17歳独身修行中行商人 作:ハンバーグ
クロノワーク
先の戦争で男性の数がかなり減り、貴族の次女ですら結婚が危ぶまれているブラックゴリラ国家。
此処から東にかなり行った所にある商業国家『トーイ国』から一人の青年が修行としてクロノワークに訪れた。
シュギョー・ショニン
トーイ国の掟で、十五歳になった男子は五年間国から離れ一人前の商人になるべく修行するのだ。
シュギョーも最初はクロノワークでは商売するつもりは無かったが、クロノワークを中心にトンネルが開通したりと商売にもってこいの地に変貌したのだ。
そして現在、シュギョーはクロノワーク人が何を求めてるかを探るのだが⋯⋯
「えっと⋯⋯酒、武器、防具、酒、酒、男、酒、男、男、男と⋯⋯蛮族かよ!?」
クロノワーク国では貧困が長かったせいか、一時の快楽のみを求めているのだ。
ちなみに国の特産品は無く、騎士達がとてつもなく強いくらいしか無いのだ。
特に騎士団王女護衛女騎士部隊々長『キガ・メイル』や各隊長はゴリラと呼ばれる程の実力者で、盗賊を『野生の豚の貯金箱』と呼ぶほどイカれている。
そして何より男の数が少なく、性に奔放過ぎる国である。
大国のソクオチ王国から若い文官男子が大量に来た時には、飢えたピラニアの群れに牛肉を放り込むと比喩されその通りクロノワークの女騎士達に全員食べられた。
とまぁ、脳筋無秩序こそがクロノワークと言えよう。
そして、そのピラニアの群れの中に若い商人が来よう物なら⋯⋯
「うぉっ!?ゾッとした⋯⋯何だ何だ?」
クロノワークの女騎士達に性的な目で見られ、ゾッとしているシュギョー。
「取り敢えず、ここで良いか」
そこそこ人通りのあるところで荷を広げ商売の準備をする。
「ん?アンタは何売ってんの?」
金髪に三白眼の女騎士がシュギョーに話しかけてきた。
鎧を着ているところから察するに警備でもしているのだろうか?
「自分はトーイ国特産の干物を売ってますよ」
トーイ国は海が近くにあり、新鮮な海産物やその干物等が特産品なのだ。
一時の快楽のみを求めるクロノワーク人に宝石やドレスなんて売れないと読み、変わりに肴になる物を売るのだった。
「へぇ〜酒有る?」
「北で飲まれてる酒精の強いのなら有りますが」
「んじゃそれ3本とこっから此処までの干物全部」
「まいどあり、一金になります」
ちなみに一金とは金貨一枚の事で、騎士隊長の給料が金貨九枚である。
「結構するわね」
「その分味は良いですから」
ちなみにこの女騎士の名前はキガ・メイル
一応大貴族キガ家の四女で33歳独身、男性経験無しで休みの日はもっぱら飲んでソロプレイに勤しむゴリラだ。
メイルが品を受け取ると、いつの間にか店には列が出来ていた。
クロノワークでは珍しい若い男の商人、それをいただこうと飢えた女騎士達が並んだのだ。
そして何とか今日は売り切れ続出し、無事貞操も守り抜けたのだった。
シュギョー・ショニン
トーイ国から来た行商人
独自のルートで色々な商品を取り揃えれる
戦闘力は護身術程度だが持っている
解説コーナー『独身女騎士隊長ってどんな作品?』
33歳独身女騎士隊長のキガ・メイル視点でストーリーが進むエロ下ネタ満載のギャグ漫画
ただ物凄く為になったりするシーンもあるし、独特な感性のセリフ例えば「忠義と怠惰と欲が混ざったマヨネーズの様な女」とかでハマる人はハマる作品
ちなみに作者は貞操逆転世界を描いた方です