東方LOST Word   作:ドレミのマホローア

1 / 2
はじまりの幻想郷
いつものお茶会1


暖かな陽気が指すある家の前。人形のような少女が何かの準備をしている。

「忙しい忙しい〜 」

嬉しそうな声がする。忙しいとは言っているが、とても楽しそうに言う。

「ね?パチュリー」

少女は問いかけた。とても上機嫌に。

 

彼女はアリス・マーガトロイド。この魔法の森に住まう、魔法使い。

「忙しいけれど…アリス、貴方とても楽しそうね?」

アリスに、紫髪の少女は言った。

 

彼女はパチュリー・ノーレッジ。ここから少し離れた"紅魔館"の住民。

「そうかしら?気のせいよ。」

「そう?まあ、別にいいけど」

気にする様子もなく、準備を続ける。

「ティーポットは何処に置いたらいい?」

「そこのテーブルの上に…っと、その前にテーブルクロスを敷いた方が良いわよね!」

「あとで蓬莱と上海にお菓子持って来させないと。あ〜忙しい!」

上機嫌にアリスは家の中に入る。

「全く…。もう少しゆっくりしても良いと思うのだけれど。」

「ま、久しぶりのお茶会だものね。それでも、私みたいに冷静に対応して欲しいものだわ。」

冷静と言っているが、彼女のノリノリである。

 

…………

 

???サイド

(こ…ここは?)

目が覚めると、知らない家の前にいた。

(私…どうして…)

…‥ダメ。思い出せない。

ふと視線を上げると、紫髪の人がいたから話してみる事にした。

「こ、こんにちは!」

「!?」

紫髪の人はびっくりしたようで、飛び跳ねた。

「あなた、ずっとそこにいたのかしら?…全然気付かなかったわ。」

「こちらこそ、初めまして……。」

軽く挨拶をした。この人は、少し大人しめな印象を受けた。

 

「あ〜忙しい 」

「ちょうど良いところに来たわね。アリス、貴方にお客さんよ。」

「え、私に?」

アリスと呼ばれた人は、少し驚いたように私を見た。

「う〜ん…?…私の知人ではないわね。」

「ええっ?違うの?」

「失礼ですけど…どちら様……あ!」

アリスは、問いかけの途中で何かを思いついたようだ。」

「魔理沙よ、魔理沙の知人よ。いつも、いつの間にか友達を増やしているでしょう。」

魔理沙…聞いたことがない。彼女達の知り合いだろうか?

「あー…。確かに。」

「知人だけ寄越して本人は遅刻?」

「いつものことだけれどね。」

どうやら魔理沙は友達がたくさんいそうである。…会ってみたいかも。

 

「ってこんなことしてる場合じゃないわ!お茶会の準備しなくちゃ!」

「自己紹介はあの子が来てからにしましょうか。」

「お手伝いします!」

とりあえず、魔理沙って人が来るまでは何もわからなそうだ。アリス達と準備をして待っていよう。

「助かるわ。じゃあ、パチュリーは椅子の配置を決めてもらえるかしら?」

「ええ!?わ、私にはこの椅子は重いわ…。まずは効率的に……」

「貴方は紅茶葉を運ぶのを手伝って。選ぶのに時間掛かるから。」

 

「すごく素敵ですね!」

お淑やかな雰囲気のテーブルに、設計された椅子の配置、そして紅茶がさらに素敵に見せていた。

「ええ。私もパチュリーも、紅茶が好きなの。」

「私達魔法使いは研究で籠りかぢだから、息抜きでもあるわね。」

……魔法使い?ということは、二人は魔法が使えるのだろうか?

「紅茶の香りで思考がほぐされて、新しい発想が出ることもあるのよ。」

「ティーポットはこっちへ。」

パチュリーは、椅子にあるクッションを見ていた。

「このクッション、良いわね!紅魔館にも、一つ欲しいわ…。」

アリスは、特別と言っていた茶葉を淹れている。後で飲んでみたいな。

 

「それにしても…遅いわね。ま、いつもの事だけれど。貴方も大変ね。」

「いいのよ。パチュリーだって苦労してるでしょう?……あの子ったら借りたままだし、よく散らかすし…。」

愚痴を言うアリスは、なんだかお母さんに見えた。

「もう日常茶飯事よね。」

「あ、紅茶が美味しいわ!」

「お菓子も合いますね!」

紅茶の甘さとお菓子の味が引き立ち、より一層美味しく感じる。

「良かったわ。今日のために準備したもの。」

特別なものと聞いたら、更に食べたくなってしまう。

「すまんすまん、遅くなったぜ!」

明るい声が聞こえ、声の方向を向く。黒い魔女帽を被り、メイド服の様な服を着ている少女がいた。

「「遅いわよ魔理沙!!」」

 

「いやー悪い悪い。ちょっと珍しい物を見つけて…。」

「そんな事はどうでもいいわ。あまりに遅いから、先に始めちゃったわよ。」

「貴方の招待客かま待ちぼうけてたわよ。」

「え?私の招待客?」

魔理沙は、私をじっくり見る。

「……んん?」

「あ、えっと…」

「うーん…誰だっけ?まぁいいか!お前も楽しもうぜ!」

魔理沙はかなり明るい性格のようだ。

「全く、適当なんだから。」

「いつものことよ。」

 

「むぐむぐ……紅茶もお菓子も美味いな!紅茶はパチュリーの持参、お菓子はアリスのお手製か?」

「ええ…そうよ。」

「よく気づくわね。」

「大したことじゃない。慣れ親しんだ味だからな。」

かなり楽しいお茶会をさせてもらっている。

「なによ、もう。」

「ちょっと失礼するわ。」

そう声が聞こえて来た。見ると、赤いリボンを結んだ、少女がいた。

「どうしたんだ、霊夢。」

「あ、お茶してたのね。私もいいかしら?」

「ええ。構わないわよ。」

アリスは、霊夢と呼ばれた少女のお茶の準備を始めた。

「それじゃあお言葉に甘えて…

たまには紅茶もいいわね。」

「それで…博麗の巫女がこんな森へ来るってことは、何か起こったの?」

「あぁそれはね、これよ。」

そう言い霊夢は青く光る石を取り出した。ブロック状の、奇妙な石を…

 




初すぎてちょっと変でも気にしないでください….
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。