「やはり、彼女は寝台特急「カシオペア」に乗って北海道へ向かっていったのは本当だったみたいだな。」
「でも、その人が犯人かしら。」
と、小海は言った。
「もしかして、寝台特急「カシオペア」に乗った女性の事かい。」
「ええ。」
「とにかく、所轄に言って報告してくれ。」
と、高杉は言った。
南は、高山と小海と一緒に所轄の警察署へ向かった。
「現場は、応対で来た上原に何者かに麻酔薬をかがせて失神させ、納戸に監禁し、そこへ被害者が返ってきたら、明彦は相手に「誰だお前は!。」と言って、犯人は上原をナイフで殺害して、その場で逃走した。」
と、刑事は言った。
「つまり、犯人は誰かが入ってきた可能性はあるのか。」
「防犯カメラから確認してみたんですが、誰も映っていませんでした。」
「そうか、それで凶器の方は?。」
「はい、使用されたのは包丁で指紋採取した結果、彼女の上原美里の指紋が検出されました。」
「やはり、財産目的による犯行の可能性が高いな。」
と、関警部は言った。
「あのー。」
「あっ、また君か。」
「被害者は上野から夜行に乗って北海道へ向かったと思われます。」
「何、それはどう言う事なんだ。」
「実は、上野駅で私は上原美里らしき女性が寝台特急「カシオペア」で見かけたんです。」
「ほう、とう言う事は彼女は夜行に乗って北海道へ向かったって事か。」
「ええ、それも考えられます。」
早速、南と高山は東京駅のみどりの窓口へ行ってみた。
東京駅・みどりの窓口
「ああ、この女性ですか。」
「そうです。」
「ええ、覚えていますよ。」
「いつ購入したか覚えていますか?。」
と、南は七尾に言った。
「そうね、確か5月の11日に購入されています。」
「よく覚えていたんですね。」
「ええ。」
早速、高山は高杉に報告した。
「なるほど、5月の11日に購入して15日に北海道へ向かったって事か。」
「ええ、恐らく。」
「つまり、上原は事件の前日に乗車券を購入し上原明彦を殺害後に寝台特急「カシオペア」に乗って北海道へ向かった事か。」
「ええ、札幌から特急「スーパーおおぞら3号」に乗って釧路へ向かったことはわかっています。」
「そうか。」
「でも、本当に上原は明彦を殺したのかしら。」
「犯人は別人って事は考えられないかな?。」
と、岩泉は言った。
「えっ。」
「それは一体、どういう事なんだ岩泉。」
「犯人は、別人だとしたら女性の可能性があるんじゃないか。」
「ああ、それも考えられるな。」
「うーむ。」
上原美里が犯人なのか?
そして、真犯人と列車トリックとは。