銃社会を、吸血鬼は生きる   作:MIKAZUKIN2525

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短めです。よろしくお願いします。


ユウとシャーレ

 

今日はシャーレでの初仕事の日だ。

 

といってもまぁ、前までお手伝いとして来てたこともあって、初めてって感じはしないけど。

 

オフィスに入ると、何やら真剣な面持ちで座っていた。

 

「あ、ユウ。おはよう。」

 

「おはようございます。......何かありましたか...?」

 

「......アビドスの事でね。とんでもないことが判明しちゃって。」

 

「......そうですか。」

 

「でね、今からアビドスに行かなくちゃならなくなっちゃって......」

 

「なるほど...今日は1人で業務、ということですね。」

 

「そこは大丈夫。さっき一人の生徒にお手伝いをお願いしたから。」

 

さすがに1人は寂しかったので、ホッとした。

 

「...ということだから、この辺の書類、お願いしちゃってもいいかな...?」

 

「はい。こちらで片付けておきますので、先生は安心してアビドスに行ってください。」

 

「ありがとう。助かるよ。」

 

「気をつけてくださいね、先生。」

 

そうして、先生を見送りオフィスには僕一人となった。

 

「さて、頑張ろっと。...お手伝いは誰だろ......」

 

 

■

 

 

 

黙々と一人で書類を捌いていると、オフィスのドアが開いた。

 

「失礼します。手伝いのユウカです......って、ユウ君!?」

 

なんと、お手伝いはユウカさんだった。

 

「お手伝いはユウカさんだったんですね。」

 

「待って、ユウ君はどうしてシャーレに?」

 

「僕がシャーレ所属になったからですね。」

 

「えっ!?」

 

ユウカさんは大きな声で驚いていた。

 

......ちょっと可愛いと思ってしまった。

 

 

 

それから事情をユウカさんに話したあと、僕たちは仕事を始めていた。

 

「それにしても、やっぱり手際がいいのね...」

 

「まあ、風紀委員で慣れてますので。」

 

シャーレにある書類は風紀委員で処理するものとほぼ同じなため、苦戦することなどはなく、スムーズに進めていた。

 

「そういうユウカさんも、流石ですよ。」

 

僕のことを褒めているユウカさんもテキパキと書類を捌いていた。

 

「...私はこういうのが本来の仕事だから。」

 

「それでも、ですよ。」

 

僕の言葉にユウカさんは顔を少し赤らめていた。

 

「そ、そう?そんなことを言ってくれたのはユウ君が初めてだわ。」

 

「ふふっ、もっと褒めましょうか?」

 

「大丈夫よ!」

 

少しからかいたくなってしまった。

 

 

数分後

 

「...大体片付きましたね。休憩しますか。」

 

「そうね。ユウ君、何か飲む?」

 

「...じゃあ、コーヒーをお願いしてもいいですか?」

 

「えぇ。ちょっとまっててね。」

 

待つこと数分。

 

「はい。...ブラックで良かった?」

 

「はい、ありがとうございます。」

 

「う...その笑顔、反則的ね...」

 

「ん、何か言いました?」

 

「い、いや!何にも言ってないわ!」

 

何が聞こえた気がするけど......まあいっか。

 

コーヒーを飲みながら、雑談を始める。

 

「ユウカさんは先生のこと、どう思いますか?」

 

「どうって言われてもね...まあ、いい人なのは間違いないけれど。」

 

何となくで先生について聞いてみた。

 

「でも、あの浪費癖だけはどうにかして欲しいけれど...」

 

「はは...そうですね.....」

 

先生は、趣味のことにお金を惜しまない。それを僕もユウカさんも心配しているわけだけど......まあ、無理やり直すものでもないけど...

 

 

話題は変わって、僕のことになっていた。

 

「ねぇユウ君、試しに私の事、ユウカお姉ちゃんって呼んでみてくれない?」

 

「えっ!?」

 

「1回だけでいいから!お願い!」

 

「うぅっ、わかりましたよ。」

 

僕の言葉にユウカさんは目を輝かせた。

 

「.........ユウカお姉ちゃん。」

 

めっちゃくちゃ恥ずかしい!

 

「なぁに?ユウ君♡」

 

「......からかわないでください。」

 

お姉ちゃんって呼ばれたのがそんなに嬉しいのか、ユウカさんはすごく笑顔だった。

 

「ねぇ、もう1回言ってくれない...?」

 

「...1回だけって言いましたよ。」

 

「うっ......まあいいわ。でも、何時でもお姉ちゃんって呼んでいいからね?」

 

「呼びませんっ!」

 

 

その後、休憩を終え、残りの仕事を片付けた僕たち。

 

 

「ユウカさん、今日はありがとうございました。」

 

「ユウ君も、お疲れ様。またね。」

 

「はい、また会いましょうね。」

 

ユウカさんと別れ、帰宅した。

 

 

■

 

 

帰宅すると、ヒナさんも帰ってきていた。

 

「おかえり、ユウ。」

 

「ただいまです。お姉ちゃん。」

 

「お風呂、できてるから。先に入ったら?」

 

「そうしますね。」

 

そう言われたので先にお風呂に入る。

 

 

 

お風呂から出ると、美味しそうな匂いがした。

 

「カレーですか。」

 

「ええ。美味しくできたと思う。」

 

カレーをお皿に盛り付け、席につく。

 

「「いただきます。」」

 

1口食べる。

 

「美味しい...!」

 

とても美味しかった。

 

「良かった。」

 

そのまま食べていると、ヒナさんから先生についての話題がでる。

 

「今日、先生がアビドス砂漠に向かったらしいの。」

 

「アビドス砂漠...ですか。」

 

「私が伝えたのもあるけど、何か掴んだ可能性がある。......近々、何かあるかもね。」

 

「...分かりました。もし聞けたら、先生に聞いてみます。」

 

「よろしくね。」

 

 

ご飯を食べ終え、おやすみなさいの挨拶を交わし、ベッドに入る。

 

「今日も頑張れた......かな?」

 

 

その日、変な夢を見た気がするが、忘れることにした。

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。

次回、ユウ君無双回。行かせていただきます。
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