ユウとルナにあってヒガンに無かったので新シリーズ。よろしくお願いします。
生活1:私の学校生活
「ふわぁ〜……」
今日も学校の準備をする。たまに学校が憂鬱と言っている人を見るけれど、私はそう感じたことはない。
ミレニアムの制服に袖を通し、身だしなみを整える。
「おはよう、ヒガン。」
「あっ、おはようお姉ちゃん。」
シャーレの共用スペースに降りると、既に起きていたルナお姉ちゃんが声を掛けてくる。
お姉ちゃん、私より起きるのほんとに速いんだよなぁ……
「今日も学校?」
「うん。」
「……そう、偉いわね。」
いつも通り、少し淡白な会話を交わしてお姉ちゃんは仕事の準備に入った。
その後もちゃちゃっと準備を進め、出る時間となった。
「いってきまーす!!」
「うん、いってらっしゃい。」
お見送りにはいつもパパが来てくれる。お姉ちゃんは仕事の準備で、先生はだいたいまだ寝てるから。
パパに見送られて学校への道を歩き始めた。
■
[次は〜、ミレニアム前〜、ミレニアム前〜。お出口は右側です〜。]
電車に揺られること数十分。あっという間にミレニアムに着いた。
大体の生徒は寮暮らしだったりするので、この時間にミレニアム生はあまり見かけない。というか、私が早すぎるだけかもしれないけど……
「……少し早いけど、教室で復習でもしてようかな。」
校舎へと歩き始めた。と言っても、広すぎるからすぐモノレールに乗るけれど。
「ふ〜、到着っと。」
教室について、自分の席に座る。当然だけど、周りにはまだ生徒はいない。
だから、この時間だけは少しさみしい。
「ま、しょうがないよね。」
数分もしたら、登校した生徒たちが続々と教室に入ってくる。
「おはよー。」
「おはよう。」
「ヒガンちゃんは相変わらず早いね〜。」
「住んでるところがちょっと遠いから。」
「あー、そっか。」
他愛もない会話を楽しんで、授業をして、時間が過ぎていく。
「ヒガン、お昼いっしょに食べよ〜。」
お昼の時間、話しかけてくれたのはモモイだ。
「いいよ。」
そうして外のベンチでお昼を食べることに。
「モモイ、またそれ?よく飽きないね……」
モモイが食べているのはコンビニで売っているサンドイッチ。
少し前、私が勧めてからハマってしまい、ここ最近はずっとそれを食べている。
「いいでしょ別に〜。美味しいんだもん!」
「まあ、モモイがいいなら別にいいけどさ……。あ、これ美味しい。」
ちなみに私が食べているのはお弁当。パパが作ってくれたものだ。
「あ!それユウが作ったお弁当?いいな〜。」
「……あげないからね?」
「ちぇっ。」
おかずは全部手作りで、栄養バランスもちゃんと考えられている最高のお弁当。他人には渡したくはないかな。
昼食を済ませ、雑談をすることに。
「今日の放課後さ、ゲーム開発部の手伝いに来てくれない?」
「やだ。」
「えー!なんでさ!」
モモイは私の体をゆすりながらなんでなんでと言ってくる。
「理由は2つ。」
「む。」
「1つ、今日はセミナーのお手伝いに行くので物理的に無理。」
「え、それ以上の理由ある……?」
「そして2つ目。お手伝いに行っても結局ゲーム大会になるのでいやです。」
ま、理由としては1つ目が9割なんだけどね。
「いやいやっ、いつもヒガンも楽しそうに遊んでるじゃん!!」
「そうだけど。そこに至るまでの経緯が問題なの!いつも手伝い頼まれて行ったうえでそうなっちゃうんだもん。」
「うっ……今日は、今日こそは真面目に開発する予定だから!」
「そう言われても無理。そもそもセミナーに呼ばれてるって言ったじゃん。」
「わかったよ〜……」
ちょうどでチャイムが鳴り、昼休みの終了が告げられた。
「じゃ、またね。」
「うん……」
■
そして放課後、私は予定通りセミナーへと足を運んでいた。
「ヒガンちゃん、来てくれてありがとうね。」
「ユウカさん。今日もあれですか?」
「うん。お願いできる?」
あれというのは簡単な事務作業のことだ。今は忙しい時期とのことで、いつもより量が多く、こうして私にお手伝いを依頼したらしい。
「いいですよ。いつも通りに片付ければいいですよね?」
「ありがとう、助かるわ。」
いつも通りなのですぐに作業に取り掛かった。
「……数は多いけど、一つ一つは簡単。」
「ヒガンさん、いつもありがとうございます。」
仕事を進めていると、ノアさんが話しかけてくる。
「いえ。こうしてお願いしてくれて嬉しいです。」
「ふふっ、いつも通りですね。」
軽い会話を交わして仕事に戻る。
そして、数分もしないうちに書類がすべて片付いた。
「ユウカさん、終わりましたよ。」
「も、もう終わったのね………ありがとう。」
なんか、ちょっと驚いてる感じがするけど……
「はい。何かあればまたいつでも呼んでくださいね。」
「うん。またはないといいのだけれどね……」
「ヒガンさん、いつでも遊びに来てくださいね。では。」
「ふふっ、善処しますね。」
そうして、私はセミナーを去った。
セミナーを出た頃には既に日暮れ前で、もうやることも特にないので帰路へとついた。
「……今日も楽しかった。」
「おーい、ヒガン!」
すると、遠くからパパの声が聞こえてきた。
「パパ!わざわざ来てくれたの?」
「うん。たまたま近くに用事があってさ。その帰り。」
パパが迎えに来てくれたようだった。
「そっか。ありがとう。」
今日も、楽しかった。
ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。
このシリーズは基本的にはヒガン×ミレニアム生とかになると思います。
これからもよろしくお願いします。