ー大西洋 アフリカ沖ー
ここには、1つの船が漂っていた。そこにいる3人の男たちはここに宝箱があると聞き、必死に捜索していた。そして今、その箱が久しぶりに大気を吸った。
「や、やった!ついに引き上げたぞ、百年前の宝の箱を!」
一人の男が興奮から思わず声を張り上げて叫んだ。というのも、彼らは推しのグッズやスパチャ、イベントなどに参加しているうちに無一文になってしまっていたのだ。この中の金銀財宝で生活の安定、ひいてはさらに貢ぐことができると思っていた。
「た、宝の箱にしては少しひょろくないか?」
「んなぁこたぁどーでもいいだろ!早く開けようぜ!」
中の金銀財宝に心を躍らせながら箱に手をかける。しかし、この箱をいくら開けようとしてもカギ穴が見つからない。よく調べると内側からカギがかかっていた。
「この箱、内側からカギがかかっているぜ?」
それに気づいた男が指摘したが、
「知るかよッ、ぶっ壊せ!ほら、バーナーもってこい!」
「あ、ああ」
そんなことは財宝の魅惑の前では無意味だった。男がもってきたバーナーで切ろうとした瞬間、ふと箱にあった装飾が目についた。
「なんかあるぞ?………『ま・つ・り』……まつり…名前か?」
「いいから、さっさと切っちまおうぜ!日が暮れちまう!」
~~~~1週間後、アメリカ~~~~~~~~~~~~~~
『つい先日、一艘のクルーザーが大西洋で漂っているのを発見されました。船の所有者は
~~~~~4年後、日本~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ー大空警察署ー
「それで!いったい何人〇しちゃったんですか!」
青く、長い髪を持った女性、おしおしおがそう叫ぶ。その言葉に、警官が答える。
「〇してませんよ、喧嘩です!……まあ、数人の腕は粉砕骨折していましたけど……」
別の警官が口を開く。
「いくら何でも過剰防衛ですからね!反省させてくださいよ、反省を!」
「はーい」
本来ならおしおしおが来ることもなく、娘さんを帰らせることもできた。
「しかし、問題はその
話しているうちにおしおしおと警官二人は牢屋についたようだ。
警官は牢屋に向かって声を張り上げる。
「おい、かなた!お母さんが来てくれたぞ!出て来い!」
牢屋の中にいた一人の少女が顔を上げた。
髪はきらめくような銀で背中に小さな羽、そして頭に星の髪飾りをつけ、そこにたたずんでいた。
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