銃社会を、吸血鬼は生きる   作:MIKAZUKIN2525

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日記再開!よろしくお願いします。



日記5:スーパーロングロールケーキ

 

 

 

「……あの、これは一体どういう状況で……?」

 

今日僕はお誘いを受けてティーパーティーへと来ていたのだが…

 

「もがっ!もがもがもがっ!」

 

30センチほどあるロールケーキを一度に食べようとしているミカさんの姿があった。

 

「お待ちしておりました、ユウさん。」

 

ナギサさんはその光景には何も言わず、僕に座るように言う。

 

「えっと…ミカさんは大丈夫なんですか…?」

 

「気にすることはない。ミカは少しはしゃぎすぎていたからね。」

 

セイアさんも同じようにミカさんの心配はしていなかった。

 

というか……

 

「もしかして、お二人ががミカさんにあれを……?」

 

「そのとおり。と言っても、ほとんどはナギサの仕業だがね。」

 

あ、やっぱり……

 

「も〜!ほんとにナギちゃんったらひどいんだから!」

 

「え!?もう食べきったんですか!?」

 

気がつけば、ミカさんはロールケーキを食べ終えていた。

 

「まあね。あれくらいは一瞬だよ!」

 

「はあ……」

 

調子の良いミカさんに、ナギサさんはため息をついた。

 

「ユウ君も食べてみない?あれ、ナギちゃんが作ってるんだよね〜」

 

「! ぜひいただきたいです!」

 

僕は目を輝かせそう言った。

 

「ふふっ。もちろん用意してありますよ。…長さは普通ですからね?」

 

あ……普通なんだ…せっかくなら、あの長いの食べてみたかったな。

 

「ナギサ、ユウはミカにやった長い方を望んでいるようだ。そっちを用意できるか?」

 

「えっ!?な、なんで分かったんですか!?」

 

「勘さ。…まあ、顔に出ていたところもあるがね。」

 

さすがはセイアさん、と言ったところか。お見通しのようだ。

 

「そ、そうですか?もちろん、そちらも用意できますが……」

 

ナギサさんは確認をする。

 

「長い方をいただけるなら、そっちを食べてみたいです!」

 

「では、そちらを用意しますので、少々お待ちください。」

 

そう言ってナギサさんはロールケーキを準備しに行った。

 

 

「なんか、さっきのユウ君、小学生みたいだったね?」

 

ナギサさんが行ったあと、ミカさんがそう言ってくる。

 

「ミカ、それは失礼だよ。」

 

セイアさんがそう言うが、僕的には別に気にしていない。

 

それに

 

「まあまあ……僕はまだ12歳ですし、小学生というのも、年齢的に見れば間違っていませんよ。」

 

そう、僕の年齢的にはまだ小学生なのだ。

 

「うんうん。それに、ロールケーキに目を輝かせててとっても可愛かった。」

 

「……それは同感だ。」

 

「うぅ…ちょっと恥ずかしいですね……」

 

そうして話して数分もしないうちにナギサさんが戻ってきた。

 

 

「おまたせしました。」

 

僕の眼の前に置かれたとても長いロールケーキ。

 

「とっても美味しそうです!!」

 

「それは良かったです。それで、紅茶の種類は何にしますか?色々揃っていますよ。」

 

ナギサさんはそう言うが、僕に紅茶の種類なんて分かるわけない。

 

「えっと……ナギサさんがこのロールケーキに合うと思うものをもらってもいいですか?……正直、僕にはよく分からないので……」

 

「そうでしたか。……では、無難にダージリンにしましょうか。」

 

 

そして、ナギサさんは手際よく紅茶を淹れる。

 

 

「では、召し上がれ♪」

 

紅茶を淹れてもらい、早速ロールケーキを口に運んだ。……もちろん、一口サイズに切ってからだ。

 

ぱく……

 

「〜〜!! 美味しいです!!」

 

とっても美味しい!ふわふわな生地と甘すぎないちょうどの生クリームが最高にマッチしている。

 

そして僕はパクパクとどんどん食べ進めていく。

 

……3人が僕のことを優しく眺めていることにも気づかずに。

 

「ナギちゃん、ユウ君、とっても美味しそうに食べてるね。」

 

「ええ。作った側からすると、あの反応はとても嬉しいです。」

 

「ユウも、あんな顔をするのだな……」

 

 

「…ごちそうさまです。」

 

……あっという間に食べ終えてしまった。人のこと言えないな……

 

「えっと…」

 

食べた感想を言おうとしたが……

 

「感想は大丈夫です。あの反応を見れば、大体分かりましたので。」

 

「……//」

 

めっちゃ恥ずかしい……

 

実は、僕は甘いものがとても好きなのだ。しかも、美味しいという感情が顔に出てしまう。

 

「ふふっ、美味しく食べてもらえたなら何よりです。」

 

「どう?ナギちゃんのロールケーキは美味しかったでしょ!」

 

「ミカ、どうして君がそんなに自慢げなんだい?」

 

「えー、いいじゃん別に。」

 

セイアさんとミカさんが軽い言い合いを始めてしまった。

 

だが、これも日常なのだろう。お互い笑っているし、ナギサさんも微笑みながらそれを見ている。

 

 

 

そうこうしているうちに、お開きの時間となる。

 

「皆さん、今日はお誘いいただきありがとうございました。」

 

「ええ。こちらこそ、来ていただきありがとうございます。」

 

ナギサさんとは丁寧に挨拶を交わす。

 

「ユウ君!また誘うから遊びにきてね!」

 

「はい、必ず。」

 

ミカさんとは元気よく。

 

「ユウ、先生やヒガンとも仲良くするんだよ。」

 

「もう十分仲良しですよ?」

 

セイアさんとはちょっと変わった挨拶を。

 

 

 

また、帰り際に…

 

「こちら、もしよければ先生やヒガンさんにお渡しください。」

 

と、ナギサさんからロールケーキをお土産でもらうことができた。

 

それを持ち帰り、二人に渡すと、とっても喜んでいた。

 

 




ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。

久しぶりの日記。書いていて楽しかった。
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