短めです。よろしくお願いします。
「よし、じゃあ今日から一週間、毎日勉強を教えるからね。」
「うん!よろしく、パパ!」
私は今日から勉強漬けの毎日を送る。
どうして?それはね……
ミレニアムに入学するため!!
この前の学校見学を経て私は、改めてミレニアムに入学したいと強く思った。だがそのためには入学試験、今の時期で言うと編入試験を受ける必要がある。
だけれど、私はキヴォトスに来てからまともに勉強をしたことがない。なにせ、アリウスの中で私は何をするも自由で、その時間はパパを探すことに使っていた。
「だから、勉強がすっごくできるパパに教えてもらうの!!」
「ヒガン、さっきから誰に向かって話してるの……?」
「いやいや!なんでもない!」
危ない危ない……心の声が漏れちゃってた……
まぁとにかく!必死に勉強して、ミレニアムに入学できるほどの学力を手に入れる!!
「早速始めるよ。まずは…………」
「うんうん、合ってる。じゃあ、次の単元は……」
「その問題?あぁ、これはね……」
「すごいよヒガン!ここまでできればほぼ完璧だよ!」
1週間後。
「明日はついに試験だね。」
「うん。……はぁ、……緊張してきた………」
一週間の勉強漬けの生活を乗り越えた私。
明日はミレニアムの編入試験。だが、絶対に受かるという確証も無く、とても不安。
「大丈夫。ヒガンは賢いよ。この一週間で教えるべき範囲をすべて覚えちゃったんだから。」
「確かにそうだけどぉ……」
実際、勉強はとても楽しかった。新しい知識が増えていく感覚。難問を問いたときの快感。それらは私にとっては懐かしさがありながらも、新鮮だった。
「何事も挑戦だから。まずは実力をすべて発揮すること!卑屈にならない!」
パパの力強い応援もあり、なんとか頑張れそう。
「……うん!頑張る!」
■
試験当日
「始め!」
監督である先生の合図で試験が始まる。
「(……うん。解ける。全部、この一週間で覚えた内容。)」
出てくる問題を上からスラスラと解いていく。分からないという問題は一つも無く、すべて順調に解いていった。
だが、最後の最後にかなり難しい問題が出てきた。幸い、時間の猶予はたっぷりあるためじっくりと考える。
「(ここがこうなると……あ!そういうことか!……よし……うん。)」
なんとか解き終える。
「そこまで!」
ちょうどのタイミングで終了の合図がかかる。
「んっ……ふぅ……」
軽く伸びをして、試験の緊張をほぐす。
「お疲れ様、回収するね。」
「あ、はい。」
先生に解答用紙を渡し、会場から出る。
結果は早くても2日かかるということで、ドキドキだ。
「ヒガン、試験はどうだった?」
わざわざ会場の外で待ってくれていたパパが試験について聞いてくる。
「ばっちり!パパの教えてくれた所、全部出たよ!!」
「えっと……それは良かった。……中学校の範囲を全部覚えちゃったから、そりゃ全部分かるよね……」
「ん?パパ?」
「あぁ、いや!よく頑張ったねって。」
「! ありがとう!」
やった、パパに褒められちゃった!嬉しいなぁ……
それから数日……
シャーレにて
「ヒガン〜!」
「は〜い!!」
先生に呼ばれて机の前まで行く。
「どうかしましたか?」
「ふっふ〜ん、じゃーん!」
先生は私の前に封筒を見せる。そこには……
「試験結果……在中……って、これ…」
「そう!編入試験の結果だよ!」
その言葉を聞いて私は早速封筒を開ける。パパも近寄ってきて、一緒に中を確認することに。
「……っ!」
恐る恐る中の紙を取り出した。
「……これって。」
「……うん。」
私達の目に映った、二文字の漢字。
合格
「っ〜〜!!!!やっっっっっっっったぁぁっ!!!!」
「やったねぇっ!!!ヒガンっ!!!」
私とパパは抱き合い、飛び跳ねて喜んだ。
先生は結果を知っていたようで、少し落ち着いていた。だが、先生もおめでとうと祝福の言葉をかけてくれた。
「さて、これでヒガンも晴れてミレニアム生だ。頑張ってね。」
「はいっ!!」
これから楽しい学校生活が始まる。………そう、思っていたのになぁ……
ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。
かなーり短めになりました。サラッと流すような内容でもなかったけれど……
ということで、次回から本筋に行けたらいいなぁと思っています!どうなるかお楽しみに!