雄英高校の闇、伝説の性癖・尊厳破壊ヒーロー『ミッキー』 作:青梅子
一学期の頃、■■光己(みっちゃん)に対して抱いていた印象は?
一学期の間、私より色々と控えめでささやかだったママは、私の唯一の心の拠り所でした。
ママと一緒にいる時だけは、自分自身の未熟さすら許されるような、そんな安心感に満たされていたんです。
あのママが、まさかあんな事になるなんて、当時の私は知る由もありませんでした。
――夏休みが明けた二学期初日、彼女の姿を目撃した時の状況は?
教室の扉が開いた瞬間の静寂は、今でも鮮明に焼き付いています。
そこに立っていたのは、ニャローテからマスカーニャレベルの最終進化を遂げた、圧倒的グラマラスな肉食系ボディの美女でした。
一学期までのあの安心感を裏切って、急にそんな次元の違う体型になって戻ってくるなんて、人として絶対に許せないですよ!
そんな体型の同級生なんか存在していいわけないじゃん!って、理不尽な裏切りに対する怒りと圧倒的格差で、私、頭がおかしくなりそうだったんです。あのママがそっちの意味の肉食系になってるなんて聞いてないよぉぉぉ!!って…
――その日の放課後、一体何が起きたのか?
その日の放課後、サポート科へ修正申請するのを主導したギャル子ちゃんに、ママが冗談半分でそそのかされたらしいんです。
そしたらママが、顔を真っ赤にして激しく戸惑いながら、私の肩を抱いて言ってきたんです。『実は私、17歳だから……みんなより二歳年上なだけだから、当然だよ。だから、もう怒らないで』って、声を震わせながら。
……え? ママはクラスメイトだけど、二歳上? 先輩がクラスメイト……? 私、今まで先輩に対して『控えめでささやか』とか言ってタメ口利いてた……!? 嘘、敬語にしなきゃ……!?って、そのときに思考回路が完全に麻痺して、頭がグチャグチャになってガタガタ震えました。
――その直後、あなた自身の身に起きた決定的な変転とは?
さっきまで『絶対に許せない』ってあれほど怒り狂ってガタガタ震えていたはずなのに、ママが『可哀想に……』って、あの私のとは比べ物にならない豊満な胸元で、私の頭をぎゅっと優しく抱きしめてくれたんです。
その瞬間、顔面いっぱいに広がった圧倒的な母性の肉圧に、脳の芯まで完全に分からされてしまって……。さっきまでの許せないっていう怒りもプライドも全部一瞬で消し飛んで、気付いたら私、『ママーッ!! ママァァァーーーッ!!』って全力で叫びながら、ママに抱きついてました。ギャル子が言うには新たな犠牲者になったらしいです。おかしいですよね?
――その後、覚醒した彼女の姿を見て、今何を思うか。
その後にママが、あの場しのぎの嘘だったはずの17歳設定を、へそ出しミニスカの犯罪的コスチュームを着ながら『永遠の17歳の私が来たからだゾ❤』って大真面目に公式プロフィールで使い始めたのを見た時は、本当は私のママじゃないの?って思いました。
あのあからさまに無理のあるブリっ子ボイスも、ギャルギャルしい派手な衣装も、全部自分のモノにしていくあの大真面目な姿を見て、私はママが本格的に、私たちの知らない別の何かに変わっていってしまうような不気味さを感じていたんです。
でも、今でもあのムチムチの姿を見るたびに、私の脳が勝手に『ママ……尊い……』ってひれ伏しちゃうんです。 私、卒業までにママ離れできると思います……?