望月に転生したニートは堕落したい   作:夜かな

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煩悩退散の回

 

 ん、何だか頭が痛い。起きて気付いたら最初の部屋にいるし、いつの間にここにいる?確か食後の水を飲んでからの記憶が......

 

「なんだぁー、頭がくらくらするし、怠い」

 

「あっ、望月起きた?大丈夫?ちょっと待ってね。いま水を持ってくるから」

 

「ん」

 

 神風が持って来た水を飲む。少し楽になった。落ち着いたら気づいたが汗で身体中がベトついていて、相当な水分を欲していたらしい。

 

「ふぅ......ありがとう、神風。だいぶ楽になったよ」

 

「よかった、実は望月間違ってお酒飲んじゃって眠っちゃったの。みんな大慌てで大変だったわ.....うん、ほんと」

 

 神風はどこかやつれた表情で、そう言った。何かあったらしい、元気がないように見えるのもそのせいかな。というか望月の体はどうやら酒に弱いらしい。ニートの私も酒に強かったかで言えばあまり飲む機会もなかったのでわからないが弱くはなかったとは思う。本当だよ?

 

「さてと、本当なら昼食後にあちこち回るつもりだったんだけど.....もう夜なんだよね」

 

 言われて見てみれば、窓の外は真っ暗になっていた。だいぶ時間が経っているみたい。

 

「うーん、望月はお腹空いてたり、する?」

 

 いや、あんまりお腹は空いてない。寧ろ食欲もないし、どっちかって言うと汗でベトついた体の方が気になる。否定の意味で首を振る。

 

「そっか、そうだよね.....よし!望月、少し待っててね。すぐ戻ってくるから」

 

 神風は足取り軽く部屋を急いで出て行った。一体どうしたんだろ急に。しばらく待つと、ドタバタと騒がしい音を立てて神風が戻ってきた。籠を二つ持って。

 

「おっまたっせー!さぁ望月いきましょう!お・ふ・ろ!」

 

「へ?お風呂......?」

 

「はい!お風呂です♪」

 

 お風呂、それは身体を清める場であり、自身の身体を晒すことでありとあらゆる汚れを落とす場。神風の持ってきた籠にはおそらく着替えが入っているのだろうけど、二つあるということはあたしの分もあるってこと。つまりは......神風と裸の付き合いをすると言うこと⁉︎ま、まずいそれは非常にまずい⁉︎望月の自身の体だって見るのにだいぶ精神力を使ったというのに、今度は女の子と一緒にお風呂だなんて⁉︎な、何とか逃げっ______

 

2.

 

 られなかったよ、パ◯ラッシュ......

 まぁ、すでに神風には着替えを手伝ってもらってるし、肌も見られてるからいまさらだよね。うん。大丈夫大丈夫、それに神風なら貧相かもしれないし、恥ずかしがるようなことはないはず。

 神風についていきながら食堂の先、つまり司令官室がある方の階段をのぼる。異常に心拍数が高い気がするけど、多分気のせい気のせい......自身にいい聞かせていると、2階のすぐそばの渡り廊下を通る。

 

 暫くしてついたのは赤い暖簾のかかった趣きのある引き戸を開くと、銭湯とかでよくある着替え場だった。

 

「籠はここにおいて、さっ脱いで早く入ろ」

 

 神風は籠を置くと服を脱ぎ出す。ってそんな堂々と⁉︎は、恥ずかしくないのか!何で平気なんだよ。

 

「ん?どうしたの望月。ほらはやく脱ぎなよ......あー!一人で出来ないだね!よーしわたしが手伝ってあげる!」

 

「い、いや⁉︎大丈夫だから自分でできるって」

 

「遠慮しなくていいわよ!ほらっ逃げないの!」

 

「や、いいってぇ⁉︎」

 

 ぎゃーうぎゃあわわ、どんどん服が脱がされてる⁉︎ていうか思ってたよりほどほどにある、じゃなくてぎゃー身長差なのか⁉︎力の差なのか⁉︎望月の柔肌が晒されていく。

 

「あっ、待て待って、最後の砦がぁああ」

 

「ふぅ、なかなか抵抗するわね?もしかして望月ってお風呂が苦手なのかしら、よし!ほら、いきましょうか♪」

 

 む、無念。抵抗虚しく生まれたての姿に。出来るだけ、神風の方を見ないようにしながら渋々風呂場に入っていく。まぁ力で負けて引っ張って連れていかれてるので入らないという選択肢はないのだが。

 

「まずは身体と髪を洗わないとね」

 

「あ、それは自分で」

 

 自分でやるって言う前に風呂椅子に座らせられた。神風は丁寧にあたしの髪を櫛でとく。

 

「望月の髪ってかなり自由ね。癖っ毛もあるしこれは洗うのが大変かも」

 

「ん〜、そう」

 

 為されるがままに神風の好きにさせる。丁寧な手つきで髪を毛先から洗っていくのが気持ちよくてまぁいいかな、と身を任せた。

 

「よし、頭はこれで終わり、それじゃ今度は身体ね!」

 

「んぁ?からだ?.....はっ!まっ待って、ひゃあ!?」

 

 脇腹を軽く撫でられた瞬間、あまりのくすぐったい感覚に思わず声が出る。それでも構わず身体中を洗う神風。手で口を覆って声が出ないように我慢する。ていうか神風!お願いだから少しゆっくりやってほしいんだけど⁉︎くすぐったくてたまらん。

 

「こら、動かないの!ちゃんと洗えないでしょ!ほら最後に足だよ、ちゃんと洗わないと臭くなるんだから」

 

「ひゃ、ははは!く、くすぐったいって、かみかじぇ!」

 

「もう、我慢して暴れないの、ちょんと小指の間もしっかりやらないと」

 

「んー!だからくすぐったいっていってんじゃん!」

 

 神風全然聞いてくれない!あーもう自分で洗う時より誰かに洗ってもらうと足ってくすぐったい。それに神風の力加減が余計に......

 

「はい終わり、あとは流すだけね。じっとしててね」

 

「はぁはぁ、ん、わかった」

 

 やっと終わった。神風が身体をゆっくりとお湯で流してくれる。

 

「それじゃ、わたしは自分で洗うから神風は先にお風呂に浸かってて良いよ」

 

「わかった......そう、する」

 

 仕返しに洗おうか、とか思ったけどさすがに女の子の身体を洗う勇気はなくて、でもあの神風のを触ったらって思うと、これはさ、さすがに変態過ぎる。一瞬でも意識した煩悩を何とか振り切って、先に風呂に浸かりに行った。

 

 

 




 私には煩悩を書く勇気はないです。

登場させるならヲ級とヌ級×2のどっちがいい?

  • ヲ級たん、ノーマル
  • ヌ級たち イージー
  • 第三の選択肢、レ級 ベリーハード
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