのだ。

 今向かっているその脅威には、同居人を取り乱させるほどの何かが、己の知る範疇ではない何かがある。

 その事実がどうも、レヴァナントの胸を騒がせていた。

 




次話はこれの三倍ぐらい長くなります(予告)
そして捏造設定がたくさん増えてきます(予告)

評価感想お気に入りここ好きなどいつもありがとうございます!お待ちしております!
誤字脱字設定の錯誤などの指摘もお待ちしております!!おじさんが一生恥を晒す前に助けてくださると助かります!!
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