今日は少し短め。よろしくお願いします。
「ん……」
ぱちりと目を開ける。
カーテンの隙間から漏れる光は、ない。枕元においたスマホで時間を確認する。
「0時……。変な時間に起きちゃったな。」
普段はこんな事ないのだが、今日は寝付きが悪かったのだろう。といっても、眠気がほとんど無く、また寝ると言うのは難しいだろう。
それに……
「お腹……空いたなぁ。」
めちゃくちゃお腹が空いている。晩ごはんはきちんと食べたが、それをもってしても何かを食べたい気持ちが強い。
ということで、僕はキッチンへ向かうことにした。
「あれ?」
キッチンのある部屋の電気が付いている。僕以外だと……先生かな?
そう思いながらドアを開ける。
「ふんふーん♪」
「あ、やっぱり先生でしたか。」
予想通り、先生がいた。
「あれっ、ユウ。……夜ふかしは悪い子だよ?」
「それを言うなら先生も、ですね。」
「むっ。私は大人だからいいの。」
「どんな理屈ですか。」
会話をしながら、僕は棚からカップ麺を取り出す。
「お湯、残ってますか?」
「残ってるよ。」
先にカップ麺を作っていた先生は多めにお湯を沸かしていてくれたようだ。
「助かります。」
さっさとお湯を入れてタイマーをスタートする。後は待つだけ。やっぱカップ麺は便利だね。
少しの静寂が広がった。
キッチンの電気のみがついている薄暗い空間。謎の背徳感が高まる。
その静寂を破ったのは、先生だった。
「……ユウはさ、夜は好き?」
「急ですね。」
「なんとなくだよ。」
「まぁ……好き……ですね。」
「私も。この、世界そのものが私たちにおやすみって言ってる感じがしてさ。」
先生はぼんやりとそう言う。
「おやすみって言ってるのにさ、空は夜のほうがきれいで。なんか、ずるいよね。」
「……そうですね。今日も、星空がきれいです。」
僕たちは窓の外を眺める。真っ暗の中に輝く星々が、僕たちの視線を吸い込む。
「きれいだね。」
「はい。」
僕たちは見惚れていた。そう、タイマーの音に気づかないほどに。
あっ。と僕たちが気づいた頃にはもう遅かった。3分ほどオーバーしたカップ麺はかなり伸びており、僕たちは笑いながらそれを食べることに。
「まさか、景色に見惚れて時間オーバーしちゃうなんてね。」
「ふふっ、ほんとに。笑っちゃいますね。」
夜の少し肌寒い気温に、温かなスープが体に染み渡る。
「おいしい。あ、ねえ、ユウの一口もらっても良い?」
「いいですよ。代わりに僕も先生の一口もらいますね。」
僕たちは器を交換して一口すする。
お互いに違う味なので少しの味変になった。
「あ、先生のやつおいしいですね。今度はこれを食べますか……」
「それ良いでしょ?私のお気に入りなんだ〜。もし食べたかったらもう少し多めに買ってくるね。」
「ありがとうございます。」
また元の器に交換し、残りを食べ終えた。
「ふぅ、ごちそうさまでしたっと。」
「ごちそうさまでした。美味しかったです。」
「さて……片付けは明日の私達に任せるとして……。寝よっか。」
「はい。」
片付けしたほうがいいだろうと思いつつも、食事をしたことによって眠気が復活してきているため先生の提案に乗ることにした。
「うーん、どうせだし、一緒に寝る?」
「あー……久しぶりに、そうしますか。」
……先生と一緒に寝ると言うのは異常ではあるが、お互いになんか落ち着くという理由でたまにそうしている。
そして、僕たちは先生の寝室へと向かった。
■
「大丈夫?狭くない?」
「いえいえ。それに、いつも通り抱き合って寝ればいいでしょうし。」
「うっ……そう言われるとなんだか恥ずかしいね……」
先生のベッドはセミダブルのため、2人で寝るにはちょっと狭い。だからこうして寝る時は、僕たちは密着してスペースを確保しながら寝る。
「ふぁぁ……では、寝ますね……」
そうして僕は目を閉じていく。先生の柔らかい体に包まれながら、僕は夢の中へと落ちていった。
「おやすみ、ユウ。」
ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。
今日はかなり短くなってしまいましたが、こんな感じの何気ない会話が私は好きなので。
いつでもリクエスト待ってます!!