◾︎レジェンダリア???の森 西側
「さてと、西側に来たは良いもののここら辺は動物系が多いな。ダッシュボアやパワーベア、ストライクウルフ、パシラビットがいるな。特にダッシュボアはやばいな。AGIがかなり高いから魔法職のおれと相性が悪いんだよな。」
西側の森はかなりの種類の動物が生きている。魔法職のおれとしてはフィジカルに優れたモンスターが多いここの森は相性が悪い。
今度からウッディ当たりを連れてきた方がいいかもしれんな。
5時間ほど西側の森でゴブ5と探索をしたところ【魔術師】のLvが30になりゴブ5のLvが8まであがった。
Lvもあがったしそろそろ帰るか。マップ上ではもうすぐで迷宮に帰れるはずだ。
「だいぶここら辺は探索し終わったな。ん?どうしたゴブ5。」
斥候として周りを探索していたゴブ5が前から大慌てで走ってきた。
「ゴブゴブゴブ!」
「「「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」」」
ゴブ5の後ろから前腕が異常に発達している熊が激怒しながらこちらに走り込んでくる。
しかも1匹ではなく3匹同時で来ていた。
「おいおい1匹ならまだしも3匹同時はやべえ!!!!迷宮まで逃げるぞ!」
幸いAGIはそれほど高くないのかギリギリ追いつかれずにすんでいる。
しかし、殺意MAXなのか見逃してくれる気配が一切ない。
「マップ上ではあと5分くらいのとこだぞゴブ5!!頑張って走れ!」
「ゴブ!」
◾︎レジェンダリア???の森 エスケープの迷宮 ポチ太視点
ポチ太は今日の迷宮防衛で【ストライクウルフ】に進化していた。
マスターの役にたちたく積極的に侵入者を食い殺す迷宮1の働き者である。
「今日も迷宮防衛疲れたわん。でも、そのおかげで【ストライクウルフ】に進化できたワン。早く主に褒めてもらいたいワン!」
「ぽ…………太…………!!!!」
「ワン?」
迷宮の外からかなり切羽詰まった主の声が聞こえてきた。
外を見ると涎を垂らしながら主を喰い殺そうと迫っているクマ3匹を背景にしながら主とゴブ5が走っている。
「ポチ太!!!!陣形を整えろ!!迎撃準備だ!」
主の声にポチ太はすぐさま反応し洞窟内の同胞に陣形を組ませる。
全ては主のために。
◾︎レジェンダリア???の森 エスケープの迷宮 エスケープ視点
ポチ太に迎撃専用の陣形を組ませた。
これは北の2m級のバカでかいゴブリンを見た時から考えていた。
圧倒的強者に対抗するための、そして圧倒的強者を殺すための陣形だ。
そして良く見ると、ポチ太とウッディが進化していた。
ポチ太は毛皮が黒くなり身体も全体的に大きくなっている。
ウッディは背の高さはあまり変わらないが身体が前よりガッシリして、身体全体が薄く光っている。そういう魔法を使うモンスターに進化したのかもしれん。
陣形の内容はこうだ。最前線にウッディとその補助でゾンビ4体、遊撃でゴブ小隊とポチ太、遠距離攻撃でおれとゴブマジ、ゴブアチャだ。
ゾンビ4体の高い耐久力と再生力を活かし足止めしてる間に魔法とゴブ小隊のラッシュでハメ殺す作戦だ。ゾンビはLvが低いため高確率でだれか死ぬがそれはしょうがないだろう。これくらいしないと強者には勝てない。
ついにおれとゴブ5はゾンビの横を走り抜けた。
「「「「ヴァヴァヴァヴァ!!!!!!!!!!!!!!」」」」
「………………!!!!」
「「「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」」」
ゾンビ小隊とウッディが前腕クマと激しくぶつかりあっている。
「ワンッワンッワンッ!!!!」
ポチ太がなにかのスキルを使い後ろから首もとに噛みつきかなりのダメージを与えている。
ウッディも自分自身にバフと回復魔法を使いながらかなり善戦している。
「お前ら!魔法使うから離れろ!!!!」
おれの合図とともにゴブマジ、ゴブアチャ、おれから遠距離攻撃を行った。ゴブマジ、ゴブアチャの威力はそんなだがおれの《ファイアボール》はかなりの威力をだしている。
いちばん小さなクマを瀕死にまで追い込めた。
そして《アース・ウォール》を使いクマ同士を分断する。
「いまだ!!!!ゴブ小隊!!!!小さなクマを刺し殺せ!!!!」
「「「「ゴブ!!!!」」」」
分断され、瀕死のクマを殺すことに成功した。
これでかなり戦局は楽になる。クマ1人にゾンビ4体を付けれるからな。
「よし、ゴブ小隊!!!!いちばんでかいクマは後回しだ!もう1匹を殺れ!」
ゴブ小隊は個としては弱いが連携はピカイチだ。やはり、格上を殺すには数による圧殺だな。
ゴブ小隊は連携をとり、中クマが反撃するタイミングを隊として潰し何もさせずに完封した。おれの《ファイアボール》でクマの足があまり動かなかったのが効いたかもしれん。
だがいちばんでかい前腕クマがやばい。ポチ太とウッディ、ゾンビ4体で挑んでいるがあまり成果はない。魔法もあまり効いていないようだ。
ゾンビ小隊が傷を負う覚悟で襲いかかっても薙ぎ払われて何もできていない。ウッディはかろうじで盾と片手剣を使い渡り合えているがバフがきれれば時間の問題だろう。
しかし、それも想定済みだ。何も魔法や力が戦いの全てでは無い。
とりあえず殺せればそれで良い。その一手は最初から撃ってある。
それはゴブアチャが放った毒矢だ。
これは森の南側で発見した毒草を素に作ったものだ。
南側は薬草の宝庫でもあるため、もしやと思い探してみたところ毒草も南側と西側の間に大量に生えていた。
毒がいつ回るのかヒヤヒヤしたがなんとか成功したようだ。
「グア……グア……」
明らかに動きが鈍り顔が苦しそうに歪んでいる。
「これで終わりだ。お前らやれ!!!!」
「ワンッワンッ!!!!」「………………!!!!」「「「「ヴァヴァヴァ」」」」
「グア………………。」
今回はかなり危なかったな。次回からは探索にウッディかポチ太を連れていこう。
「お前らよくやったな!おれの勝利だ!!!」
「ワンッワンッ!」「…………」「「「「ゴブゴブ」」」」
「「「「ヴァヴァヴァ」」」」「「ゴブゴブ」」
「よし、とりあえず進化したポチ太とウッディを確認するか。ん?」
ゴブ小隊を見ると、ゴブ小隊が光り輝いている。
「これは進化するのか?」
光り終わると、前より身体が全体的に大きくなった。ゴブリンが4体いた。
「「「「ゴブゴブ」」」」
確認してみた所【ゴブリンソルジャー】というのに進化したらしい。
スキルとして《連携》《怪力》《剣術》を取得している。
より一層連携がとれる小隊になるだろう。
ポチ太を確認してみた所、ポチ太は【ストライク・ウルフ】に進化し、ウッディは【ライトウッド・ゴーレム】に進化している。
ゾンビ小隊もLvが5にあがり、ゴブアチャ、ゴブマジもLv5まで上がっている。
ゴブ5は……?気づいたらゴブ5がいないな。どこだ?
すると後ろからいきなり肩をトントンと叩かれた。
「うおっ!なんだ?」
そこには顔に黒いスカーフをつけたゴブリン跪いている。
「お前まさかゴブ5か?」
「ゴブ……」
「お前も進化していたのか。どれどれ。【ゴブリン・スカウト】か。
素晴らしいぞ。さすがだゴブ5。スキルも《危険察知》や《遠視》、《殺気感知》、《暗視》、《採取》をもっているのかさすがだな。戦闘スキルはないが問題ない。」
そうだ。【クノッソス】もついでに確認しておこう。
所持DP:1100
生成可能物: ゴブリン、レイス、ウッドゴーレム、ティールウルフ、パシラビット、スケルトン、マナ薬草、スピ薬草、ミランの実、アボンの実、ミカ薬草、ハイマナ薬草、ハイスピ薬草、木の盾、木の片手剣、木の弓矢、木の杖、ゴブリンソルジャー、枯木草、ゾンビ、パワーベア、バイオレンス・パワーベア、
DPがかなり溜まっているな。これを使ってどうにか戦力拡大をしたいものだが…
バイオレンス・パワーベアは召喚に2000DPかかるのか高いな……
今後の戦力拡大としてどうして行くべきだろうか。
目先の1番の脅威としては北に居る大規模なゴブリンだ。
特にあの2m超えの大型ゴブリンはやばい。
今日のバイオレンス・パワーベアよりも強いだろう。それにゴブリン共はとにかく数が多いからな。少なくて100もしかしたら1000はいるかもしれん。
それに、東の森にもバイオレンス・パワーベア以外にもやばいやつがいる可能性は高いんだよな。どうしたもんか。
明日も投稿します。