銃社会を、吸血鬼は生きる   作:MIKAZUKIN2525

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練習も兼ねて。よろしくお願いします。




生活3:私と問題児ちゃん

 

 

 

 

 

とある日……

 

 

 

「コユキーっ!!!!待ちなさい!!」

 

「にははっ、嫌ですよーっ!」

 

廊下の奥から、元気な声が2つ聞こえてきた。

 

ユウカ先輩とコユキの2人だ。またコユキが問題を起こして、追われているのだろう。

 

「あ、コユキじゃん。」

 

「ヒガン!?やばっ!」

 

コユキは私を認識すると、走る速度が上がった。

 

「えっ、あちょっ。」

 

そして、私の脇腹をするりと抜けていった。

 

「こらーっ!!……はぁ。」

 

追っていたユウカさんはもうスタミナ切れのようだ。息がかなり荒くなっている。

 

「ユウカ先輩、コユキはまた何かやらかしたんですか?」

 

「え、ええ……コユキったら、また勝手にセキュリティを突破して盗みを働こうとしたのよ……」

 

「なるほど。いつも通りですね。」

 

ならば、またコユキは反省部屋に入れたほうがいいってことか……

 

「よし。ここからは私が追います。」

 

「えっ、悪いわよ。これはセミナーの問題でもあるんだから。」

 

「なら、追いつつ誘い込むので罠みたいなのでも用意してもらえたら。」

 

「なるほど……分かったわ。追うのは任せたからね。」

 

「ばっちぐーです。」

 

 

 

私はコユキを追い始めた。

 

 

実は、さっきすれ違う時に一応とGPSを取り付けておいたからすぐに追える。

 

ということで、全速力で廊下を駆けていく。

 

 

 

「コユキ〜!!こっちで一緒に遊ぼ〜!!」

 

「にはっ!?嫌です〜!!そう言ってまた反省部屋に入れるつもりですよね!!」

 

「ソンナコトナイヨ〜!」

 

「やっぱそうじゃないですか〜!」

 

逃げ足だけは本当に速いものだ。全然距離が縮まる気がしない。

 

「(ここ……)」

 

私は分かれ道の片方を血を使って先に塞ぐ。

 

「っ!!それ、いつもずるいですよ!!」

 

「どうする〜?逃げ道がどんどん無くなって行っちゃうよ〜?捕まるのは時間の問題だよ〜?」

 

「絶対に捕まりませんよ!!」

 

 

分かれ道の度に片方の道を塞いでコユキが逃げる方向を制限していく。

 

そして……

 

「(ユウカ先輩に連絡……っと。お、もう準備万端っぽい。)」

 

ユウカ先輩に連絡してそろそろだと伝える。

 

「で、次の道を曲がっちゃえば……」

 

「あばばばばばばっっっっ!!!」

 

「えぇ……」

 

先に曲がったコユキの声が聞こえてくる。……が、なんかちょっとやばくない?

 

「やーっと捕まえたわ!」

 

「ユウカ先輩、これちょっとやりすぎじゃないですか……?」

 

曲がって見た光景。コユキが電気ショックでしびれていた。

 

「このくらいじゃなきゃこの子は止まらないし反省しないから。」

 

「そう……ですか。」

 

流石に可哀想に思えてきた……

 

「じゃあ、このまま連行しちゃうから。手伝ってくれてありがとう。ヒガンちゃんも、困った時はいつでも呼んでね。」

 

そうして、ユウカ先輩はコユキを連行していった。

 

 

 

 

 

 

■

 

 

 

 

 

 

 

数日後……

 

 

いまだコユキが反省部屋に入れられているとのことで、ちょっと遊びに行くことにした。

 

 

「コユキー。いる?」

 

「あれ、ヒガンですか?遊びに来てくれたんですね!」

 

「そそ。前にも言ったでしょ?」

 

「あー……」

 

この前の逃走劇のときのことを思い出したようだ。

 

「で、あの時は何やらかしたの。盗みを働こうとしたってのは聞いたけど……」

 

「には……あれはちょーっと理由があるからというか……」

 

「ふーん……またお金?」

 

「うっ……はいぃ……」

 

やっぱり。こういう時、大体お金目的なんだよなぁ……この子。

 

「いつも言ってるじゃん。少しはまっとうに稼ごうって。」

 

「えー……めんどくさいんですよ〜。」

 

「……もっと反省したほうがいいね。私からユウカ先輩にも言っておくよ。」

 

「えっ!?それは勘弁してくださいよ〜!」

 

「じゃあ、真面目に働く?」

 

「それは嫌です!」

 

「どっちなの……」

 

うん、やっぱダメかも。そりゃユウカ先輩たちが頭抱えるよね……

 

「……ま、いっか。また捕まえればいいだけだもんね。」

 

「にはっ!?もうあの電気ショックは喰らいたくないですよー!」

 

「うーん、それはユウカ先輩に頼んでね。あれ私がやったんじゃないから。」

 

私はそう言って反省部屋を後にした。

 

 

 

「ヒガンちゃん、ありがとうね。」

 

「え?」

 

部屋を出て、ユウカ先輩に話しかけられた。

 

「何がですか?」

 

「いや……わざわざコユキと話しに来てくれたでしょ?あの子も退屈だったろうし……」

 

「ああ……。いえ、コユキとは話してると楽しいので。」

 

「! ……そう、もしよかったら、たまに来てくれると助かるわ。」

 

「そのつもりですよ。……あ、でも、まだまだ反省してなさそうなのでもうちょっと軟禁しといても良さそうですね。」

 

「そ、そう……。容赦ないわね……ヒガンちゃん……」

 

 

 

 

個人的には、ああやって追うのは疲れるからあんまりやりたくないって理由もあるんだけどね。

 

 




ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。

コユキの口調、なにげに難しいですね……

そういえば、そろそろ本編の続きに行こうかなと思ってます。いつになるかわかりませんが、楽しみにしていてください。


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