pixivならあるのかな。
さやかちゃんは見つけたけど。
それと、原作をちょくちょく集めてます。
電車移動中に読んでますわ
いよいよコンクールの日がやってきた。
僕は、パート教室に向かった。
「おはよう。高久さん。植田」
「おはよう…工藤君」
「浩輔君、おはよう!」
パート教室には、高久さんと植田の二人が居た。
先輩達はまだ来ていない様だった。
「うん、おはよう。二人ともコンクール頑張ってね」
「頑張る…!」
高久さんは、グッドサインをして言ってきた。
「私も私も!頑張るよ、久恵と浩輔君の分まで」
そう言ってくれる植田の気持ちは本当に嬉しかった。
「それじゃあ、また後でね」
その後、音楽室で今日の動きを確認して、もなかの方に合流して、楽器運搬の時間になった。
「ナックル先輩、これよろしくです」
「おう!」
ナックル先輩と息を合わせて、楽器をトラックの中に積んでいく。
「工藤が居て助かるよ」
「いえいえ、力だけは有り余ってるんで。あ、チューバが来ましたよ」
「よっしゃー今度は俺が運ぶぜ!」
ナックル先輩はそう息込んで、葉月ちゃんが持ってきたチューバを持った。
「うおっ 重っ!」
「チューバですから!」
「ナックル先輩、こっちです」
「任せておけー!!」
ナックル先輩はそう言って、気合で乗り切った。
********
楽器をトラックに積んでから、いよいよ会場に向かう時がやってきた。
モナカの僕達は、電車で向かう事になっている為。コンクールメンバーとはここで一旦お別れだ。
「お前ら気持ちで負けたら承知しないからな。わかったか!」
松本先生の声が相変わらず飛んでいた。
滝先生もタキシードを着てやってきたので、女子からは歓声が沸いていた。
「先生、ちょっといいですか?」
晴香先輩がそう言ったのと同時に、僕達モナカは皆の前に立つ。
「えー、私たちサブメンバーのチームモナカが、みなさんへのお守りを作りました。今から配りますので、どうぞ受け取ってください」
「イニシャル入りです」
森田先輩、夏紀先輩がそう言い、僕達でみんなにお守りを配りだす。
「鳥塚先輩は…これです」
「ありがとうー!」
「えっと…次は臼井先輩に…」
クラリネットパートは、高野と分担で配る。
「瀧川、お前の分な」
「工藤が作ったのかこれ」
「これって言うな。瀧川のは先輩が作った」
「へ~」
そして、全員にお守りを配り終えた。
「みんな行き渡りましたか?まず、毎日遅くまで練習する中、全員分用意するのは本当に大変だったと思います。ありがとう」
晴香先輩は、僕達もなかに向けてそう言ってくれる。
みんなからも拍手が送られた。うん、気持ちが良い。
「ではそろそろ出発します」
晴香先輩がそう言って、滝先生が割って入ってきた。
「部長から皆さんへ何か一言」
「えっ私ですか?」
「よっ!待ってました、部長様!」
あすか先輩がそうやって盛り上がる。
部員達の中からくすっとした笑いが起こった。
「ちゃかさないの。代わりに話させるよ?」
「こほん、ではユーフォの歴史について」
あすか先輩はそう言って、話をしようとして、晴香先輩が止める。
そんなやり取りをして、部員達にまた笑いが起こる。
「えと、今日の本番を迎えるまでいろんなことがありました。でも今日は、今日出来る事は、今までの頑張りを思いを全て演奏にぶつけることだけです。それではみなさん、ご唱和ください。北宇治ファイトーーー」
『おーーー!!』
「さあ、会場に私たちの三日月が舞うよ!」
『おーーー!!』
「はしゃぎすぎだ!」
松本先生に怒られてしまった。
そして、コンクールメンバーはバスに乗り込み、学校を後にした。
「バスも行ったね。じゃあもなかは、音楽室を軽く片付けてから電車で向かいます。会場に着いてからは、さっき打ち合わせしたとおりだから、搬入の順序とか注意してね。こういう所でつまずくと、演奏にも影響が出るからしっかりやろう!」
『はい!』
友恵先輩の言葉に、気合が入った。
「それじゃいくよ~!」
「もなか~ファイト~!」
『お~!』
そして、僕達は校舎に戻り、音楽室を片付け始めた。
「ナックル先輩…忘れていったのかなこれ」
「どうしたの浩輔君」
僕が目に入ったのは、一番大きなマレットだった。
そんな僕に声を掛けてきた友恵先輩に聞く。
「ナックル先輩が忘れていったんですかね。これ」
「ああ、ナックル先輩忘れていってしまったのかな」
「持っていきます?」
「そう、だね。万が一の事があるからね」
友恵先輩はそう言って、マレットを手に取った。
「他にも忘れ物がないか、一応見ておこう」
「ですね」
その後、友恵先輩と忘れ物がないか、丁寧に見渡して問題が無かったので、11人で駅に向かった。
「学校、誰も居なかったですね」
「これで忘れ物があったとか着たら最悪だよー」
友恵先輩がそう言っていると、先輩の携帯が鳴りだした。
「何々って、ナックル先輩?」
先輩はそう言って、電話に出た。
「大きなマレットですか?それなら_」
そんな会話が聞こえてきて、電話はあっという間に終わった。
「ナックル先輩、なんて言ってました?」
「一番大きなマレットを 部室に忘れてきたって」
「念のために持ってきてて良かったですね」
「うん、鞄の中に……」
友恵先輩はそう言って、鞄をガサガサとし始めた。
「…先輩……?」
「どうしよう…あたし、音楽室に置いてきちゃったかも…
『ええええ!?』
友恵先輩の言葉に、みんなで悲鳴を上げた。
「どうする?」
「間に合わないよ~」
「学校に誰も居ないので、持ってきてもらうのも無理ですし…」
どうしようと思っていると、葉月ちゃんが
「私、取ってきます!」
と言ったので、僕は彼女に大丈夫と聞いたが、
「大丈夫!走るし、あとの電車で追いかけるから、みんなは先行ってください」
とだけ言って、葉月ちゃんは行ってしまった。
「大丈夫かな」
「大丈夫だよ加藤だもん」
「ここは葉月ちゃんに任せて、僕達はやれることをしよう」
「うん、浩輔君の言う通りだよ」
友恵先輩の言葉で、僕達は葉月ちゃんを置いて、先に会場に向かった。
-会場-
「葉月ちゃん!こっちこっち!」
会場に着いて、葉月ちゃんの事を待っていると、走ってやってくる彼女の姿が見えた。
僕は、大声で彼女を呼ぶ。僕の声に気付いた彼女は、加速して僕の前にやってきた。
「間に合った?」
「間に合ったよ!」
その後、ナックル先輩の元にマレットは渡った。
「ナックル先輩…忘れないでくださいよ…」
「悪い悪い、加藤もありがとうな」
「いえ 大丈夫です!とにかく頑張ってください!」
「堺さんも井上さんも頑張ってね」
「おいおい、そこは俺に言う事だろ!」
「もちろん、ナックル先輩も頑張ってくださいね」
「おう!最高の演奏してやるよ!」
そう言うナックル先輩は自信満々だった。
*******
「浩輔君、楽器運搬の時間」
「あっ、うん、すぐに行く」
あの後、コンクールメンバー達と合流して、しばらくして、吉沢に呼ばれたのでそう返事を返す。
「麗奈」
「何?」
「良い音を期待してる。ただそれだけ」
「うん 任せて。良い音、聞かせてあげる」
「頼もしいね。それじゃあ、僕は行くね」
僕は、麗奈にそう言って、モナカに再び合流する。
それからは、早かった。
友恵先輩からの支持のもと、動いてすぐに北宇治の演奏は始まった。
『プログラム5番、北宇治高等学校吹奏楽部。課題曲四番に続きまして 自由曲 堀川奈美恵作曲 三日月の舞 指揮は滝昇です』
「いよいよだね」
「うん、ドキドキする…」
「分かるよ…」
舞台裏で、吉沢とそんな会話をしていると、演奏が始まった。
課題曲である『プロヴァンスの風』。鳥塚先輩のクラリネットの音がよく聞こえてきた。
そして、三日月の舞。
トランペットの音が特に響き渡っていた。
「いいなぁ…」
「うん、私もそう思う」
そう言う吉沢もしっかりと音を聞いていた。
そして、麗奈のソロの部分。
「高坂さん…かっこいい」
麗奈の音を聞いて、吉沢さんはそう言った。
僕も全く、一緒の事を思っていた。
そう思っていると、12分間の演奏はあっという間に終わった。
そして、今は、結果をこの時かと待っていた。
「ドキドキするね…」
「うん、私も…」
僕の隣に居る吉沢と牧がそう言っていた。
「そうだね。僕も凄くドキドキしてる」
そう思っていると、委員の人達が大きな紙を垂らした。
そこには_
「…金だ…」
そこには、北宇治高校 金賞
そう書いてあった。
「やったーー!!!!」
「やったよーー!!!」
吉沢と牧は喜びながら、僕に抱きついてきた。
「うん…!やったよ…!」
僕も喜びながら、二人と抱きしめあう。
でも、まだだ…関西大会に行けるかはまだ分からない。
『えー、この中より関西大会に出場する学校は』
本番はここだ。そして北宇治の名前は_
「わあああああ」
その歓声は北宇治から生まれたのだった。
先日取ったアンケートご協力ありがとうございました。
麗奈と梓ちゃんは人気ですね…。
そしてヒロインは二人まで絞りました。
ヒントはこの話です。加部ちゃんはもう1作品で書くのでないですが
その話に繋がる話を書いております。
皆さんにお見せできるのは、全国大会終わってからの話になりますけども
この作品のヒロインは
-
高坂麗奈
-
佐々木梓
-
鳥塚ヒロネ
-
島りえ
-
植田日和子
-
高野久恵
-
吉沢秋子
-
牧誓
-
福井さやか