今日はこっち。よろしくお願いします。
「おはよう、先生。」
「おはよう。ヒナ。今日は当番よろしくね。」
「(……あれが、お父様の姉……)」
今日はヒナさんが当番の日だ。話には聞いていたが、会うのは初めてなので少し緊張している。
「それで……こっちが、ルナね。」
「はじめまして、ヒナさん。」
「ええ、こちらこそ。」
私たちは握手を交わす。ヒナさんの手は小さかったが、頼りになるという感覚が強く伝わってきた。
「よし。じゃあ今日の業務を始めよっか!」
そうして顔合わせも終わり、3人での業務が始まった。
■
「(これは……こっちですね。……うん、おっけ。)」
「……」
「ふぅ……」
オフィスの中はとても静かだ。私含め、仕事を真面目に処理しているからなんだけれども。
どんどん書類が片付けられていく。なかでも、ヒナさんの速度は尋常じゃない。というか、慣れてる感じがする。……あんなに小さいのに。
「(……すごいな。先生も、ヒナさんも。)」
一方で、先生達も同じようなことを考えていたのであった。
数時間後。
「おーわりっ!二人とも、お疲れ様。」
時間は17:30。就業時間だ。昼休憩を挟みつつも、時間が過ぎるのがとても早かった気がする。
おかげさまで、溜まっていた書類はほぼ全て片付いた。本当にヒナさんには感謝しかない。
「ええ。先生もお疲れ様。」
「はい。今日は沢山仕事が片付きましたね。これなら、リンさんに怒られる心配もなさそうです。」
「そうだね……」
そして、休憩も兼ねて少し雑談をすることになった。
「ヒナさんは、いつもあんな感じなんですか?」
「あんな感じ、というと?」
「今日、ヒナさんのところにかなりの量の書類があったと思うんですが……すべて片付いていたので。」
「あれくらいの量なら、慣れてるわ。」
なんと。普通に3人分くらいの量だったと思うんですけどね……
「あはは……風紀委員会だともっとあるもんね……」
「えっ、今日のあれ以上のですか!?」
「確かに疲れはするけれど……私がやらなきゃいけないことだから。」
その考え方はどうなんでしょう……と私は思いますが……
「んまぁ、ヒナはいつも頑張ってるもんね。えらいえらい。」
そう言って、先生はヒナさんの頭を撫で始めた。
「ちょっと……先生……!」
「ごめんごめん。ついユウにやる感じでさ。」
「(お父様に……!?)」
「ほら、ルナもこっちおいで。」
「? はい。」
先生の隣に座る。すると……
「ルナも頑張りました。」
私の頭も撫で始めた。
「!?」
「2人とも今日はありがとねぇ……あの量、1人で終わらせられる自信なかったし……」
「そんなことない、先生だってとても頑張っていたわ。」
「そうですね。先生があそこまでできる人だと改めて認識しました。」
私とヒナさんは先生に撫でられながらもそう言う。
「そ、そっか……」
「……」
3人とも少し恥ずかしくて何も言えなくなってしまう。
「あれ、なんだか珍しい組み合わせですね。」
お父様がオフィスに入ってきた。まだ私たちは撫でられているので、お父様にとっては少し変な光景になっているだろう。
「……じゃ、僕はここもらいますね。」
そう言って、お父様は先生の膝の上に座った。
「おっ、なかなか強欲だね?まあ、いいけどね。」
「むぅ……」
ここから30分くらいは雑談して楽しんでいた。
ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。
とっても短くてすみません。
やること多すぎるのとメンタル少しやられているのでそれがちょっと出ちゃうかも。頑張ります。