日記再開!よろしくお願いします。
「……あの、これは一体どういう状況で……?」
今日僕はお誘いを受けてティーパーティーへと来ていたのだが…
「もがっ!もがもがもがっ!」
30センチほどあるロールケーキを一度に食べようとしているミカさんの姿があった。
「お待ちしておりました、ユウさん。」
ナギサさんはその光景には何も言わず、僕に座るように言う。
「えっと…ミカさんは大丈夫なんですか…?」
「気にすることはない。ミカは少しはしゃぎすぎていたからね。」
セイアさんも同じようにミカさんの心配はしていなかった。
というか……
「もしかして、お二人ががミカさんにあれを……?」
「そのとおり。と言っても、ほとんどはナギサの仕業だがね。」
あ、やっぱり……
「も〜!ほんとにナギちゃんったらひどいんだから!」
「え!?もう食べきったんですか!?」
気がつけば、ミカさんはロールケーキを食べ終えていた。
「まあね。あれくらいは一瞬だよ!」
「はあ……」
調子の良いミカさんに、ナギサさんはため息をついた。
「ユウ君も食べてみない?あれ、ナギちゃんが作ってるんだよね〜」
「! ぜひいただきたいです!」
僕は目を輝かせそう言った。
「ふふっ。もちろん用意してありますよ。…長さは普通ですからね?」
あ……普通なんだ…せっかくなら、あの長いの食べてみたかったな。
「ナギサ、ユウはミカにやった長い方を望んでいるようだ。そっちを用意できるか?」
「えっ!?な、なんで分かったんですか!?」
「勘さ。…まあ、顔に出ていたところもあるがね。」
さすがはセイアさん、と言ったところか。お見通しのようだ。
「そ、そうですか?もちろん、そちらも用意できますが……」
ナギサさんは確認をする。
「長い方をいただけるなら、そっちを食べてみたいです!」
「では、そちらを用意しますので、少々お待ちください。」
そう言ってナギサさんはロールケーキを準備しに行った。
「なんか、さっきのユウ君、小学生みたいだったね?」
ナギサさんが行ったあと、ミカさんがそう言ってくる。
「ミカ、それは失礼だよ。」
セイアさんがそう言うが、僕的には別に気にしていない。
それに
「まあまあ……僕はまだ12歳ですし、小学生というのも、年齢的に見れば間違っていませんよ。」
そう、僕の年齢的にはまだ小学生なのだ。
「うんうん。それに、ロールケーキに目を輝かせててとっても可愛かった。」
「……それは同感だ。」
「うぅ…ちょっと恥ずかしいですね……」
そうして話して数分もしないうちにナギサさんが戻ってきた。
「おまたせしました。」
僕の眼の前に置かれたとても長いロールケーキ。
「とっても美味しそうです!!」
「それは良かったです。それで、紅茶の種類は何にしますか?色々揃っていますよ。」
ナギサさんはそう言うが、僕に紅茶の種類なんて分かるわけない。
「えっと……ナギサさんがこのロールケーキに合うと思うものをもらってもいいですか?……正直、僕にはよく分からないので……」
「そうでしたか。……では、無難にダージリンにしましょうか。」
そして、ナギサさんは手際よく紅茶を淹れる。
「では、召し上がれ♪」
紅茶を淹れてもらい、早速ロールケーキを口に運んだ。……もちろん、一口サイズに切ってからだ。
ぱく……
「〜〜!! 美味しいです!!」
とっても美味しい!ふわふわな生地と甘すぎないちょうどの生クリームが最高にマッチしている。
そして僕はパクパクとどんどん食べ進めていく。
……3人が僕のことを優しく眺めていることにも気づかずに。
「ナギちゃん、ユウ君、とっても美味しそうに食べてるね。」
「ええ。作った側からすると、あの反応はとても嬉しいです。」
「ユウも、あんな顔をするのだな……」
「…ごちそうさまです。」
……あっという間に食べ終えてしまった。人のこと言えないな……
「えっと…」
食べた感想を言おうとしたが……
「感想は大丈夫です。あの反応を見れば、大体分かりましたので。」
「……//」
めっちゃ恥ずかしい……
実は、僕は甘いものがとても好きなのだ。しかも、美味しいという感情が顔に出てしまう。
「ふふっ、美味しく食べてもらえたなら何よりです。」
「どう?ナギちゃんのロールケーキは美味しかったでしょ!」
「ミカ、どうして君がそんなに自慢げなんだい?」
「えー、いいじゃん別に。」
セイアさんとミカさんが軽い言い合いを始めてしまった。
だが、これも日常なのだろう。お互い笑っているし、ナギサさんも微笑みながらそれを見ている。
そうこうしているうちに、お開きの時間となる。
「皆さん、今日はお誘いいただきありがとうございました。」
「ええ。こちらこそ、来ていただきありがとうございます。」
ナギサさんとは丁寧に挨拶を交わす。
「ユウ君!また誘うから遊びにきてね!」
「はい、必ず。」
ミカさんとは元気よく。
「ユウ、先生やヒガンとも仲良くするんだよ。」
「もう十分仲良しですよ?」
セイアさんとはちょっと変わった挨拶を。
また、帰り際に…
「こちら、もしよければ先生やヒガンさんにお渡しください。」
と、ナギサさんからロールケーキをお土産でもらうことができた。
それを持ち帰り、二人に渡すと、とっても喜んでいた。
ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。
久しぶりの日記。書いていて楽しかった。