全く触れないのもありといえば、ありなんですよね。
パートが違うし、接点もないのでね。
「ねえ」
要件を終え、廊下を歩いていると、吉川先輩に声を掛けられた。
「あんたに話があって来たの」
「…分かりました。人気のない所行きましょう。ここだと話にくいでしょうから」
そして、先輩と共に、人気のない階段までやってきた。
「香織先輩がソロの所を練習してるの見た」
「はい、この目でしっかりと見ました。納得してなさそうでした」
「納得?」
「はい、この結果を受け止めきれてない、そんな感じでした。チャンスがあるなら、満足したい。納得したい。そう言ってるように見えました」
「そう…」
僕の言葉を聞いた吉川先輩はそう呟き、本題であろう言葉をぶつけてきた。
「…それで…あんたは、高坂と香織先輩、どっちが吹くべきだと思ってる」
「…そうですね…今の部活の雰囲気的には香織先輩ですかね」
「…っ!!」
「でも…そうしてしまうとオーディションの意味が無いんですよね。結局。上級生を優先してしまう事になるので。今後の北宇治の為なら、麗奈が吹くべきだと思うんです」
「やっぱり…そうなのね…」
「吉川先輩の気持ちも分かりますよ。去年、二年生の為に頑張ってきた先輩が、最後に報われて欲しいって気持ちは」
「…っ!!あんた、なんで知って…!!」
「さあ?なんで知ってるんでしょうね」
僕はそう濁して、先輩の元を後にした。
「優子と何の話をしてたの?」
「オーディションの話をしてました」
「あーやっぱり、その話かー」
校門を出ようとした時、夏紀先輩に声を掛けられて一緒に帰る事になった。
話をするが、吉川先輩の事、オーディションの話をしていた。
「優子はなんて?」
「香織先輩に吹いて欲しいって事を言われました」
「優子は、香織先輩信者だからね。無理もないか」
「マイエンジェルって言ってるくらいですからね」
本当。香織先輩の事になると、人が変わったように変貌する。
最初、見た時は凄かった。
「でも、こんな調子だと、府大会大丈夫なのかな」
「あはは…銅賞になりそうですよね…」
「本当だよー私が落ちた意味がないんですけどー」
「あはは…」
夏紀先輩とそう話した翌日。そのチャンスはすぐにやってきた。
今日もまた、コンクールメンバーのサポートとして、音楽室に来ていたのだが。さっきからララちゃんにずっと話かけられていた。
「はい。えと、もう少ししたら先生が来ると思うけど、その前にみんなに話があります」
晴香先輩が教壇の前に立ち、そう話を切り出した。
「だから、ララ思った」
「ララちゃん、今は静かに…」
「二人とも聞いて」
「あ…はい」
「すいません…先輩…」
巻き込まれてしまったけど、致し方なし。
話を聞いていない方が悪いので、ここは素直に謝る。
「最近、先生について根も葉もないうわさをあちこちで聞きます。そのせいで集中力が切れてる。コンクール前なのに、このままじゃ金はおろか銀だって怪しいと私は思ってます。一部の生徒と知り合いだったからと言って、オーディションに不正があったことにはなりません。それでも不満があるなら裏でコソコソ話さず、こで手を挙げてください。私が先生に伝えます。オーディションに不満がある人」
晴香先輩がそう聞き、不満がある先輩達は手を挙げる。
とそこに_
「この手は?」
音楽室に入ってきた先生は、今の状況を見てそう聞いてきた。
「オーディションの結果に不満がある人です」
「優子ちゃん!」
先生の質問に、馬鹿正直に答える吉川先輩とそれを止める香織先輩。
それを受け止めた先生は、部員達に驚く事を発した。
「来週ホールを借りて練習することは皆さんに伝えてますよね。そこで時間を取って、希望者には再オーディションを行いたいと考えています」
滝先生がそう言うと、部員達に残念ながら起こった。
「前回のオーディションの結果に不満があり、もう一度やり直してほしい人はここで挙手して下さい。来週全員の前で演奏し、全員の挙手によって合格を決定します。全員で聞いて決定する。これなら異論はないでしょう」
滝先生も、ここまで話が大きくなっていれば今の状況を理解していた。
さてと…香織先輩…先輩は、どうしますか。
「では聞きます。再オーディションを希望する人」
滝先生がここに居る部員にそう聞いた。
すると、席を立つ者が居た。
「ソロパートのオーディションを、もう一度やらせてください」
それは、覚悟を決めた香織先輩だった。
「わかりました。では、今ソロパートに決定してる高坂さんとふたり、どちらがソロにふさわしいか、再オーディションを行います」
先生の言葉は、教室に響き渡り、不穏な空気はどこかへと流れていった。
特典、知り合いから譲ってもらったりするんですけど、佳穂ちゃんと緑輝しか出ない。みぞれ先輩が一向に出る気配がない。
一枚は交換してもらえたんですけどね。あはは……
この作品のヒロインは
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高坂麗奈
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佐々木梓
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鳥塚ヒロネ
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島りえ
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植田日和子
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高野久恵
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吉沢秋子
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牧誓
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福井さやか