会話多め、そして短め。よろしくお願いします。
......僕、空崎ユウは説教を受けていた。内容はもちろん、勝手に外出したこと。
「ユウ、私は今すごく怒ってる。......勝手に外出するのはこれで二回目。この前勝手に外出しないって決めたばっかりでしょ?」
「うぅ...ごめんなさい...」
ヒナさんの圧に少し涙目になってしまう。
「...何も外出するなと言っている訳じゃないの。''勝手に''外出しないでって言っているの。こっちが把握していないと、貴方に何かあった時に何も出来ない。とにかく、心配なのよ。」
「......で、でも、お姉ちゃんに訓練をつけてもらってますし......」
「はぁ...確かに訓練をつけて、強くなってる。でも、訓練と実践とじゃ何もかもが違うの。相手はこっちを倒しに来る。汚い手だって使ってくる。ただ撃つだけって訳にも行かない。」
「うぅ...(でも...戦ったことはバレてない......かな...?)」
さすがに外出時の行動までは把握されてなさそうだった。戦ったことまでバレてたら本当にやばかった。ヒナさん、怒ると本当に怖いんだよなぁ......
「聞いてるの?」
ヒナさんは顔をズイっと近づけてきた。.........可愛い。
じゃなくて!えっと、とりあえず返事...
「は、はい......」
「......そう。次にまた勝手に外出したら、分かってるわね?」
ヒエッ。もうしない!絶対しない!怖いもん!なんか黒いオーラ出てるし!
「もうしません......」
「...この前もそう言ってたけど。まぁいいわ、ほら。ご飯でも食べましょうか。」
やっと解放された......正座だったから足がピリピリだよ...
その後はヒナさんが作ってくれていたご飯を食べ、お風呂に入った。
「上がりました。先に貰っちゃってすみません。」
「大丈夫よ。私もすぐに入っちゃうわね」
その時だった。
プルルルルル
ヒナさんの電話が鳴る。ヒナさんはすぐさまスマホを取り電話に出た。
「もしもし、先輩。」
『こんばんは、ヒナちゃん!ひとつ聞きたいことがあってさ〜』
「なんでしょうか。」
『今日鎮圧に出た時、相手が強くてどうしよう〜ってなっちゃった時にね、小さな男の子がいたの。』
「小さな...男の子?」
「あっ」
僕のことだろう。まずいと思いひっそりと自分の部屋に戻ろうとした時ヒナさんに腕を掴まれて止められた。
『そう!それで、その子がめちゃくっちゃ強くて!スナイパーライフルで援護射撃してくれて、全弾命中!ひとりで全部倒しちゃったの!』
「.........それで、その子はどうしたんですか?」
『それで聞きたいことってのはこの事なんだけど、その子に名前を聞いたらね、''空崎ユウ''って言ってたの!ヒナちゃんの苗字と一緒だから気になっちゃって!』
「......詳しいことは明日話しますが、その子は私の家族です。」
『......なるほど?...じゃあ、また明日。あ、出来ればその子も連れてきて欲しいなぁ〜』
「はい。必ず。」
ヒナさんは相手が切ったことを確認してから切る。そして僕の方を向き...
「......」
「あの...えっと...」
やばい、またあの黒いオーラ出てる...顔が笑ってない......あ、これ死ぬやつ...
そして、ヒナさんは腕を上げる。そして......
頭を撫でてきた。
「...本当は怒りたいところだけど、先輩達のことを助けたらしいし......よくやったわね。ユウ。」
「え......あ...えへへ。」
撫でられるのは嫌いじゃないけど、少し恥ずかしかった。
「でも、戦闘をしたことを言って欲しかったわ。」
「......はい...」
「ケガがなければいいわ。じゃあ、お風呂入ってくるから。寝てても大丈夫よ、おやすみ。」
良かった。そこまで怒られはしなかった......
でも、今日のことは本当に反省しなきゃ。
その日、僕はあまり眠れなかった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回はユウが風紀委員に行く話になりそうです。
過去の風紀委員の描写が難しそうなので遅れるかもしれませんが、よろしくお願いします。