望月に転生したニートは堕落したい   作:夜かな

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クマー!あら〜はぁー

 

 うぁー、見ちゃった、神秘を見てしまった。触れてはいけない大切な何かを見てしまった気分。

 分かってはいたけど誰かに見られる気恥ずかしい感じはあっても何というか男みたいなドキドキじゃ無くって......まぁ、いまさら過ぎたことを気にしてもしょうがないよね。

 

 黒のセーラー服に着替えたら、神風に引っ張られる形で通路を歩いて何処かに連れて行かれている。子どもじゃないんだから、別にしっかり手を握らなくてもちゃんとついて行けるって言ったんだけど。

 

「まって、神風、歩くのはやいって!」

 

「今日の私は常に全力!だから全速前進よ!望月」

 

 この通り元気いっぱいで、全力で走る神風は聞くことはなく止まることを知らないみたい。......こんなんじゃいつか転けるよ、絶対。だって望月の身体って前世の私だった頃より背丈が違いすぎて足元がおぼつかないから。そ、それに初めて履くスカートがスウスウして気になって______

 

 あっ⁉︎

「何だくま?騒がしい______ぐままぁああ⁈⁉︎」

 

 うぅやっぱり転げたし。それに偶然転けた瞬間、目の前に現れた女の子にぶつかっちゃった。ん?何だろこの頭を包むような適度なふんわり感と柔らかくて暖かい感じ

 

「痛たた...だ、大丈夫クマ?怪我はしてないクマー?」

 

「.,.あ、あーうん、大丈夫、です......あ、ありがとう」

 

 お、おぅ〜見上げたら目の前に美少女の顔が、それにおっ......あーどうやら倒れながらもあたしを守るように優しく受け止めてくれたらしい。抱きしめるように。

 ただ、何だろう、恥ずかしくてつい顔を逸らしながらお礼を言ってしてしまった。

 

「神風〜?」

 

「あ、球磨さん。その.....ごめんなさい」

 

「気をつけるクマ廊下は木製で転んだら大怪我するかもしれないクマ。だから、走る時は微速前進クマ」

 

「ハイ、以後気を付けます.....望月ごめんなさい、立てるかしら」

 

 先とは変わって怒られて落ち込んでるのかしょんぼりしてる。神風が差し出してきた手を借りて立ち上がる。望月が退くと球磨と呼ばれた美少女も立ち上がった。

 

「それで神風、その子は新入りクマ?」

 

「そ、そうです。望月この人は球磨さん、語尾にクマって変につけてるけど熊じゃないですよ」

 

「語尾にクマは変じゃないクマ!......球磨型軽巡洋艦の一番艦球磨だクマ〜球体の球に磨くと書いて球磨だクマ、よろしくクマ」

 

「も、望月、です。あーよろしく、おねがい、します」

 

 やばいまじやばーい、美少女じゃん。スっごく柔らかかったし、恥ずかしくてうまく自己紹介できない。というか艦娘って美少女ばっかりなのか⁉︎だとしたら引きこもりのわたしには刺激が強すぎるよぅ。

 

「ふふふ、恥ずかしがりやさんだクマ?......ところで神風はどこかに向かうクマ〜?」

 

「はっ!そうです司令官のところに望月を連れて行くところでした」

 

「そうなのクマ?だったら中庭を通れば早く着くクマ。わざわざここを通るのは遠回りじゃないクマ?」

 

「あ、それは食堂に少しよって足柄さんに、今日の献立を聞こうと思ってて」

 

「なるほどクマー。それじゃ気をつけて行くクマ。望月もまた後でクマ」

 

「あ、あい、また後で」

 

2.

 

 

 何だかどっと疲れた気分、部屋でゴロゴロしたい。マジめんどくさい。でもまぁ、さっきより神風はゆっくり歩いてくれるからいいけどねー。

 

「さっきは本当にごめんなさい、急いていたわ」

 

「んー平気、まぁ何ともなかったし」

 

 ま、まあ、ちょっとだけ役得だったし、悪いことの後には福来たる的なこともあったから。口が裂けても言えないけど。

 

 それにしてもこの長い廊下と木造建築の感じからしてまるで学校みたいだ。中庭を囲むようになってるのもそれっぽい。廊下を曲がって少し進むと左手側に暖簾のついた引き戸がある。

 

「ここが食堂ね。望月も利用するから場所を覚えてね。さ、入りましょう」

 

 神風に続いて中に入る。食堂はファミレス並みに広いみたいだ。前世のわたしはまぁ小さい頃に行った経験しかないけど。

 

「足柄さん、神風です!献立を聞きにきましたー!」

 

 神風が厨房との仕切りで呼びに行っている間に、視界に入った。木の板みたいなのに四角い囲まれた畳のスペースに腰掛けて待とうかな......ちょっとだけ寝転がっても良いよね、周り見渡しても誰も居ないし。

 

「んん、ゴロゴローん、おぉ良いねーこの畳」

 

 匂いを嗅いでみたら懐かしくなる良い香りがして、あぁーまぁ少しだけ良いよね寝ても

 

「ふぅ〜、落ち着くし、まぁいっかぁ」

 

「あら?可愛い子猫ちゃんね。のびのびしてしちゃて気に入ったのかしら?」

 

「ハッ!?み、見られた!」

 

 声を主を慌てて見ると確かにいた。板で見えなかった死角にいたみたい、てっきり居ないと思って完全に油断してた。望月の背丈が低いせいで隅々まで確認できてなかったみたい。い、急いで起き上がらなきゃ

 

「そんなに慌てなくても良いわよ、この畳って寝心地良いものね。つい横になりたくなるのもわかるわ」

 

「あ、えっと、「足柄よ」足柄さん、その」

 

「ふふ、大丈夫よ。ここは艦娘達が自由に使えるフリースペースでもあるから。それより子猫ちゃんはどうしてここに?」

 

「子猫ちゃん......あーあたしは望月です、えぇと神風に一緒に来てて足柄さんに用があるみたいで」

 

「あら?そうなの、気づかなかったわ」グビッグビッ

 

 そう言いながら徳利ってやつからお猪口に液体を注ぎながら一気飲みしてる。真昼間からお酒って良いのかな?

 

「足柄さん、ここにいたんですね!ってお酒飲んでるじゃないですか!こんな真っ昼間から、というか今日は足柄さん料理担当ですよね!」

 

「ええそうね、だけどもう作り終わってるわよ、あ、今日はカツカレーね。だから大丈夫。どうせ出撃だってなくて暇なんだから良いでしょう」

 

「そうですけど、そうなんですけど!いや、でも、うー」

 

「それに、ほらあっちでは隼鷹にゴーヤが瓶を1ダースは呑んでるわよ?まぁゴーヤは付き合わせれて既に伸びてるみたいだけど」

 

 壁越しで見えないがどうやら奥にあるスペースにもいるらしい。神風が頭を抑えながら唸ってる。

 

「はぁ〜もう仕方ない、望月行きましょう。聞くことは聞きましたから」

 

「ん。わかった」

 

「またね〜望月ちゃん」

 

「はぁー」

 

 あんまりため息つくと幸せが逃げるよ神風?まぁ吐きたくなるのもわからないわけでもないけどさ。

 

 

 

登場させるならヲ級とヌ級×2のどっちがいい?

  • ヲ級たん、ノーマル
  • ヌ級たち イージー
  • 第三の選択肢、レ級 ベリーハード
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