銃社会を、吸血鬼は生きる   作:MIKAZUKIN2525

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戦闘描写、下手です。よろしくお願いします。



空崎ユウは先生を知りたい

 

連邦生徒会を出てシャーレの部室に向かう。

 

「先生、できるだけ僕の後ろにいてくださいね。」

 

先生にはヘイローがない。つまり、銃弾1発が致命傷になりうる。

 

「なら、私に指揮を執らせてくれない?」

 

「了解です。」

 

「戦術指揮をですか?...まぁ...先生ですし...」

 

「分かりました。これより先生の指揮に従います。」

 

「生徒が先生の言葉に従うのは自然なこと、ですね。よろしくお願いします。」

 

「よし。じゃあ行ってみましょうか!」

 

「ありがとう。みんな。まずは...」

 

先生は僕たちを配置し、役割まで細かく決めた。

 

僕はスナイパーライフルだから後方支援だ。

 

ハスミさんも一緒か...声を掛けてみよう。

 

「よろしくお願いします、ハスミさん。」

 

「えぇ。よろしくお願いします。」

 

その返事は、初めて会った時とは違って優しい声音だった。

 

 

「ユウは右側、ハスミは左側の敵を狙って!」

 

先生からの指示がでる。即座に銃を構え直し、言われた方向を狙う。

 

バン!バン!

 

1人づつ銃弾を撃ち込んでいく。

 

ハスミさんも同じく、精密な射撃で敵を倒す。

 

「よし。スズミ、閃光弾!」

 

「はい!」

 

スズミさんが投げた閃光弾は、敵の集団のど真ん中で弾ける。

 

強烈な光と轟音。

 

それによって怯んだ敵を撃ち抜く。

 

「制圧完了です、先生。」

 

「うん。みんなよくやったね。」

 

「ユウカさん、手当をしますのでこちらに。」

 

手当をしている間、先程の戦闘を振り返っていた。

 

「なんだか、いつもより戦いやすかった気がします。」

 

「そうですね。...先生からの指示が的確でした。」

 

「さすがは連邦生徒会長が選んだ人...ってわけね。」

 

「先生、次の戦闘もよろしくお願いします。」

 

「うん、まかせて!」

 

 

 

 

戦闘を続けながら進み、シャーレまであと少しという所まで来ていた。

 

「もうシャーレの部室は目の前よ!」

 

「はい、ですがユウカさん、気を抜かず行きましょう。」

 

すると、リンさんから通信が入った。

 

内容はこの騒ぎの中心人物について。

 

名前はワカモ。

 

僕でも聞いた事のある、かなりの危険人物だ。

 

「分かったよ、リンちゃん。...みんな、さっきよりも気をつけて進むよ。」

 

 

途中、戦車が出てくるなど大変だったが、何とかシャーレの建物前まで辿り着くことができた。

 

「着いた!」

 

「はい。」

 

『シャーレの部室、奪還完了。私も、もうすぐ到着予定です。建物の地下で会いましょう。』

 

「なら、僕たちは建物の前で警備をします。先生は気にせず中へ。」

 

「うん、気をつけてね。」

 

 

建物に入る先生を見送る。

 

 

「っ...」

 

戦闘の消耗により、フラついてしまう。

 

「ちょ、ちょっと!」

 

駆け寄ってくるユウカさんを手で制止する。

 

「...チナツさん、お願いします。」

 

「はい。」

 

僕に呼ばれたチナツさんはリボンを緩めながら近寄る。

 

「...チナツさん、何を...」

 

ハスミさんの声は無視し、チナツさんの首筋に噛み付く。

 

「「「!?!?」」」

 

視界の端に3人の驚く顔が見えるが、気にしない。

 

「ぷはっ...ありがとうございます。」

 

「私は大丈夫です...が、皆さんには説明した方がいいと思います。」

 

ハッとして周りを見る。3人とも、少し顔が赤くなっていた。

 

「あはは...」

 

笑って誤魔化そうとするが、3人は口を開く。

 

「ユウ君!今のはどういうこと!?」

「ユウさん、説明をお願いします。」

「...お2人は、どういう関係で...?」

 

「......分かりました、説明します。ですが、あまり他の人には言わないでくださいね...?」

 

 

そうして、僕の体について説明した。

 

 

 

「...とまぁ、こんな感じです。」

 

説明を聞いた3人の反応は、驚きながらも冷静だった。

 

「吸血鬼...ねぇ。」

 

「吸血鬼については、昔聞いたことがあります。その時は悪しき存在だと聞きましたが...そうは見えませんね。」

 

「そうですね、ユウさんが悪い存在...なわけないです。」

 

そんなこんなで話していると、先生が戻ってくる。

 

 

 

「みんな、お疲れ様。」

 

「あっ、先生。お疲れ様でした。このご活躍は、すぐに広がると思います。...あっという間に有名人になってしまうかもしれませんね?」

 

「お疲れ様です。...今日はこれでお別れになってしまいますが、近いうちにぜひ、トリニティ総合学園に立ち寄ってください。先生。」

 

スズミさんもぺこりと頭を下げる。

 

「お疲れ様です。先生。...もし良かったら、これ。」

 

僕は1枚のメモの切れ端を渡す。

 

「これは?」

 

「僕の個人的な連絡先です。何時でも連絡してくださいね。」

 

連絡先を渡した理由として、

何となく、この先生という人とは関わりを持っておいた方がいいと僕の直感が告げたからだ。

 

「ユウさん、風紀委員に報告へ戻りますよ。...ということですので、先生。ゲヘナ学園に立ち寄った時は、ぜひ風紀委員を訪ねてください。」

 

「ミレニアムサイエンススクールに来てくだされば、またお会いできるかも?先生、ではまた!」

 

そして解散の流れになったが、ハスミさんが話しかけてきた。

 

「ユウさん、初対面であのような態度を取ってしまったこと、謝罪させてください。」

 

頭を下げるハスミさん。

 

「わっ、頭を上げてください!僕、全然気にしてませんから!」

 

「ですが...」

 

「...納得行かないのであれば、今度、美味しいスイーツとか教えてください。」

 

「そのようなことでいいなら...!」

 

そうして、ハスミさんと連絡先を交換した。

 

また、その様子を見たユウカさんとスズミさんが私もしたい。と言い出したので、2人とも交換した。

 

 

再会の約束をしながら、僕たちは別れた。

 

 

 

 

 

風紀委員に戻った僕たちは、ヒナさんに今日のことを報告していた。

 

「なるほど...シャーレ...連邦生徒会長がなぜそのような組織を作ったのかは不明だけれど、先生という人についてはある程度わかった。2人とも、ありがとう。」

 

「はい。報告書は後で僕が万魔殿にも届けに行きます。」

 

「お願いするわ。」

 

 

こうして、僕の少し忙しい一日が、終わったのだった。

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。

少しのネタバレになってしまいますが、ユウのシャーレ加入までは、オリジナル展開多めで行きます。
よろしくお願いします。
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