アビドスとブラックマーケットから帰還して数日後。
私は大聖堂のミサに参加しています。
サクラコ様のお説教を聞かせて頂きつつ、万一子羊に紛れた獰猛な狼がいた場合のために、後ろに控えている。
サクラコ様は私も長椅子側に並ぶことを望んでいたようですが、最近は何が起こるか分かったものではありません。
このミサは外部の方も来られるので、何か爆弾を投げつけられる…なんてことも、あり得なくはないのでは、とつい不安になってしまって。
「シオン、確かに私は貴女を頼りにしていますが、無理する必要は無いのですよ…?」
何事もなくミサを終えた後、サクラコ様はそうおっしゃってくださった。
「いえ、サクラコ様を守ることが、私の目的でありますから…!」
「ですから、そのために無理をする必要は…」
「…サクラコ様は、私を導いてくださりました。…ですから今度は私がサクラコ様をお助けしたいのです。
羊飼いは、羊を導きますし、牧羊犬は羊を狙う狼を追い散らします。…私はそうありたいのです。」
私には誰かを導くことは出来ませんし、そもそも良い人間ではありません。なのでせめて、良い人を守る存在でありたい。
「……シオンは、きっとそう言うと思っていました。分かりました。それでは貴女が
「…!はい!!」
頼られた。尾がゆらゆらと左右に振れる。耳も、後ろ向きにペタンとしまわれてしまっていたようで、この後通りすがったヒナタさんに言われてようやく気付いた。
その後は、書類仕事をされるサクラコ様の側で、業務をお手伝いして過ごし、トリニティ内の教会を視察するサクラコ様に付き添う。
「私物ですのに、いつもありがとうございます、シオン。」
「いえ!せっかくのものですから!」
尾が振れて座席の背もたれを叩いている。サクラコ様と乗っているという事実に、少し胸の高まりを抑えられない。
…のだが…。
「こ、ここはどこだ…?」
「風船が…!」
「あーっ、大事なコイン落としちゃった!どうか行かないで…!」
少し困った人が見えて、どうしようかと思ってしまう。
シスターならば、助けに行くべきだろうが、サクラコ様を乗せている今、サクラコ様を待たせるのも良くないし、視察が遅れてしまう。
でも後ろ髪引かれるのもまた事実…「シオン、…迷っていますね?」
突然助手席(?)に座るサクラコ様に話しかけられてびっくりする。
「え?えぇ…しかし…。」
「他の方のために心を痛めることが出来ることは、シオンの美徳です。」
「うぇ…!?」
突然そう言われて顔が熱くなる。
「連絡はこちらで入れます。…共に行ってお手伝い、しましょうか。」
その時、何の因果かちょうど太陽光がサクラコ様にピンポイントに差し、神秘的な雰囲気を持った。
「……はい!!」
私はそうして、キャリアーを停めた後サクラコ様と共に、見かけた困った方をお手伝いしに戻った。
そうしてしばらくの後に、ところどころ制服や顔を汚しつつも、停めたキャリアーに戻る時の私の顔は、心底満足そうだったと、サクラコ様から聞きました。
***
シオン『お久しぶりです、先生。』
シオン『…えっと、すみません。とりあえず遅ればせながら挨拶をと思っただけです。』
シオン『お忙しいところ失礼しました。』
シオン『世界に平穏のあらんことを。』
01 信仰の守護者
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仕事の関係でトリニティ近郊を訪れた。
「ダメですよ!お友達にそう簡単に銃を向けては!」
知っている声の主を探すと、教会の前でシオンが小学生と思しき2人が互いに向けていた拳銃を掴んでいた。
「そんなことでは、天国に行けませんよ?」
天国に行けない、その言葉に小学校低学年らしい2人は狼狽する。
「え!?」
「じ、地獄に行っちゃうの!?」
「大丈夫、まずは、銃を向けてごめんなさい、しましょうか。」
シオンにそう促されて、2人はおずおずとお互いに謝罪する。
「…はい。良いですね。そしたら、良いよ、と許してあげましょう。」
2人がお互いに許し合うと、シオンは拳銃を2人に返す。
「良いですか?銃を向けて良い相手は、悪党どもと、主の敵だけです。」
そうして繰り出された含みのある笑顔に、子どもたちは「は、はーい…!」と答えてその場を後にした。
"やぁ、シオン。"
「?…!せ、先生!?」
シオンは驚いた様子で、飛び上がる。
「…えっと、どこから聞かれていましたか…?
…「ダメですよ!お友達にそう簡単に銃を向けては!」…からですか!?」
"喧嘩を止めたのはよくやったんじゃないかな。"
「あ、ありがとうございます…。まぁ、私みたいなのが言っても、説得力はありませんが…。」
"あの2人の喧嘩を止めたのは、シオンだよ。"
そうして、喧嘩を止めてすっかり仲直りしている2人を見やる。
「…友人同士で気まずくなるのは、私が見ていても心苦しいといいますか。なので結局自分のためなんです。」
"それでも、他人のために動けるシオンは、素敵だと思うよ。"
そう言うとシオンは驚いたように身を硬直させる。
「……え、えっと…あ、ありがとうございます…。」
そうしていると、シオンの携帯が鳴る。
「し、失礼します…。…。すみません、先生。行かなくてはならなくて。私はここで…。」
そうしてシオンは一礼して、教会へ向かっていった。
その尻尾は、左右に振れていた。
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シオン『本日はありがとうございました。』
シオン『こんな私ですが、よろしくお願いします。』
"よろしくね。"
シオン『……!はい!』
ゆっくりやっていきます
シオンはモモフレンズが…
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好き
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興味はある
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少しだけ知ってる
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無関心
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嫌い
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ペ ロ ロ 様 万 歳
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ペ ロ ロ が 嫌 い
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傍観席