転生夢主は救済もコメディ路線で生きたい【完結済み】   作:yako

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取り調べ

 

ーーー

 

「高明くん呼び出してすみません。彼は私の古い友人なんです」

「…小さな頃少し遊んだだけだろ?…ほぼ他人だ」

景光くんが苛立たしげに言った

 

「随分大所帯ですね。場所を移しませんか?」

「いえ……移動はしません。……そこ、通路側どいて貰えますか?落ち着かないので」

成宮くんは高明くんの提案を淡々と蹴ると、通路側を塞いでいる零くんに無機質な視線を向けた。

 

「そうですか…降谷くん、彼を通路側へ。景光、奥へ詰めなさい。」

景光くんが私の方にずいと寄って、高明くんのスペースを空ける。狭い。押しつぶされそう…ボックス席がぎゅうぎゅうだ。小さくなって奥の壁に体を預ける。

零くんが無言で立ち上がると場所を変わる。私とテーブルを挟んで対角線上になった成宮くんとは繋いでいた手が離れ、目線だけで繋がっている。

 

「…何のお話でしたか?夢主さん。この方と関係が?…何か込み入った事情のあるご兄弟かなにかですか?……面差しが似てらっしゃる」

追加のコーヒーを受け取った高明くんは私に穏やかな声で話しかけながらも、目線はずっと成宮くんを見据えている。

 

「いえ、そういった個人的な事で無く……成宮くんが話す?」

「…………夢主さんの裁量にお任せします」

 

成宮くんは横目で零くん、景光くんと順に見てから私に託してきた。

う~ん、成宮くんどの段階で宮野姉妹を保護したんだろ?交渉材料に使える情報を持っててくれると良いんだけど…。心配だ。任されたからにはきっちり面倒を見なければいけない。私は全体を見ながら話し出した。

 

「彼は犯罪被害者の女の子2人の保護を求めています」

「……保護…警察署に赴くという正規のルートで無くあなたを頼ってですか?」

高明くんが怪訝な顔をする。何でもない風に私は続ける。

 

 

「『カラスのような黒の服を着た犯罪組織』から追われているそうです」

 

高明くんがカチャリと音を立ててカップをソーサーに戻した。

「……そうですか。昼休みももうすぐ終わります。あなた方は戻りなさい」

 

景光くんと零くんがそれに従うように腰を浮かす。

「…夢主行こう。兄さんに預けたら大丈夫だから。」

「はぁ……戻るぞ。」

「成宮さん、やはり場所を移しましょう」

高明くんも立ち上がりながらテーブルの名刺に手を伸ばし、背広の内ポケットにサッとしまった

 

反応を見て確信する。

 

あらら、高明くんは兎も角、零くんも景光くんも黒の組織のこと知ってるのか。

 

私だけ情報与えられてなかったってこと?警備企画課の一員のつもりでいたけど、情報統制受けてるって…私、思ってたより立場が危ういんだなぁ。

 

成宮くんが宮野姉妹を公安に引き渡せば、当然彼も監視対象となる。個人的に会って2人きりで話すことは難しくなるだろう。私はあえて不思議そうな顔を作って畳み掛ける。

 

「いえ、まだ時間がありますよね?高明くん、警察の中ではあの組織はなんて呼ばれてるんですか?お酒の名前をコードネームにした大規模犯罪組織のことです」

 

眉をしかめた高明くんが私を見つめる

 

「………あなたはその件に関わっていないはずです…成宮さんからそんな情報を?」

「いえ、魔法少女としての活動の中で少々。担当の方、高明くんなら分かりますよね?紹介してください。私も情報を持っています」

「……………」

 

テーブルに身を乗り出して、景光くん越しに高明くんを見つめる

ここで一歩でも引いたら駄目だ。ニコッと笑う。

 

「彼は私に声を掛けてきた。しかもわざわざ調べ上げてまで。私は彼の信頼に応える責任があります。私自身もお話ししたいことがあるので一緒に紹介してください。成宮くんは私以外、信用できないと考えているんですよね?」

「はい…僕は警察組織の中に内通者がいると考えています。情報を警察組織に渡すのに、彼女に窓口になっていただきたいです」

「丁度良いです。私が彼の担当になるのが一番では無いですか?」

 

手っ取り早く2人きりの状況を作り、彼と協力体制を整えるために今、必要なこと。今後の動きのために優先すべき事は、なんとしても警察側の成宮くんの担当になることだ。

 

高明くんは珍しく長考の末、言葉を発した。

 

「…………私が断ったらあなたはどうされますか?」

「成宮くんは『長野の魔法少女さんですよね』と声を掛けてきました。なので長野の魔法少女として動きます」

「……そうですか。…電話を掛けるのに席を外します。失礼」

 

高明くんが席を立ち、店の外へ歩いて行く背中を見送る。

う~ん…黒田さんが出てくるのかな?あの人、昏睡から目覚めて復帰して?ゼロにいると思うんだけど私、会ったこと無い…挨拶とか飲み会とか無かったのかなぁ……えぇ…うわぁ、私全然信用されてないかも?そういえば長いこと景光くんとばっかり仕事してる。隔離されてる?救済にばっかり気を取られてて全然疑問に思ってなかった。

 

考え事をしていた視界が突然遮られた。

 

「………どういうつもり?」

 

景光くんが壁に腕と肘をつき、私を覆うようにして問い詰めてくる。

 

「今、俺とやってる案件は?……ペア解消して移る気?」

「はい、必要なら」

 

 

正直、景光くんと零くんの黒の組織への潜入捜査はこのまま無い可能性が高いだろうなぁとは思っている。私は昨年度の警察学校卒業生の内、体術と座学の優秀な主席と射撃の優秀な次席が交番勤務の途中で揃って退職したという情報を掴んでいた。彼らが潜入捜査の人員として確保された可能性は高いだろうと予想している。

 

でも景光くんが公安に所属している限り、黒の組織への潜入捜査が始まる可能性は0にならない。う~ん…というか景光くんの救済に関して、黒の組織について情報統制されている今の状態って、警備企画課にいる意味あるのかなぁ…とりあえず今は景光くんと離れてでも、成宮くんとのパイプを掴みに行く必要がある。

 

「……あいつのために?…今の場所を捨てるのか?」

 

景光くんが苦い物を無理矢理飲み込んだような顔をしている。

背にした壁がミシリと音を鳴らす。

 

テーブルを挟んだ向かいに座る零くんが静かに声を掛けてくる

 

「ヒロ、魔女が組織のことを何か掴んでいるならば報告は当然だ…内容によっては保護の必要があるのも……」

「……わかってる」

「なら離れろ…落ち着け」

 

景光くんは片手で自分の顔を覆うと、力なく立ち上がった。

 

「…俺……先にデスクに戻る……」

 

そう言い残し、ふらりと踵を返すと、カランとドアベルの音を立てて去って行った

成宮くんが気遣わしげにチラリと視線をよこすのに、私は手で大丈夫と合図して椅子に座り直す。

 

零くんは景光くんを追うかと思ったが、目線をやっただけで、椅子に深く背を預けその場に残った。

 

 

ーーーー

 

 

高明くんは店内に戻ってくると、席に着くことなく卓上の伝票を手に取った。

 

「……話をつけました。庁舎に移動しましょう。成宮さんもよろしいですか?」

「わかりました。従います」

 

ビル風が吹く官庁街を、私たちは無言で歩いた。

 

零くんが監視するように一歩後ろを歩く。 前を行く高明くんの背中は、いつになく遠く感じられた。

 

庁舎に入ると、私と成宮くんは即座に引き離された。私が通されたのは窓のない、無機質な取調室だ。

 

「……では、詳しく聞かせてもらえますか?あなたがその組織の情報をどこで、誰から得たのかを」

机を挟んで座る高明くんの手元には、録音機と新しい調書が用意されていた。

 

今から絶対にバレてはいけない嘘をつく。成宮くんと打ち合わせは出来なかった。彼が何を話しても大丈夫なように話さなければならない。

私はあらかじめ用意していたストーリーを、記憶を辿るかのように話し出した。

 

「……大学で2人目のストーカーがでた頃でしたか…路上で飲み潰れている女性がいたんです。服は真っ黒なのに何故か派手な印象の綺麗な人で。最初は何かと『殺す』『消す』って物騒なことばかり言う人だったんですけど、女友達が欲しかった私は見かけるたびに声を掛けていて、かなり無茶な飲み方をする人だったので見張り役と言いますか…付き合いでちょっとだけ一緒に飲むようになったんです。まぁ私はソフトドリンクでしたが。ほら、話しながら飲んだ方がペースが抑えられるじゃないですか?」

 

高明くんのペンが止まる。

当時、私が魔法少女の活動を兼ねつつ、友達欲しさに片っ端から路上で酔い潰れている女の子に声を掛けまくっていたのは本当だ。友達は出来なかったが、かつての迷走がこんなところで役に立つとは思わなかった。私は真実と嘘と原作知識を慎重に混ぜながら続ける。

 

「私がいつもお酒を飲まないのをからかってか彼女はよく、たちの悪いお伽噺を聞かせてくれました。お酒の名前をコードネームにした、カラスのような黒ずくめの組織。不老不死の薬を作るために、悪いことを積み重ねる。ベレッタを愛用するジン、それを慕うウォッカ、女優のベルモット、狙撃の得意なキャンティにコルン……ラムと呼ばれるナンバー2や、そのお気に入りのピンガ、キュラソー。そんな面々をナンバー1のカラスが統率しているのだと」

「……その女性の素性は?」

「分かりません。毎回、路上でばったり会って、その辺の店に入るだけでしたから。私は彼女の言うことを、悪趣味な創作だと思って聞いていたんです。実際の未解決事件を『組織のあいつらがこうやった』なんて面白おかしく話す人でしたから。……紙を貰えますか?似顔絵描きます」

 

受け取った紙に視線を落とし、適当に特徴の少ない美人の顔を描きながら続ける。

 

「……一度だけ、遠目にジン、ウォッカとお互いを呼び合う黒い服の2人組を見たことがあるんです。彼女にそのことを話して、お伽噺にはモデルがいるの?って似顔絵を描いて見せたら、彼女、酷く面白そうに笑って、『あんた死ぬよ?』って言ったんです。……追加の紙をください。描きます」

 

私はペンを走らせ、こんどは記憶にある原作のジンとウォッカの容貌を再現して描く。

「……それに対して、あなたは何と?」

「その時は意味が分からなくて『生き物はみんなそうですよ』と答えました。そうしたら彼女、ゲラゲラ笑って……『お伽噺はもうおしまい』って。それ以来、一度も会えていません。」

 

最高の「おもしれー女」ムーブで話を閉じる。どうせつくなら嘘は大きく盛大な方が良い。架空の組織の女とのセンチメンタルな邂逅を演出してみた。

高明くんは長い沈黙の後、私の描いた似顔絵を手に取り、それをファイルに収めた。

 

「……分かりました。では、次へ。……」

 

それから成宮くんの事や組織の情報について何度も、言い方や視点を変えた質問を繰り返される。似顔絵も何度も書かされた。そのたびに軸となる「嘘」がズレないようにだけ自分に刻みつけ、同じ答えを何度も何度も繰り返した。

 

案内された重厚な扉の向こうには隻眼の大男、黒田兵衛が執務机に座っていた。

その前にはまるで面接でも行うかのように一脚の椅子が置かれている

 

「……座れ」

 

場を支配し空気を硬くするような声だ。この人はいつから裏理事官の地位にいるんだろう。成宮くんも既に別室で話し終えたのか、部屋の隅で硬い表情をして立っていた。黒田さんは私の調書に目を通すと、濁った瞳を私に向けた。

 

「お伽噺、か。…しかし…ただの戯れ言と聞き流すには、話が出来過ぎているな」

「……そうですか」

「…その女が組織の幹部だとして…これほどの情報を持ち、今無事でいる君は、よほど……」

 

言葉を紡ぎながら黒田さんが立ち上がり、執務机をまわって、椅子に座る私の前に立つと圧をもって見下ろす。

 

「………『ある種の人間』に対する人心掌握術に優れているといえる……」

…これは恐らく上層部に睨まれていることを当てこすられている……

私は少し悲しげで困ったような色を表情に乗せ、その隻眼をまっすぐ見返した。

 

「何故今まで話さなかった」

「誰も聞かなかったですし、あの部署にいて話を聞かないなら、やはり戯れ言だったのだろうとも思っていました」

「…今になって、確信を持って話す理由は?」

「成宮くんから『宮野姉妹を保護した』と聞いて、もしやと思って口にだしてみました。宮野医院の失踪事件は彼女がよくネタにしていましたので。すみません。当時はお酒の席のことだと真面目に聞いていなかったので細かな内容は思い出せないです。ただ宮野エレーナさんの事は『ヘル・エンジェル』と言っていました。…………お役に立てそうですか?」

 

黒田さんはフッと鼻を鳴らして笑うと、隣に立つ高明くんに視線を移した。

 

「いいだろう………そちらの彼の言う『内通者』の懸念も無視できん。宮野姉妹の保護は最優先事項だ。……そして、保護される姉妹も、今まで世話をしてきた人間に似ていた方が心を開きやすいだろう」

 

黒田さんの視線が、再び私を射抜く。

「……諸伏警視、彼女を借り受けたい。成宮夢斗との窓口、及び宮野姉妹の保護監理。……彼女に任せたい……適任だろう」

「…………」

高明くんの表情が、一瞬だけ微かに揺れた気がした。 だが、彼はすぐに完璧な官僚の顔に戻り、深く頭を下げた。

「……承知しました。彼女の身柄、お預けいたします」

 

こうして、私は正式に「成宮くんと宮野姉妹」の担当になった。

 

 

ーーーー

 

 

静まり返った取調室。 机を挟んで座る彼女―その瞳に得体の知れない深淵を湛えた夢主さんを見つめ、私は静かに録音機のスイッチを入れた。

 

「……では、詳しく聞かせてもらえますか?あなたがその組織の情報をどこで、誰から得たのかを」

 

手元のペンを走らせながら、私は内心で論語の一節を反芻していた。

 

――子曰く、その以す所を視、その由る所を観、その安んずる所を察すれば、人焉んぞ廋さんや

 

彼女が今、語ろうとしていることが真実であれ虚飾であれ、この場での一言一句が彼女の、そして我々の進退を決する。

「……大学で2人目のストーカーがでた頃でしたか…路上で飲み潰れている女性がいたんです」

 

彼女の言葉を聞きながら、私の脳裏には当時の事が蘇り、ペンが微かな音を立てて止まった。 確かに、彼女は大学時代、夜の街を彷徨い、女友達が欲しいと言って酔い潰れた女性達に声を掛けていた時期があった。私が地方に出向していた頃だ。

 

「お酒の名前をコードネームにした、カラスのような黒ずくめの組織。……ベレッタを愛用するジン、それを慕うウォッカ、女優のベルモット……」

 

お伽噺、不老不死といった現実感の無い言葉に紛れ、まるで絵本のキャラクターであるかのように軽々しく酒の名を冠した幹部名、愛用銃の銘柄、我々のデータベースにも存在しないナンバー2だという「ラム」の存在や幹部達の関係といったものがつらつらとその口から語られる。

 

紙を請われて渡せば、迷い無くすらすらと特徴の無い女の顔を描いてみせる。その視線は紙にまっすぐ向けられ、こちらを見ることはない。私は調書にペンを走らせながらその姿を観察していた。

 

「…………彼女、酷く面白そうに笑って、『あんた死ぬよ?』って言ったんです。……追加の紙をください。描きます」

 

紙から視線を上げた夢主さんと目が合う。何の感情も浮かんでない澄んだ表情だ。

死ぬ?彼女が?…胃の底が焼けるように疼く。

 

紙を手渡す手が震えないよう感情を抑え

その瞳を覗く。

 

「……それに対して、あなたは何と?」

 

「その時は意味が分からなくて『生き物はみんなそうですよ』と答えました。…」

 

 

 

まただ

 

 

またこの女は自分の命を塵か石塊の如く粗末に扱っている。この危機感のなさは何なのだ。脅えるそぶりも見せない。不安の色も、何もその瞳に浮かばなかった。紙を請うたときと同じトーンで、自らの命の瀬戸際を語ってみせる。

 

――君子は坦かに蕩蕩たり。小人は長えに戚戚たり。

 

本来であれば、泰然としていることは美徳のはずだが自分の命の危険をどこまで理解しての、この態度なのか。まるで読めない。この女の…いや、夢主さんの…全てが掴めそうで掴めない。

 

怒りが、静かに頭と内臓を焼く。

 

彼女が誰かに殺されるくらいならいっそこの手で終わらせたい。いや駄目だ…生きていて欲しい…その揺らがない深淵を覗いていたい。回る思考が支離滅裂だ。

内心を押し殺し、夢主の描いた紙に手を伸ばす。そこにはデータベースに記されたジンとウォッカの特徴を反映した男の似顔絵が描かれている。……これで、いよいよ戯れ言と切り捨てることは出来なくなった。

 

「……分かりました。では、次へ。……」

 

声が掠れなかったのが奇跡だった。

そこから何度も同じ調書を重ねていく。矛盾点がないか、時系列、表現の揺れ、全て詳細に記録した。それは自分の把握し切れていなかった彼女の記録を埋めていく作業だった。

一通り纏めたところで呼び出され、黒田氏の元へ夢主さんを伴って向かう。部屋には成宮夢斗も居た。お互いの反応が見たいのだろう。

 

この男の事も早急に調べ上げなければならない。

 

「…これほどの情報を持ち、今無事でいる君は、よほど………『ある種の人間』に対する人心掌握術に優れているといえる……」

 

私も、そして景光も、その『ある種の人間』に含まれるのだろう。確かに彼女は万人に好かれるタイプではない。魔法少女と言う活動もそうだが、どこか地に足をつけない浮世離れした空気は人を選ぶ。…そしてこの男…成宮夢斗も同質の空気を持っていた。不快でならない。

 

 

「……諸伏警視、彼女を借り受けたい。成宮夢斗との窓口、及び宮野姉妹の保護監理。……適任だろう」

 

自分の管理下という檻に入れたと思っていた彼女が

私の手を離れる。

しかしここに繋げなければ、彼女は魔法少女として自由に飛び回るつもりだ。手綱の切れた凧はどれだけ高く飛び上がったとしても最後には落ちるだけ。これは合理的判断によるものだ。冷静に頭を下げる。

 

ーー尺蠖の屈するは、もって信びんことを求むるなり

 

ただ…それでも

 

「……承知しました。彼女の身柄、お預けいたします」

 

『任せる』とは口が裂けても言えなかった。

 

 

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