1章スタート。よろしくお願いします。
空崎ユウは連邦生徒会に行く
3年生になってしばらくして...
風紀委員では鎮圧に出る回数が増え、急激に忙しくなっていた。
「少し、おかしくないですか?」
「...それもそうね。いくらゲヘナだとしても、これはおかしいと言えるわ。」
「そうだな...それに、最近不良どもが違法武器を使ってることが多いんだ。」
「連邦生徒会は何をやっているんでしょうか...」
「.........噂だと、連邦生徒会長が失踪したと言われています。」
「アコさん、さすがにそれは...」
連邦生徒会長。ゲヘナからあまり出ない僕でも知っている人物だ。
様々な問題を片っ端から片付ける超人。
そんな人がいきなり失踪するだろうか?
「私も信じてはいませんが......どちらにしろ、連邦生徒会に確認を取るべきでしょう。」
「そうね。...ユウ、チナツ、ふたりで連邦生徒会まで行ってきて。そしてこの状況の弁明なりなんなりを聞いてきてちょうだい。」
「「はい。」」
■
そして僕たちは今、連邦生徒会の建物の前に居る。
「やっと着いた......」
「外は暑いですし、早く中に入ってしまいましょう。」
中に入り、要件を伝えるとレセプションルームへと通された。
その中には、他の学校の方たちが3名。
「こんにちは。」
「え?あぁ、こんにちは...って!子供!?」
「......ゲヘナの風紀委員ですか。......子供?」
「こんにちは。(子供ですか...)」
とりあえず挨拶をしてみたが......皆同じような反応だった。
「あはは...皆さんも連邦生徒会長に用がある感じですよね?」
「そうよ!とりあえず、代行でもいいから見つけないと...」
「まぁまぁ、気長に待ちましょう?」
「...はぁ、それもそうね。自己紹介でも...する?」
待っている間に皆で自己紹介をする事にした。
青髪ツインテールの早瀬ユウカさん。
黒く大きな翼を持った羽川ハスミさん。
銀髪で羽の生えた守月スズミさん。
それぞれが自己紹介をしてくれた。そしてチナツさんの自己紹介も終わり、僕の番が回ってきた。
「ゲヘナ学園3年、風紀委員長補佐の空崎ユウです。」
「3年!?」
「年齢で言うなら、皆さんより下なので気にしないでください。」
「そ、そう?なら、よろしくね。ユウ君。」
「...空崎、と言うと風紀委員委員長の苗字と同じようですが。」
「そうですね、委員長は僕の姉です。」
3人は固まってしまった......
「まぁ、私も最初は少し驚きましたけどね。」
「...言われてみれば、雰囲気は似てるわね......」
そうして話していると、エレベーターの音がなり、そこから降りてくる2人の影が見えた。
女性2人。片方は連邦生徒会の制服を着ているので首席行政官だろう。
そしてもう1人は、黒いスーツを着たスタイルの良い女性...
...大人?
珍しいなと思いながら見ていると、その女性と目が合った。
その優しく慈愛に満ちた瞳に、固まってしまう。
固まっている間、他の4人は行政官に色々と質問をしていた。
「こんにちは、僕。」
いつの間にか先生と呼ばれた大人の人が目の前まで来ていた。
「こんにちは。先生...で合ってますか?」
「うん、そうみたい。君は子供みたいだけれど...どうしてここに?」
「あちらのチナツさんと一緒に、色々と聞きに来たんですが。...あの様子だと、噂は本当みたいですね。」
「...落ち着いてるんだね。」
「先生が、何とかしてくれるんですよね?」
「そうだね、任せて!」
ドンと胸を張った先生に、行政官が近づいてきた。
「先生、申し訳ないのですが...シャーレへ向かう間、戦闘が予想されます。」
「大丈夫!頑張るよ。」
「心強いですね。...それで、そちらの子供は?」
「空崎ユウです。僕も行きますよ。」
「なるほど、貴方が報告にあった風紀委員長の弟ですか。...構いません。では、ついてきてください。」
リンさんについて行く。
そして、先生との初戦闘が始まるのだった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
本作は基本的にユウ視点で進めるので先生視点は少なくなると思います。
また、原作にあるセリフなどは今回のようにダイジェストで流す場合があります。ご了承ください。