銃社会を、吸血鬼は生きる   作:MIKAZUKIN2525

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半分壊れながら書いてる。よろしくお願いします。



日記13:だって羨ましかったんだもん

 

 

 

 

 

 

 

「うーんと、一体これはどういう状況かな?」

 

ユウは眼の前で繰り広げられている光景に困惑していた。それも無理はないだろう。

 

なにせ、ヒナ、ヒガンが2人で並んで寝ていたからだ。

 

 

時を少し戻して……

 

 

 

 

シャーレにて

 

 

「えっと……あなたがヒガンね。はじめまして、私は空崎ヒナ。よろしくね。」

 

「は、はじめまして、ヒガンと言います。ヒナさんのことは、パパから聞いています。」

 

この時、二人は初めて会ったのである。前々からユウを通してお互いに少し知ってはいたが、会う機会があまり取れず、今日はヒナがシャーレの当番に来るということで、初めて対面することになった。

 

「……ユウの娘というのは本当のようね。ユウに似て、とても礼儀が正しいもの。」

 

「えへ……そうですか?」

 

「それに、可愛いところも似てるわ。」

 

「……うぅ、恥ずかしいです…」

 

ヒナの素直な可愛いという言葉にヒガンはとても恥ずかしくなってしまう。可愛いと言われ慣れていないところも、どうやら似ているようだった。

 

「えっと、それで……ヒナさんはパパのお姉さん……なんですよね。」

 

「ええ、そうね。血がつながってるとか、そういうのではないのだけど……あの子がどうしてもって言うから……。でも、もう2年も経つから、本当の姉弟のようなものだけどね。」

 

「そう……なんですね。」

 

ヒガンの言葉に含まれた少しの間に、ヒナは反応した。

 

「どうしたの、ヒガン。……もしかして、あなたも私の妹になりたい……とか?」

 

「あっ、いやっそうじゃないんですけど。昔、私にもお姉ちゃんがいたので……」

 

「! ……そう。」

 

突然の告白、ヒガンにも姉がいた事。だがその言葉は過去形で、今はいないという意味が含まれており、ヒナはなんとも言えない気持ちになってしまった。

 

だがそれとともに、ヒナの頭に一つの考えが浮かんだ。

 

「なら、なおさらね。」

 

「?」

 

「あなたが嫌じゃなければ……だけど。あなたの姉代わりにならせてほしいの。」

 

「! えっと……」

 

突然のお願いにヒガンはかなり驚いた。しかも、その内容が自身の姉にならせてほしいというものであれば尚更だ。

 

「別に、あなたがいらないと言うならあれだけれど……。さっきのヒガンの顔、なんだか寂しそうだったから。」

 

確かに、さっきヒナがユウと姉弟関係にあるということを言った時、ヒガンの顔には寂しさと羨ましさがあった。

 

「いえっ!むしろ欲しいくらいです。」

 

食い気味にそう言ったヒガンだったが、その言葉の裏にも、確かに寂しさが存在していた。

 

それにヒナは気づいていたが、深く追求しようとはしなかった。

 

「ふふっ。そう言ってくれて嬉しい。」

 

「はい。えっと……お姉…ちゃん。」

 

ヒガンは少し恥ずかしそうにヒナのことをお姉ちゃんと呼ぶ。でも、なんだかしっくりは来ないようで。

 

「ごめんんさい、お姉ちゃんは、ちょっと……。やっぱり、ヒナさん…で。」

 

「呼び方は好きにしてくれていいわ。あんまり気にしてないから。」

 

結局のところ、ヒガンがヒナを呼ぶときは「ヒナさん」に落ち着いた。

 

「ん……ふぁぁ…」

 

ヒガンは小さくあくびをした。時間を見ると、午後の十時。ちょうどお昼で眠くなってしまうような時間帯だった。

 

「眠い?」

 

「……はい。ちょっと、お昼寝してきてもいいですか?」

 

「構わないわ。ゆっくりしてきて大丈夫よ。」

 

そうしてヒガンは仮眠室へと歩いていくが……途中で「あっ」と声を上げ立ち止まり、ヒナの方をまた向いた。

 

「ヒナさんも一緒に寝ませんか?えっと……その、一人だと、ちょっとさみしいですし……」

 

ヒガンの声音は少し甘える感じになっていて、ヒナもそれには驚いた。だけれど、ヒナは優しく微笑む。

 

「ええ、分かったわ。一緒に行きましょうか。」

 

「! やった。行きましょ行きましょ!」

 

そうしてヒガンはヒナの手を引いて仮眠室へと向かった。

 

 

 

そして、時は今に戻る。

 

 

2人が仮眠室のベッドに入った途端、すぐに熟睡。そしてその光景をユウが発見したのである。

 

ユウは2人が今日初めて会うということしか知らないため、ヒガンがヒナの妹となっていることは分からない。だからこそ、急に一緒に寝るところまで行くものか。と疑問が強いのだ。

 

「まぁでも、気持ちよさそうに寝てるし……起こすのはちょっと忍びないよね……」

 

ユウもそこは常識人だ。寝ている人を起こすほどひどくはない。

 

起こすことはしなかったが……

 

「ふぁぁ……僕もちょっと眠いですね……。……お邪魔しちゃいましょうか。」

 

そう言ってユウは2人が寝ているベッドへと潜り込み、そのまま寝た。

 

起こさないという常識はあれど、そこに潜り込むというなかなか非常識な行動を何故したのか。まぁ、ユウも大変疲れていたということだろう。

 

そうして3人が寝ている姿を、様子を見に来た先生が発見するのであった。

 

 

 




ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。

正直ネタがあんまり思いつかないので、ユウやヒガンの他キャラのこの絡みがみたいなどのリクエストがあればぜひ教えてください。活動報告に同じ内容の物を投げておくのでそちらにお願いします。

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