銃社会を、吸血鬼は生きる   作:MIKAZUKIN2525

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食べ物の描写ってかなり難しい。よろしくお願いします。



日記18:みんなには内緒。ですよね

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませ!1名様ですか?」

 

「はい。」

 

「では、お好きな席へどうぞ。」

 

今日僕はトリニティのとある喫茶店に来ている。何故か?それは、この店のパフェがとてつもなく美味しそうだったからである。

 

座った席でざっとメニューを見る。お目当てのものは決まっているが、一応だ。

 

「へぇ……やっぱりトリニティだからか、紅茶の種類だけでめちゃくちゃ多いな……。ん?”限定特盛パフェ”?これも美味しそうだなぁ……よし。すみませーん!」

 

店員さんを呼んで注文をする。

 

「えっと、チョコレートパフェと……この”限定特盛パフェ”って、まだありますか?」

 

「大変申し訳ございません。そちらちょうど売り切れてしまいまして……」

 

おっと、少し遅かったようだ。だが、別にどうしてもというわけでもないためそれは頼まずに、チョコレートパフェを2つ頼んだ。

 

注文を済ませた後は暇になってしまい、とりあえず店内を見回してみた。

 

ゆったりと落ち着いた雰囲気。派手に飾られていない装飾。そして読書などをしながら食事を楽しむ何人かの客。

 

「(なかなかいい雰囲気ですね……って、あれ?)」

 

そのうちの一つのテーブル席に、巨大なパフェが3つも置かれていた。おそらくはあれが限定特盛パフェなのだろう。最初はたくさん食べる人なんだなぁ。と思ったが、そのパフェの影から見える大きな黒い翼に気がついた。

 

「あれって……」

 

申し訳ないと思いつつその席をよーく見てみると。

 

「あ、やっぱりハスミさんだ。」

 

巨大なパフェを食べていたのは、ハスミさんだった。

 

「んぐっ、ユウさん!?」

 

僕の声に反応したハスミさんと目が合う。……ちょっと気まずい。

 

「こ、こんにちは……」

 

ハスミさんは何か言いたげだったので、ハスミさんに許可を取り店員さんに言って相席にしてもらう。

 

その間に僕の注文したものも届き、相席となったテーブルの上にはパフェが並んでいた。

 

「ユウさん、これは……その。」

 

「分かってます、みんなには内緒。ですよね?」

 

ハスミさんが言いたいことは分かる。なにせ、当番に来るトリニティの正義実現委員会の生徒さんたちからよく、「ハスミさんはダイエットをしている。」という情報聞く。だから、こうして大食いしているところはあまり知られたくはないのだろう。

 

「……分かってくれるのですね。助かります。」

 

「いえいえ。」

 

「……もしよろしければ、こちら1つ食べますか?」

 

ハスミさんは3つある限定パフェの1つを僕の前に動かした。

 

「えっ。いや悪いですよ。ハスミさんが頼んだものですし……」

 

流石にそれは申し訳ない。普通のパフェならまだしも、限定だもん。

 

「今までのお礼ということで、もらってくれませんか?」

 

「うう……。あっ、じゃあ、僕のパフェと交換ってのはどうですか?」

 

我ながらいい提案だと思う。

 

「では、そういうことで。」

 

パフェが交換される。この巨大なパフェ、ハスミさんは一人で食べようとしてたんだ……

 

 

「んーっ、美味しい!」

 

濃厚なクリームに少しビターなチョコレートソースが最高に美味しい。そしてふんだんに載せられたフルーツやクッキーが幸福感を更に押し上げる。

 

眼の前でも、ハスミさんが美味しそうに食べている。一口食べるごとに様々な反応が見られてちょっと楽しい。

 

「? 口に何か付いていますか?」

 

僕の視線に気づいたハスミさんが食べる手を止め聞いてくる。

 

「あぁいや、ハスミさんがあまりにも美味しそうに食べるものですから。」

 

「変……でしたか?」

 

「そんな!変だなんてことないです。むしろ、ハスミさんの可愛らしいところが見られて嬉しいですよ。」

 

「かわっ!?そ、そんな事は……」

 

ハスミさんは照れて、パフェを食べる手がどんどん早くなっていく。

 

「(……やらかしちゃったかな。)」

 

 

 

 

 

 

その後、店を退店した僕たちは近くのベンチに座り少し話していた。

 

「はー……美味しかったですね。」

 

「はい。それに、ユウさんのおかげで食べる量を少し減らせました。」

 

話を聞くと、限定パフェを3つも頼んでいたのは欲望に負けたかららしい。本当は1つだけ頼む予定だったとのこと。

 

「あはは……それなら良かったです。」

 

正直、あの量だと3つも2つも変わらないだろうとは思ったが、その言葉はしまっておく。

 

「……それにしても、ユウさんがあれほどスイーツがお好きでしたとは。」

 

「あれ、そんなにですか?」

 

「ふふっ、はい。それはもうバッチリ顔に。」

 

……どうやら、反応を見て楽しんでいたのは僕だけではなかったようだ。

 

「まぁ、隠すほどのことではないですけど、そんなにわかりやすかったのならちょっと恥ずかしいですね。」

 

「あの時のユウさんはとてもかわいくて、普段の様子からは考えられないぐらいでした。」

 

「……うう。」

 

先程僕がハスミさんに可愛らしいと言った仕返しのようなものだろう。……あんなことは軽く言うものじゃないね。

 

そしてハスミさんに別れを告げ、帰路へとつく。

 

トリニティの町並みはいつ見てもきれいで、ゲヘナとは比べ物にもならない。

 

「やっぱ、トリニティは騒動も少なくて、静かだな。」

 

 

 

 

だけど、トリニティのこの静かさは、僕にはちょっとくすぐったい。

 

 




ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。

私は甘いものはあまり食べませんし、果物もからっきしです。それにJKみたいに輝いていないので描写が”甘い”かな?

いつでもリクエスト待ってます!!

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