機動戦士ガンダム 地球に幽閉された英雄のRX-78(意味深)が限界突破のフルドライブ! 連邦軍上層部、アムロの夜のニュータイプ能力を恐れてハニートラップの仕込みを開始する 作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
宇宙世紀0093年3月12日。前話にてクェスが「マザー、私の手を……」と呟きながら散華したその断末魔の残響、そしてチェーン・アギの21歳人工バブみ大爆発パルスを被弾し、マザコンリビドーを最高電圧までリブートさせたアムロ・レイ(29歳)のνガンダムは、サザビーの脱出ポッドをアクシズの岩肌に物理ドッキング(ブチ込み)したまま、地球の母性を守るための限界摩擦マニューバ(押し返し)を継続していた。
「シャア! 貴様の歪んだロリコン・マザコン回路のサクリファイスに、地球の全母性を付き合わせてたまるかッ! νガンダムは伊達じゃないんだッ!!」
「(……おのれアムロ! 技術官の女の全肯定エネルギーで完全起立したその機体で、私を岩肌に擦り付けるなど……! だが、私の脳内センサーには今もララァという名の母親が……ッ!)」
コックピットでアムロとシャアが極大の大混線(幼児退行バトル)を展開する中、アクシズの戦火は最終臨界へと突入していた。
ロンド・ベルの旗艦ラー・カイラムでは、ブライト・ノアが胃壁を消滅させながら核パージマニューバを敢行。アクシズの核ノズルを物理破壊して小惑星を二つに爆破パージしたものの、割れた片割れは地球の重力圏(引力バリア)に捕らわれ、落下を止められない。
「アムロ! もういい、離れろッ! 29歳のエースがそこで無駄死にすることはないッ!」
ブライトの制止も虚しく、νガンダムのサイコフレームは、散華したチェーンの遺志と共振して緑色の「オーバーロード・バブみ・フィールド」を全開展開! そのとき、宇宙世紀の因果律を根底から揺るがす奇跡(システムエラー)がリアル降臨した。
ヒュン! ヒュン! ヒュン!
「な、何なんだ……!? 連邦のジェガンだけでなく、ネオ・ジオンのギラ・ドーガまでが僕の往復運動にドッキングしてくる……ッ!?」
「アムロ大尉! 俺たちも一緒にこの地球という名の聖母をヨシヨシ給油(押し返し)するぜッ!」
「総帥のロリコン作戦には付き合えねえ! 21歳技術官の放った緑の光(母性バリア)の中に、俺たちもドッキング(合流)させろォォォッ!!」
陣営の垣根をオールパージした名もなき兵士たちのモビルスーツが、次々とνガンダムの周囲へリアル降臨し、生身の機体摩擦マニューバを開始! 兵士たちの「生きたい、甘えたい、去勢されたくない」という強烈なリビドーパルスがサイコフレームを介して完全同調(ドッキング)し、アクシズを包む光は虹色のオーラへとコンパイルされていく。
一方、ネオ・ジオンのレウルーラ艦内では、すでにクェスの散華パルスを受信し終えていたナナイ・ミゲルが、アクシズの岩肌から放たれる決定的なシャアの去勢ログを受信(受動喫煙)し、完全に精神的ビグザム状態(処理落ち)の修羅場に崩れ落ちていた。
「……総帥の……シャアの赤ちゃん回路が、アムロという男のサイコフレームに骨までしゃぶられているわ……。総帥の命(ジェネレーター)が吸い取られていく……ッ! 結局、私の大人のプロデュース(愛)では、あの男の深すぎるマザコン・クレーターをデバッグしきれなかったというのね……っ!!」
ナナイが絶望する中、アクシズの岩肌では、臨界電圧を突破したサイコフレームの輝きが、地球へ落下する岩塊を包み込み、その慣性軌道をノーブレーキで宇宙の彼方へとパージ(偏向)し始めていた。
「(……あ、アムロ……。これが、21歳の女の執念と、名もなき男たちの往復運動が起こしたバブみ共振の光だというのか。……しかしなアムロ、10歳のプルを失ってED(機能停止)になり、21歳のチェーンにハニートラップで急速充電され、13歳のクェスにセコい男と罵られた君もまた、私と同類の中毒者(ニュータイプ)なのだよ……)」
「シャア! ウジウジ言ってないで、大人たちの汚い打算(重重力)から地球をパージするんだ! 僕たちの夜のニュータイプ能力は、こんな泥沼でシステム終了するためにあるんじゃないッ!!!」
ピカァァァァァァァァァッ!!!!!
二人の英雄の歪みきったリビドーと、チェーンが遺した聖なる母性、そして宇宙へと散った者たちのすべての祈り。すべてを飲み込んだ緑の光の濁流(夜間ドッキング)は、アクシズを地球の引力圏から完全にパージし、宇宙世紀の闇の中へと爆速のソロフライト(消滅)を果たした。
後に遺されたのは、地球の夜空を美しく彩る、虹色のバブみの灯(ともしび)だけであった。
(宇宙世紀0093年3月12日・アクシズショックにて、二人の英雄のリビドーロードマップは完全静止する――完)