銃社会を、吸血鬼は生きる   作:MIKAZUKIN2525

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会話多め。よろしくお願いします。


空崎ユウは風紀委員に行く

 

外出がバレた次の日、予定通りヒナさんと一緒に風紀委員会まで来ていた。

 

「おっきい......」

目の前に建つ巨大な建物。ここに来るまでの建物も大きくて逐一驚いていたが、この建物は一際大きかった。

 

「大丈夫だとは思うけれど...失礼のないようにね。」

 

「はい。」

 

そう言われ、背筋をピンと伸ばす。髪も少し整える。

 

よし、大丈夫だろう...

 

 

そうして、僕は玄関を通った。

 

「おっはよ〜!ヒナちゃん!おっ、その隣の子が例の?」

 

奥から待ってましたと言わんばかりに女性が駆け足で近寄ってきてそう言った。

 

...元気な方だなぁ。

 

「おはようございます、先輩。ユウ、挨拶して。」

 

「そっ、空崎ユウです。...昨日ぶりですね、おはようございます。」

 

「あっはは。そんなに緊張しなくていいよ。私はナナト、風紀委員所属の2年生〜!」

 

綺麗な金髪の女性......ナナトさんは元気いっぱいに自己紹介をしてくれた。

 

「やあ、昨日ぶりだな。少年。」

 

ナナトさんの自己紹介の直後、奥からもう1人の女性が歩いてきた。昨日会った風紀委員の真面目そうな方だった。

 

「私はヒミ、風紀委員所属の3年だ。昨日は助かった、ありがとう。」

 

ヒミさんは軽く頭を下げて感謝してくれた。そんな大層なことはしてないんだけどなぁ...

 

「では...ヒナ。事情を説明してくれるか?」

 

「はい。もちろん。」

 

「部屋は用意してある。あと、話を聞くのは私とナナトだけだ。安心しろ。」

 

「助かります、先輩。」

 

そうして、僕たちは用意してくれた部屋に向かった。

 

「(大丈夫かな...尋問とか......じゃないよね...?)」

 

一抹の不安があったが、すぐに消えた。

 

「(ないない、あの人達いい人そうだったし...)」

 

 

「座ってくれ。」

 

部屋に到着し中に入ると、対面する形で座った。

 

「早速ではあるが......その子は何者だ?家族だとは聞いているが。」

 

「拾った子です。」

 

「拾った......か。まあ、悪い子では無いのは確かだろうな。」

 

「あの...お姉ちゃんには色々と助けられてますから......」

 

「なに、心配するな。怒るとかそんなんじゃないさ。むしろ君みたいな強い子を拾って文句を言うわけがないさ。」

 

「そうだよ〜?というか、あんな強いのはどうしてなの?多分私たちより強いよね?」

 

「おい...ナナト...」

 

「だってそうじゃん〜。全弾命中、一撃必殺〜って!」

 

「あはは。お姉ちゃんのおかげです。訓練をつけて貰ってたので。」

 

「なるほど。ヒナは強いからな。その訓練を受けたともなれば当たり前か。」

 

「いーなー。私もヒナちゃんと訓練したいな〜。」

 

「ふふ。先輩、それなら今度やりましょうか?」

 

「ほんと!?絶対だからね!」

 

ヒミさんが考えている隣でナナトさんはヒナさんと約束を取り付けていた。

 

マイペースな方だなぁ...でも、みんなから好かれる性格だろう。

 

「......ユウ君。君はどうしたい?」

 

「どうしたい......と言うと?」

 

「あれだけの強さなんだ。少し例外になってしまうが、風紀委員に入れたっていい。だが、危険なのは間違いないし、書類仕事だってあるからな。」

 

「えっ.........と......」

 

正直、入れるなら入りたい。ヒナさんのことを手伝えるってことだから。それに、毎日ずっと一緒に入れるもんね。

 

「先輩、それは......」

 

「......入りたいです!お姉ちゃんの手伝いをしたいです!」

 

「ユウ、本当にいいの...?私は1人でも大丈夫よ?」

 

「いいんです。それに、お姉ちゃん。いっつも目の下に隈をつくって帰ってくるのに......大丈夫なわけないですよね...?」

 

「......それは...」

 

「ふふっ。いいじゃないか、ヒナ。弟が姉を心配して手伝うと言っているんだ。」

 

「...そうですね。」

 

「なら...!」

 

「ああ、ユウ君。風紀委員へようこそ。と言ってもまだ正式な加入ではないが...」

 

「ようこそ〜!後で一緒に訓練しようね!」

 

「はい。これからよろしくお願いします。ナナト先輩、ヒミ先輩。」

 

先輩......そういえば、ユウ君は何歳なんだ?」

 

「10歳です。」

 

「「!?」」

 

「...ふぅ。だが、歳の割にはかなり賢いようだな。」

 

「まあ、勉強してますし......」

 

「10歳なんて、遊びまくっている時期だぞ...」

 

「そーそー、私なんてちっちゃい頃は毎日外で遊んでたよ?」

 

「ナナト、お前はもっと勉強すべきだがな。」

 

「あはは...」

 

仲が良いんだな......先輩と後輩という関係ながらも友達のように接してる...僕も友達が出来たらなぁ......

 

 

その後、手続きがあるからと先輩二人と別れ、風紀委員の建物内を歩いていた。

 

「ユウ、これから風紀委員で活動するならここのことはよく知っておいた方がいいわ。案内するわね。」

 

 

ヒナさんに連れられ、風紀委員の建物内を沢山見て回った。

 

 

書類仕事があるからとヒナさんの仕事場に入った時...

 

「ヒナさん。こんにちは。......隣の子は?」

 

「こんにちは、アコ。新しく風紀委員に入ることになったユウよ。」

 

「こんにちは、空崎ユウと言います。」

 

「ユウ君ですね、ん?''空崎''?」

 

「うん、私の弟よ。」

 

「えっ、はっ、えっ?」

 

アコさんは困惑のせいでちょっとだけ面白い顔になっていた。申し訳ないけど...

 

「...気持ちは分かるけど、慣れてちょうだいね。あと、可愛がって上げて。」

 

「......容姿も似てますし、実質ヒナさんが2人いる...お得...。」

 

「アコ?」

 

「はっ、はい!もちろんです!...よろしくお願いします、ユウ君。」

 

「よろしくお願いします、アコ先輩。」

 

「...先輩は要りませんからね。」

 

「じゃ、じゃあ、アコさん...で。」

 

そういえば、アコさんはなんであんな格好してるんだろう......寒そうだけど......うん、聞かないでおこう。

 

 

 

その後はヒナさんとアコさんに軽く書類仕事を教えてもらい、一緒に仕事をした。

 

「今日は何事もなくて良かったです。」

 

「ええ、本当ね。」

 

少し違和感を感じたので聞いてみる。

 

「えっと、何事もない...と言うと。」

 

「面倒な鎮圧要請が来なかったことよ。まあ、めんどうくさいから平和が一番だけれど...」

 

「......そうですね。」

 

 

 

僕の風紀委員での生活(仮)が、始まった。

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。

私が会話多めの小説が好きなのでこれからも会話多めになりそうではあります。

過去のアコの描写がとても悩みました。私の解釈はこうなりました。(原作内で出てたら私をボコボコにしてください)

オリジナル生徒を2人出しました。前にも出てましたが...ですが、出番は0章内のみとなりそうです。

サラッと流しましたが、ユウの見た目はかなりヒナに似ています。
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