シスターフッドの大型犬ちゃん   作:ZK

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今度は上手くやろうと少し力みすぎていたので初投稿です。




5.幕間

 

アビドスとブラックマーケットから帰還して数日後。

私は大聖堂のミサに参加しています。

 

サクラコ様のお説教を聞かせて頂きつつ、万一子羊に紛れた獰猛な狼がいた場合のために、後ろに控えている。

 

サクラコ様は私も長椅子側に並ぶことを望んでいたようですが、最近は何が起こるか分かったものではありません。

 

このミサは外部の方も来られるので、何か爆弾を投げつけられる…なんてことも、あり得なくはないのでは、とつい不安になってしまって。

 

「シオン、確かに私は貴女を頼りにしていますが、無理する必要は無いのですよ…?」

 

何事もなくミサを終えた後、サクラコ様はそうおっしゃってくださった。

「いえ、サクラコ様を守ることが、私の目的でありますから…!」

 

「ですから、そのために無理をする必要は…」

 

「…サクラコ様は、私を導いてくださりました。…ですから今度は私がサクラコ様をお助けしたいのです。

羊飼いは、羊を導きますし、牧羊犬は羊を狙う狼を追い散らします。…私はそうありたいのです。」

 

私には誰かを導くことは出来ませんし、そもそも良い人間ではありません。なのでせめて、良い人を守る存在でありたい。

 

「……シオンは、きっとそう言うと思っていました。分かりました。それでは貴女が()便()()範囲でお願いしますね。」

 

「…!はい!!」

 

頼られた。尾がゆらゆらと左右に振れる。耳も、後ろ向きにペタンとしまわれてしまっていたようで、この後通りすがったヒナタさんに言われてようやく気付いた。

 

その後は、書類仕事をされるサクラコ様の側で、業務をお手伝いして過ごし、トリニティ内の教会を視察するサクラコ様に付き添う。

 

 

「私物ですのに、いつもありがとうございます、シオン。」

 

「いえ!せっかくのものですから!」

尾が振れて座席の背もたれを叩いている。サクラコ様と乗っているという事実に、少し胸の高まりを抑えられない。

 

…のだが…。

 

「こ、ここはどこだ…?」

 

「風船が…!」

 

「あーっ、大事なコイン落としちゃった!どうか行かないで…!」

 

少し困った人が見えて、どうしようかと思ってしまう。

シスターならば、助けに行くべきだろうが、サクラコ様を乗せている今、サクラコ様を待たせるのも良くないし、視察が遅れてしまう。

でも後ろ髪引かれるのもまた事実…「シオン、…迷っていますね?」

 

突然助手席(?)に座るサクラコ様に話しかけられてびっくりする。

 

「え?えぇ…しかし…。」

 

「他の方のために心を痛めることが出来ることは、シオンの美徳です。」

 

「うぇ…!?」

 

突然そう言われて顔が熱くなる。

 

「連絡はこちらで入れます。…共に行ってお手伝い、しましょうか。」

 

その時、何の因果かちょうど太陽光がサクラコ様にピンポイントに差し、神秘的な雰囲気を持った。

 

「……はい!!」

 

私はそうして、キャリアーを停めた後サクラコ様と共に、見かけた困った方をお手伝いしに戻った。

 

 

 

 

 

そうしてしばらくの後に、ところどころ制服や顔を汚しつつも、停めたキャリアーに戻る時の私の顔は、心底満足そうだったと、サクラコ様から聞きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

シオン『お久しぶりです、先生。』

 

シオン『…えっと、すみません。とりあえず遅ればせながら挨拶をと思っただけです。』

 

シオン『お忙しいところ失礼しました。』

 

シオン『世界に平穏のあらんことを。』

 

 

 

01 信仰の守護者

 

-----

 

 

仕事の関係でトリニティ近郊を訪れた。

 

 

「ダメですよ!お友達にそう簡単に銃を向けては!」

 

知っている声の主を探すと、教会の前でシオンが小学生と思しき2人が互いに向けていた拳銃を掴んでいた。

 

「そんなことでは、天国に行けませんよ?」

 

天国に行けない、その言葉に小学校低学年らしい2人は狼狽する。

 

「え!?」

「じ、地獄に行っちゃうの!?」

 

「大丈夫、まずは、銃を向けてごめんなさい、しましょうか。」

シオンにそう促されて、2人はおずおずとお互いに謝罪する。

 

「…はい。良いですね。そしたら、良いよ、と許してあげましょう。」

2人がお互いに許し合うと、シオンは拳銃を2人に返す。

 

「良いですか?銃を向けて良い相手は、悪党どもと、主の敵だけです。」

 

そうして繰り出された含みのある笑顔に、子どもたちは「は、はーい…!」と答えてその場を後にした。

 

 

"やぁ、シオン。"

 

「?…!せ、先生!?」

シオンは驚いた様子で、飛び上がる。

 

「…えっと、どこから聞かれていましたか…?

…「ダメですよ!お友達にそう簡単に銃を向けては!」…からですか!?」

 

"喧嘩を止めたのはよくやったんじゃないかな。"

 

「あ、ありがとうございます…。まぁ、私みたいなのが言っても、説得力はありませんが…。」

 

"あの2人の喧嘩を止めたのは、シオンだよ。"

 

そうして、喧嘩を止めてすっかり仲直りしている2人を見やる。

 

「…友人同士で気まずくなるのは、私が見ていても心苦しいといいますか。なので結局自分のためなんです。」

 

"それでも、他人のために動けるシオンは、素敵だと思うよ。"

 

そう言うとシオンは驚いたように身を硬直させる。

 

「……え、えっと…あ、ありがとうございます…。」

 

そうしていると、シオンの携帯が鳴る。

 

「し、失礼します…。…。すみません、先生。行かなくてはならなくて。私はここで…。」

 

そうしてシオンは一礼して、教会へ向かっていった。

 

その尻尾は、左右に振れていた。

 

 

-----

 

シオン『本日はありがとうございました。』

 

シオン『こんな私ですが、よろしくお願いします。』

 

"よろしくね。"

 

シオン『……!はい!』

 




ゆっくりやっていきます

シオンはモモフレンズが…

  • 好き
  • 興味はある
  • 少しだけ知ってる
  • 無関心
  • 嫌い
  • ペ ロ ロ 様 万 歳 
  • ペ ロ ロ が 嫌 い 
  • 傍観席
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