私は今から転生をします。   作:あかさたなはまやる

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死ねば転生出来るんじゃね!?うおおおお!!!です。


私は今から転生をします。

真っ赤な空、丁度良い風。セッティングは完璧だ。

 

今から起きることを考えると思わずニヤけてしまう。

この制服は可愛くて気に入っていたから、

もう着ることが無いと思うとちょっと寂しい。

 

「転生先は最強勇者でお願いします、神さま!」

この屋上は手すりが壊れていて立ち入り禁止の

最高の自殺スポットだった。

「いやっふううぅぅぅぅぅっっ!!!!!」

一度しかない機会だ。叫びたい気分だった。あと、その時が私の人生の中で1番飛んだ瞬間だったんじゃないかな。

 

もしもこれが物語として書かれていているのなら

題名は「今から私は転生をします。」とかかな、

そうだったら嬉しいな。ああでも、

叫んだのを見られるのはちょっと恥ずかしい。

 

ーーー死後の世界ーーー

 

 

 

 

 

ここはどこなのか認識した瞬間、

「あら、来てしまったようね。」神さまがいた。

 

姿や所作、声とかなんかじゃない。

けどなんていうか......そう、神なんだよ。

 

死後に神さまと出会うなんて、どうせ転生の

手続きとかをしてくれるんだろう。

ならさっさと済ませてしまおう。

 

「神さまですよね、転生させてください!」

「えっ?あなた、なんで転生させるって分かったのかしら?まさか2回連続で悲惨な人生なんて送るわけないだろうし。」

 

女性かな。神さまは多分、訝しんでいる。

 

「死んだ後に神がいたら大体の人間は転生を考えると思いますよ。」

「へえ、そんな世界もあるのね。」

 

『そんな世界』か。色々な世界があるのかな。

 

「どうやらあなたは早く転生をしたいようね、

それなら手短に済ませましょうか。」

 

早く転生させてくれ。そのために死んだのだから。

 

「はい、お願いします。」

「そもそもここに来るのは、死ぬまでに悲惨な

人生を送った者が来世では幸せな人生を

歩めるように、特典を貰って転生をするためよ。」

 

特典か。俺ツエエエするためにはチート能力は

ぜひ欲しいな。不死身とか、洗脳とか。

 

「ふーん、特典ってのはチートスキルみたいな?」

「いえ、転生者限定の固有能力なんてものは

存在しないわ。私達神だって世界を司る種族な

だけだし。特典というのはあなたが望む実力や

容姿、環境、どのような人生を送るか、そのような

ものを神の力で出来る限り叶えて、第二の人生を送ってもらうのよ。」

 

私が望むもの、か。そんなものが本当に在るのか?

 

「と言っても特典のイメージなんて出来ないわよね。待ってね。今あなたの人生を観て用意してみせるわ。......うわ。」

「他人の人生を観てうわは酷いですよ。」

 

全く、失礼な神だな。

 

「え、えぇ。ごめんなさい。地球の方でも

転生モノを信じて自殺するなんて初めてで。」

「それっておかしいことですかね。生きる意味を

『転生』という概念に託して探しただけですよ。」

 

どうせ世界が存在する理由なんて上位存在が居る以外あり得ないんだから、そいつなら転生をさせることだって出来ると考えるのが普通ではないのだろうか。

 

「...確かに生きる意味を探すのは大切よ。

生き地獄なんて死ぬより辛いもの。だけど

それが、死んでいい理由にはならないわ。」

 

転生する作業が面倒だから注意をしている、

というよりはちゃんと注意をされてしまった。

それなら最初から私なんて居ない方が良いってのに。

 

「まあ、あなたが考えそうだから先に言っておく

けど2回目以降は死んでも転生は出来ないわよ。」

「リセマラなんてしませんよ。」

「......(10回目ぐらいまで考えてる!?)はぁ、

とりあえず特典は大体こんな感じでどうかしら?」

 

特典の内容を確認する。転生先の世界はファンタジー。規模は思ったより小さいけど、それでもその世界で最高クラスのステータスを貰えるらしい。他にも色々...

 

「ありがとうございます。やりたいことはやれそうですが、容姿は美少女ではなく黒髪赤目のイケメンでお願いします。。」

 

「変えておくわね。イケメンね。筋肉質?」

「細身で。」

「ええ、分かったわ。他には何かある?」

「これで満足です。来世が楽しみです。」

 

やっぱり死んだ甲斐があった。転生したらどんな感じなのかな。先ずは男の肉体を堪能して...それで...

 

「それじゃあ転生をもう始めるわよ。なにか聞きたいことはある?」

 

単純に、神を仲間にできるか気になった。

 

「うーん......じゃあ、あなたとまた話したくなった時どうしたらあえる?」

「残念だけど、私とあなたが会うことはもう2度と無いわ。

神々(わたしたち)の力は魂だけの存在にしか認識出来ないのよ。

それにあなたは、DALEという悪の組織と戦う運命に従っていれば、私が設定した世界から認められる人生を歩めるから心配はいらないわ。」

「そっか。それじゃ、ありがとうございました。」

「ええ。さようなら。」




知る必要のない設定。
主人公のスペック(転生前)
名前 江口心陽 (えぐちこはる)
年齢 13歳
身長 162.3cm
体重 54.2kg
誕生日 11月9日
血液型 測ったことない
好きなもの みかん、ワイン
嫌いなもの 中途半端
特技 大抵のこと
趣味 生活の質をあげること
性格(MBTI) INTJ
好きな言葉 報われない努力はあっても、無駄な努力はない。
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