────ピーンポーン
友利P「おーい、生きてるかー」
────シーン
夢明「反応ないですね」
友利P「うーん、駐車場にあいつの車停まってたから居ると思うんだけどなぁ」
夢明「ちょっと覗いてみましょうよ。ほら、郵便受けから中見えますよ!」
友利P「キミ、なかなか大胆なことするね……」
夢明「あれっ!?うーん、白くてなにも見えない……?」
友利P「まぁ、普通カゴがついてるから見えないよね」
P「…………なにしてるんですか」
夢明・友利P「「おわっ!」」
P「こっちのセリフですよ。ちょっとコンビニに行って帰ってきたら怪しい二人組が部屋を覗こうとしているとは驚きですよ」
友利P「いや、お前な〜……そんなことはどうでもよくてよ! ちゃんと連絡しなよ。お前この子のプロデューサーになったんだろ?」
夢明「そうですよ!今日ミーティングするって先生から聞いてたんですよ!? それなのに先輩が学校に来てないっていうからこうして心配して来たんじゃないですか!!!」
P「……星有さん」
夢明「なんですか!」
P「今日のミーティングの予定時間は?」
夢明「3時」
P「今の時刻は?」
夢明「2時」
P「私は今から学校に向かう予定でしたよ。すれ違いにならなくてよかったですね」
夢明「むむっ……」
友利P「名々城、お前なぁ〜……今日の授業出てないから先生も心配して星有さんに連絡入れてくれたんだろうがよ〜」
P「ハァ…………まぁ、そうですね。すみません」
友利P「というか俺の連絡には反応くらいしろよな?」
P「いや、それはちょっと……催促かと……」
友利P「え? あ!そうだった!忘れてた! そうだよお前早く返………モゴッ!」
P「アイドルの前で話す内容ではないのでこの件は後ほど……」
夢明「???」
P「……コホン。少々取り乱してしまいすみません。友利さんにも迷惑をおかけしたようですみませんでした」
友利P「ハァ……まぁ俺はもういいよ。元気そうで安心したわ。というか俺にまで敬語で喋るのやめろよ」
P「友利さんこそ、プロデューサーの自覚をもって普段から丁寧に接する癖を付けた方がいいですよ。講習会を受けたでしょう?」
友利P「俺はTPOを弁えられるからいいんだよ」
─────prrrr
友利P「おっと失礼。はい、友利です……はい……」
夢明「先輩……いえ、もうプロデューサーと呼んでもいいですよね?」
P「………はい」
夢明「まずは、ありがとうございます。私のプロデューサーになってもらって……アレ…?」
P「…………」
夢明「ごめんなさい……何でだろ。へへっ、涙が……うっ……まだ何も、始まってないのに、なんで……ははっ……」
P「星有さん」
夢明「グズッ……はい」
P「一度断った手前、恥ずかしい限りですが、こちらこそよろしくお願いします」
夢明「へへっ、やっぱプロデューサーもまだ続けたいんじゃないですか……退学するだなんて言ってさ、結局成績のためにプロデュースするんだから……ハハッ」
P「まぁ……そういうことです。ですので、過度な期待はしないでください」
星有「しませんよ! でも、少しだけ頼らせてくださいね」
友利P「………すぐ行くから。はい。はい。切りますよー。はい。あぁ、すまんすまん。話はまとまったか?」
星有「はいっ!」
友利P「良かった。ん? 星有さん、涙が……」
星有「あぁ、いえ!なんか少し安心しちゃって……大丈夫です!」
友利P「そうかい? それならいいけど……おい名々城! ちょっと……」
P「なにか?」
友利P「今度から担当を悲しませるんじゃないぞ」
P「そりゃまぁ、そのつもりですよ」
友利P「あんまり悲しますとあとで怖えんだからよ」
P(それはあなたのとこだけでは……)
友利P「あぁ、また電話かかってきた。じゃ、俺は学園に戻るから。頑張れよ」
─────────
夢明「PAさん、忙しそうですねぇ……」
P「さて、こんなところで立ち話しても仕方ないですからミーティングしましょうか」
夢明「えっ!?それって……」
P「いや、ここではしませんよ。移動しましょう。学園に戻ってもいいですが、個室はまだ割り当てられていないので……」
P「そうですね、どこか行きたいお店はありますか? 今日のお詫びに奢りますよ」
夢明「えっ!いいんですか!? それならちょっと行きたいところあるんですよ!」