AIの進展が凄いのは認めてるんですけど、映像は…ね。見極めが大事ですね。
今日は投稿間隔変えます。
ご注意を。今日は特別です。
季節は本格的な夏に入った。
そして、明日にはいよいよ麗奈と香織先輩の再オーディションの日でもあった。
「暑いねぇ」
昼時、僕はクラリネットパートのメンバーを昼食を摂っていた。
高久さんは、加瀬先輩と食べると言ったのでここには居ない。
「汗が止まらなくて大変だよ…」
高野はそう言って、制服の袖で汗を拭っていた。
「浩輔君も暑いなんて思うんだね」
植田がそう聞いてくるが、当たり前の事を聞いて来てちょっとびっくりした。
僕の事をなんだと思っているんだ。
「うん、こんだけ暑いと嫌になる…」
「野球やってたのに、浩輔君もそう思うんだ」
「野球やってたとしても、みんなと思う事は一緒だよ」
野球をやっている時は、そこまで気にしてなかったけど、こんなに暑いなんてな…
いや、今年が暑いだけか…そう思わないとやってられない。
「浩輔君、それ貰っていい?」
植田は、僕の弁当に入っている卵焼きを指しながら聞いてきた。
「えっ?いいけど」
「じゃあ、貰い~!」
そう言って、植田は卵焼きを一つ取って口に放り込んだ。
「美味しい~これって浩輔君のお母さんが作ったの?」
「ううん、お母さんじゃなくて僕が作った」
「ええ!?本当に!?」
僕がそう言うと、植田が驚いていた。
お母さんに負担をかけたくなくて、中学の時に始めたのが良かったのかな。
「私が作るのより、上手なんだけど…」
「そんなに!?」
「ねえねえ、私も貰っていい?」
「高野まで…まぁ、いいけど」
植田の言葉を聞いて、欲しくなったのか高野まで聞いてきたので、僕は彼女に卵焼きをおすそ分けした。
「うん、美味しい、これ何使ってるの」
「えっとね…だし系を入れて」
「だし系かー私の家は、砂糖を入れるから」
「甘い系ね、そっちも美味しいよね」
卵焼きは、家庭の味が出るからね。
好みもあるし、チーズ入れたり、海苔を入れたりと様々だ
「私、貰ったし、これ食べて。私が作ったのだけど」
高野はそう言って、自分の弁当を差し出してきた。
「貰っていいの?」
「うん」
彼女がそう言うものだから、遠慮なく貰う事にした。
「甘い卵焼きも良いね。美味しいよ」
「良かった」
僕が美味しかったと言うと、高野は喜んでいた。
「交換っこいいなぁー」
「日和子、もう食べてしまってるから」
高野の言う通り、植田は自信の卵焼きを食べてしまっている為、弁当の中は既にからっぽだった。
僕は、苦笑いを浮かべるしかなかった。
「今度、また持ってくるから交換っこしようよ」
「うん、約束ね」
-翌日-
「おおおお 広いね」
「本番はここよりさらに大きなホールです。これで驚いていたら飲まれてしまいますよ」
僕達は、ホールにやってきた。
滝先生の言う通り、今の状態で驚いていると、呑まれてしまう。
「そ、そっかー」
「加藤と私、工藤は出ないでしょ?」
「夏紀先輩、来年がありますよ」
「楽器きましたー手の空いてる人は手伝って下さーい」
「ではみなさん、準備を始めましょう。中世古さん、高坂さん、二人は準備はいいのでオーディションの用意を」
『はい』
麗奈と香織先輩は元気よく返事を返した。
「ナックル先輩ー重たいの任せてくださいー」
「工藤、やる気だなーよし!やるぞー!」
ナックル先輩と意気投合していると、背中を叩かれた。
振り向くと麗奈が立っていた。
「頑張ってくるから」
「えっ、う、うん?」
麗奈はそれだけ言うと、僕の前から去って行った。
「これ持っていってくれ」
「オッケーです」
********
「では、これよりトランペットソロパートのオーディションを行います。両者が吹き終わった後、全員の拍手によって決めましょう」
ホールに滝先生の言葉が響き渡った。
「ではまず、中世古さん、お願いします」
滝先生の言葉により、香織先輩のトランペットの音がホールに響きわたる。
吉川先輩の言う通り、十分ソロが務まる腕だ。
「ありがとうございました」
部員達から拍手が起こる。
「では次に高坂さん、お願いします」
続いて麗奈の音が響き渡る。
そういえば、麗奈の音をこうやってしっかりと聞くのはいつぶりだろう。
香織先輩も上手だけど、現実は非情だった。
麗奈の音は、この場に居る者を黙らすには十分だった。
「ありがとうございました」
麗奈がそう言う時には、先輩達は呆気に取られていた。
「ではこれよりソロを決定したいと思います」
しかし、滝先生は待ってくれない。
「中世古さんがいいと思う人」
先生がそう言うと、吉川先輩、晴香先輩が拍手を送った。
それでいい。自分の信じているものを信じればいい。
「では、高坂さんがいいと思う人」
先生がそう言うと、ざわめきが起こる中、久美子が立って拍手を送った。
僕も拍手を送った。その時、麗奈と目が合ったような気がした。
「中世古さん あなたがソロを吹きますか?」
滝先生…なんと非情な事か…そんな事を先輩に聞くなんて…
「吹かないです、吹けないです」
香織先輩………
「ソロは高坂さんが吹くべきだと思います」
香織先輩がそう言った時、吉川先輩は泣き始めてしまった。
先輩から話を聞いていたので、気持ちは痛い程分かってしまった。
「高坂さん」
泣きじゃくる吉川先輩を後ろ目に、滝先生は麗奈に問いかけた。
「はい」
「あなたがソロです。中世古さんではなく、あなたがソロを吹く。いいですか?」
「はい」
こうして、麗奈がソロとして決まった。
super beaverの『人として』って曲良いですよね。
今の状況にも合う曲だと思ってます。
この作品のヒロインは
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高坂麗奈
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佐々木梓
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鳥塚ヒロネ
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島りえ
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植田日和子
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高野久恵
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吉沢秋子
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牧誓
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福井さやか