僕のヒーローアカデミア A Little Extra   作:ジョン堂

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 お読みいただき恐縮千万。

 感想をいただき重ねて恐縮。


エピソード14 策策策?これだから頭の切れる奴はおっかねえ

『15分のチーム決め兼作戦タイムを経て、フィールドに13組の騎馬が並び立ったあ!!』

 

葉隠チーム(葉隠20・気賀10000000) 10000020Point

鉄哲チーム(鉄哲160・塩崎190・骨抜185・泡瀬150) 685Point

爆豪チーム(爆豪195・切島165・瀬呂170・芦戸115) 645Point

轟チーム(轟200・飯田180・八百万125・上鳴90) 595Point

緑谷チーム(緑谷205・常闇175・麗日130・発目5) 515Point

峰田チーム(峰田120・障子140・蛙吹145) 405Point

耳郎チーム(耳郎105・砂藤135・口田110) 350Point

物間チーム(物間30・円場95・黒色60・回原100) 285Point

心操チーム(心操75・庄田45・尾白155) 275Point

拳藤チーム(拳藤70・柳80・取陰15・小森40) 205Point

鱗チーム(鱗50・宍田65) 115Point

小大チーム(小大55・凡戸85・吹出10) 150Point

角取チーム(角取25・鎌切35) 60Point

 

 各騎馬がフィールドの端に陣取ったところでプレゼントマイクの実況が入る。

 

 俺達は――騎手:葉隠、馬:俺、以上。

 まあ、当然の構成になる

 

『さあー!あげてけ鬨の声!!血で血を洗う、雄英の合戦が今!!狼煙を上げるーー!!』

 

 プレゼントマイクの実況も盛り上がる。

 

「葉隠、開始直後が先ず勝負だ。落ちない様にしっかり掴まっててくれ」

 

「オッケー!」

 

 作戦は既に決まっている。

 まあ、言うほど大袈裟なもんじゃないが。

 

『さあ行くぜー!残虐バトルロイヤル、カウントダウン!3……!』

 

 油断さえしなければ、勝ち抜いて本線に進めるはずだ。

 

『2……!』

 

 ここまで来たら……。

 

『1……!』

 

 俺も優勝を目指したい。

 

『――スタート!』

 

 ミッドナイトの宣言と共に――

 

『ウオオォォーーー!!』

 

 全騎馬が俺達目掛けて突進してくる!

 

「実質1000万の争奪戦だー!」

 

 誰かが叫ぶ――こうなるのは必然だと。

 

 分かっているとも!

 原作知識があろうとなかろうと、1000万なんて勝ち確ギャグポイントが目の前にぶら下げられれば、みんな群がるだろうとも!

 

 だからこそ、俺が取れる対処も自ずと決まる訳だ。

 

「いくぞ!」

 

「おう!」

 

 葉隠の返答と同時に俺は――

 

「ほ!」

 

 軽くジャンプから【疑似・舞空術】で騎馬の包囲を上に飛び越える。

 そのまま上昇、スタジアムの天井付近まで上がって、あとは試合終了まで待機する――正に高みの見物だ。

 

「飛びやがった!?」

「くそっ、あんなの届かねえよ!!」

「ズルくね!?」

 

 そういう声が聞こえてくるが、俺の鍛えた【個性:オーラ】の成果なので文句を言われる筋合いはない。

 

 しかしまあ、そこはヒーロー志望達――俺達を狙うのが無理と見て、すぐに狙いを切り替えるチームが出始める。

 

『さあ~~!まだ開始から2分と経ってねえが、早くも混戦!混戦~!!各所で鉢巻奪い合い!1000万を狙わず、2位から4位狙いってのも悪くねえ!!』

 

 と、プレゼントマイクの言う通り、俺達1000万越え騎馬がほぼ抜けた状態になる事で、何組かが戦闘を開始していた。

 

「うわ~、なんだかちょっと悪いことしてる気分。私、何にもしてないよ~」

 

 俺に肩車の状態でいる葉隠が言う。

 

「気にするな。俺が組もうと誘ったんだから、葉隠は悪くない」

 

「そうかなぁ……ってあれ?気賀くん、あれ見て!」

 

 と、葉隠が指さす……って手袋取ってるから見えねえし、何なら体操着の上も脱いでるから鉢巻しか見えねえし……。

 

「どれ?」

 

「あれあれ!障子くん!」

 

 障子、障子と……ああ、あれか。

 緑谷の騎馬に向かってやや前傾姿勢で突進している。

 

「障子くん、1人だよ?騎馬戦なのに、あれっていいの?」

 

「いや、あれ1人じゃない。障子の背中に、峰田と梅雨ちゃんが乗ってる」

 

「えっ!?」

 

「ほら、皮膜で覆ってるトコ」

 

「マジ!?あ、ホントだ!いま峰田くんの【モギモギ】と梅雨ちゃんの舌が飛び出た!2人も乗せて走るなんて凄いね、障子くん!」

 

 緑谷チームは峰田チームの猛攻を良く避けている。

 発目のお手製バックパックで飛べる事は飛べるんだろうが、身軽じゃない状態で俺との空中戦は無謀と判断しているのか、向かってくる気配は無し。

 まあ、緑谷ならそう判断するだろう。

 

ドォン!!

 

 爆発音――!

 

「っ!爆豪くん!?」

 

 やっぱりあいつか。

 

「調子乗ってんじゃねーぞ!!クソ湯気野郎ぉーー!!」

 

 堅気の目じゃねえってんだよ!

 それはさておき、右手を俺に向けて伸ばしてくる。

 爆破で俺を攻撃してから鉢巻を奪う気か――喰らうか!

 

「ガアッ!」

 

 爆豪に向けて口からオーラ砲【擬似・リクームイレイザーガン】を発射!

 

「ぐおぉッ!?」

 

 爆破のタイミングと丁度合ったようで【擬似・リクームイレイザーガン】と誘爆、体勢を崩した爆豪が煙を纏って落下していく。

 だが、途中で白い帯――瀬呂のテープが爆豪を回収した。

 

『騎馬戦でまさかの空中戦だー!!しかも気賀、口からレーザー撃ったぞ!?お前は怪獣ヒーロー『ゴジロ』かあ!?』

 

 怪獣ヒーロー『ゴジロ』って、見た目完全に○ジラなヒーロー……存在を知った時は「おい」ってなったっけな。

 

『あいつはその気になれば、体中どこからでもオーラを撃てるらしいぞ』

 

 解説どうも――相澤先生の言う通り、その気にさえなれば体のどこからでも砲撃可能なんだが、本来発射口と認識しやすい手や足、口や目といった部位以外からだと威力や精度を保つのが極端に難しくなり、エネルギー効率も悪くなる欠点がある。

 目や口から撃ち出すのは、ドラゴンボールで割と誰でもやる発射方法だからイメージし易いし、両手が塞がってても出来るから便利。

 

『遥か高みにいようともやはり手を伸ばすのを諦められない1位1000万!仕掛ける者!他としのぎを削る者!!いずれも実力者揃い!!』

 

『オオォォーーー!!!』

 

 プレゼントマイクの実況と、観客の熱狂でスタジアムが震える様だ。

 大分盛り上がってるな。

 

『さあ~!各チームのポイントはどうなっているのか~!7分経過した現在のランクを、スクリーンに表示するぜー!』

 

 そしてスクリーンに表示される順位――

 

ザワ……!?

 

『あら……?ちょっと待てよコレ……!?』

 

 途端にスタジアムに困惑のどよめき……。

 

 

1位――葉隠チーム  10000020Point

2位――物間チーム     1280Point

3位――鉄哲チーム     1090Point

4位――拳藤チーム      630Point

5位――轟チーム       595Point

6位――緑谷チーム      515Point

7位――鱗チーム       175Point

8位――爆豪チーム       0Point

9位――小大チーム       0Point

10位――角取チーム       0Point

11位――峰田チーム       0Point

12位――心操チーム       0Point

13位――耳郎チーム       0Point

 

 

『A組葉隠、てか気賀以外パッとしてねえ……ってか、爆豪……!?あれ……!?』

 

 結果は俺達と轟チーム以外A組全滅、残りは全てB組の上位チームのみ……。

 

「単純なんだよ、A組」

 

 俺の耳がそんな声を拾う。

 見れば、爆豪がちょうどB組の金髪優男策士マン『物間寧人』に鉢巻を後ろからかすめ取られていた。

 

「んだてめえコラッ!!返せ!殺すぞ!!」

 

 爆豪キレる、だが物間は涼し気な……それでいて挑発を多量に含んだ表情……。

 

「ミッドナイトが『第一種目』と言った時点で、予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない?」

 

「あ?」

 

「おおよその目安を40位以内と仮定し、その順位以下にならない様に予選を走ってさ……後方から、ライバルになる者達の【個性】や性格を観察させてもらった。……その場限りの優位に執着したって仕方ないだろ」

 

 始まった、物間の挑発――だがこれで、爆豪の注意は一先ず物間に向かう。

 

『さあー!残り時間半分を切ったぞー!!』

 

 平穏を取り戻した俺達は再び高みの見物――

 

『いよいよ騎馬戦は後半戦に突入ー!!予想だにしないB組優勢の中ー!!果たして!!1000万ポイントは、誰に頭を垂れるのかーー!?』

 

 下では丁度、緑谷チームと轟チームと対決が始まろうとしている――!

 

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