銃社会を、吸血鬼は生きる   作:MIKAZUKIN2525

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今日も日記更新。よろしくお願いします。



日記3:一日の過ごし方

 

 

「んっ…ふわぁぁ……」

 

眠い目をこすりながらベッドから起き上がる。

 

今はシャーレの居住スペースの中の一部屋を使っていて、寝泊まりもそこだ。

 

「…顔洗って朝ごはん作らなきゃ……」

 

最近の僕のモーニングルーティンはこうだ。

 

顔を洗って目を覚まし、自分用と先生用に朝ごはんを作る。完成までに先生が起きてこなかったら先生を起こすのも行う。

 

 

 

ジュー

 

 

「ん…いい匂いだね、ユウ。」

 

「あっ、先生。おはようございます。」

 

「おはよう。いつもありがとうね。」

 

「こうでもしないと先生は朝ごはんを食べないですもんね。」

 

なぜ僕が先生に朝ごはんを作っているのか、それは…

 

 

先生の生活能力があまりにも低いためである。

 

 

仕事ではいつも頼りになる人だが、私生活や自分自身のことになるとかなりダメダメだ。

 

もちろん家事が完全にできないというわけじゃないが、本当に必要最低限といった感じだ。

 

 

「はい、できましたよ。」

 

「うん、今日も美味しそう。じゃあ…」

 

「「いただきます。」」

 

朝ごはんを食べている間はその日の打ち合わせが行われる。

 

「今日の当番は…ウタハか。」

 

「分かりました。割り振りしておきますね。」

 

「助かるよ。今日は外回りもないから一気に書類を片付けちゃおうか。」

 

「はい。」

 

 

「「ごちそうさまでした。」」

 

朝ごはんを食べ終わったあとは、少しの自由時間だ。と言っても、その殆どは業務の準備に使われるけどね。

 

 

「先生、コーヒー飲みます?」

 

「あ、いただこうかな。」

 

コーヒーがあれば眠気も吹き飛ぶし、仕事に集中できる。

 

 

そして、仕事の割り振りなどをしているうちに、始業時間となる。

 

「失礼するよ、先生。」

 

時間ぴったりに今日の当番であるウタハさんがオフィスに訪れた。

 

「おはよう、ウタハ。今日はよろしくね。」

 

「ウタハさん、おはようございます。あちらに今日の分を置いておきましたので、よろしくお願いします。」

 

「分かった。……少し、少なすぎないか?」

 

ウタハさんは僕が指した机の上を見るが、僕や先生に比べると、乗っている書類の山は小さかった。

 

「いえ……あの書類は少し厄介なんですが、ウタハさんの得意分野だと思います。」

 

僕がそう言うとウタハさんは軽く頷いて仕事を始めた。

 

 

 

数時間後

 

 

「んーっ!!そろそろ休憩にしよっか!」

 

先生は大きく伸びをしながらそう言う。……先生が伸びをすると何がとは言わないが強調されるので目に悪い。

 

「そうですね。では、お昼の準備をしてきます。」

 

お昼ご飯を作るのも僕の仕事だ。出前を使うときもあるが、基本は僕が作る。

 

「それは、私の分も作ってくれるのかな?」

 

「もちろんですよ。」

 

当番の人の分ももちろん作る。お腹が減っちゃ何もできないもんね。

 

 

数分後

 

 

「はい、できましたよ。」

 

今日作ったのはオムライスだ。卵が余ってたというのもあるが、僕の得意料理だからだ。

 

「やった、ユウのオムライスは絶品だからね。」

 

「ユウ君の手料理を食べるのは初めてだが…楽しみだよ。」

 

「あはは…そんなに期待しなくても大丈夫ですからね。」

 

 

そうして、僕たちはオムライスを食べ始める。

 

「んー美味しい!」

 

「!、とても美味しいよ。」

 

「良かったです。」

 

こうして自分が作った料理を美味しいと言ってくれるのはとても嬉しい。もっと作りたくなってしまう。

 

 

 

午後の業務はいつも早く終わる。そのためよく当番の方と遊んだり会話をしたりしている。

 

今日はウタハさんが何かを持ってきたらしい。

 

「今日はこの”服が透けて見えるメガネ”を持ってきたよ。といっても、まだ試作段階だがね。」

 

僕と先生は大きく吹き出した。

 

「ウタハ、なんてもの作ってるの!?」

「そうですよ!」

 

「まあ、一度かけてみてはくれないか?データの収集もしたいんだが……」

 

「じゃあ私がかけるよ。」

 

「先生!?」

 

なんと、その意味不明なメガネを先生がかけると言い始めた。あなたもさっきまでは驚いてたよね!?なんでそんなに冷静なんですか!?

 

「大丈夫!ユウのことは見ないから!」

 

「そういう問題じゃないですって!」

 

ウタハさんの発明品は効果だけ見ればすごいものが多いのだが……よく不具合をおこしたり、余計な機能までついていたりすることがある。

 

そう言っている間に先生はメガネをかけてウタハさんのことを見ていた。

 

いくら同性とはいえ、あまりに先生がまじまじと見ているため、ウタハさんは恥ずかしそうにしていた。

 

そして、先生はメガネを外し、ゆっくりと話し始める。

 

「……これは廃棄かな。」

 

「!?、なにか不具合でもあったかい?」

 

「いや、不具合はなかったけど…逆にそれが問題。」

 

「え?」

 

「普通にアウトだね、これ。服というか、下着まで透けちゃう。」

 

「やはりそうか……」

 

「やはりってことはウタハさん、知ってたんですか!?」

 

「もちろん、開発する段階でそこまで効果が出ることは知っていたさ。」

 

「じゃあどうして……」

 

「……本当は、ユウ君にかけてもらおうと思ってたんだ。」

 

「!?!?」

 

余計理由がわからなくなってきた。裸が見えるものを僕にかけさせようとしてたってことでしょ!?

 

「…冗談だ。」

 

「流石に冗談ですよね!良かったぁ……」

 

と言ってはいるが、あれは冗談の間じゃないと思っている。

 

 

その後、あのメガネは先生が処分すると言って没収し、ウタハさんはしょんぼりしながら帰っていった。

 

 

当番の生徒も帰り、シャーレの仕事が終わると一日は終わりへと向かっていく。

 

 

夜ご飯を食べて、シャワーを浴びて、ベッドに入る。

 

まあ、本当に忙しいときなんかはこの時間も残業で仕事をしていることもあるが……

 

明日がどんな日になるか。そんなことを考えながら深い眠りへと落ちていく。

 




ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。

そろそろ、3章を始められそうです。
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