銃社会を、吸血鬼は生きる   作:MIKAZUKIN2525

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ガンガン進めていきます。よろしくお願いします。



覚悟

 

 

 

 

 

 

メッセージを送ってから1日が経った。

 

だが、返事はおろか既読すらついていない。

 

「……さすがにおかしいです。」

 

「ええ。いくら多忙な先生だったとしても、1日経ってもも既読がつかないというのはあまり考えられない。」

 

「それに、電話だってしたんですよ?でも、いくら待っても出ず……」

 

「つまり、先生に何かが起こった……そう考えるのが自然ね。」

 

 

「……私が直接確認しに行きます。」

 

「私もそうしたいわ。……でもね――」

 

ヒナはスマホに映したとあるニュースを見せる。

 

「D.U.に……戒厳令……!?」

 

「そう。……そして、これを出しているのは……カイザーよ。」

 

「っ……」

 

「あと、連邦生徒会がまともに機能していないとの報告も受けているわ。」

 

「それって……乗っ取られてる……ってことですか?」

 

「多分……そう。」

 

「シャーレに行くのは難しいし、先生はどこにいるのかも分からない……。一体どうすれば……」

 

考えれば考えるほど分からなくなる。

 

でも――

 

「……ううん。できるか、できないかじゃない。……やるしかないから。

 

「! 分かった。私は立場上ゲヘナから出るのは難しいけれど……シャーレ所属でもあるあなたなら、先生を救いに行けるはず。」

 

「はい。絶対に、先生を救います。」

 

ヒガンは覚悟を決める。巨大な敵を前にしても、怯むこと無く立ち向かい、迷わず進む。そうすることが、この狂い始めているキヴォトスを止める一手になると信じて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて……D.U.に来れはしたけど……。先生と合流する…?いやいや、先生の居場所は分からないでしょ。じゃあ、シャーレに行く…?でも、このへんでもカイザーPMCがうじゃうじゃいるんだったらシャーレはもっとひどいよね……。うーん……」

 

ヒガンはビルの上で街を見渡していた。戒厳令が出されていることもあり一般市民や生徒の姿は一つもなく、代わりにカイザーの兵士達が多く出歩いていた。

 

「……いや、シャーレを叩こう。おそらく先生をさらったのもカイザーの仕業……なら、居場所は本人たちに直接聞けばいいだけ。」

 

ヒガンは武器を握り、シャーレへと歩き出した。

 

「1人で……やるしかない。」

 

でも、ただ一つ気がかりだったのが、SRTの存在。その中でも特に公園で野宿しているRABBIT小隊のこと。

 

「あの皆さんは、良くも悪くも縛られない存在……何かしてくれてればいいけど……」

 

ヒガンとRABBIT小隊は直接会ったことはないが、少し前先生が仕事でそこと関わっていたので少しだけ知っているという感じだ。

 

 

 

そうこうしているうちにシャーレの近くまでたどり着いていた。

 

「うぇ……やっぱ厳重だなぁ……でも、こんなに厳重なら……先生がいる可能性も……無くはない、かな?」

 

入口から既に何十人もの兵士と戦車が警備をしていて、到底中へは入れそうにない。

 

「……覚悟を決めたんだ。勝ち目が薄くても……挑むことを諦めちゃ、だめ。」

 

ヒガンは震えが止まらなかった。自分が強いということはかなり自負している。でも、目の前の大量の兵に1人で挑むというのはいくらなんでも怖い。

 

「……行こう。」

 

なんとかして震えを抑え、改めて武器を構え直したヒガンは、戦いへと挑んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「止まれ!!この先は通行止めだ。」

 

「……」

 

警告を無視し、進む。

 

「止まれと言っているんだ!それ以上近づくようなら無力化する!」

 

「……やってみなよ。」

 

「チッ…総員、射撃開始!」

 

兵士達はヒガンに向けて一斉に射撃をする……が。

 

「それは届かないよ。」

 

ヒガンは血の防壁を作り上げてすべてを防いだ。

 

「じゃあ……こっちの番かな。」

 

「っ!?」

 

ヒガンは素早く兵士に近づくと、頭を切り飛ばした。

 

「クソっ、怯むな!撃てぇっ!!」

 

「……無駄。」

 

次々と頭を切り飛ばし、兵士を無力化していく。

 

 

 

 

戦闘は一方的なものではあった。ヒガンの素早い動きと高速の弾丸に対応できるものはおらず、何十人もの兵士が物言わぬガラクタとなっている。

 

だが、1人での戦闘は厳しかった。

 

「はぁ……はぁ……」

 

戦闘による疲労、血が足りないことによるフラつき。あらゆる要素が重なってきており戦闘を続けるのが厳しくなってきていた。

 

「次弾装填良し!撃てぇーっ!!」

 

「(あっ……まずいっ――)」

 

 

 

 

「ミユ!砲身を狙って!」

 

指示された通りに弾丸が戦車の砲身へと撃ち込まれる。

 

そして、自爆した。

 

「戦車は片付いたぞ!進め!」

 

「ドローン、行きます!」

 

死を覚悟していたヒガンは、目の前の光景に目を疑った。なんと、RABBIT小隊とヴァルキューレの生徒が戦闘に加勢してくれたのだ。

 

そして、行方不明だったはずの先生が駆け寄ってきた。

 

「ヒガン!」

 

「え……せ、先生…?どうして……」

 

「どうしてはこっちのセリフ!!1人で無茶して!」

 

「それは……はい……ごめんなさい。」

 

「……でもまあ、私を助けに来てくれたんでしょ?ありがとう。」

 

「はい……先生が無事で、良かったです。」

 

 

 

その後、RABBIT小隊、ヴァルキューレの生徒の援護もあって、シャーレの前にいたカイザーPMCをすべて制圧したヒガンたちは、シャーレ突入に向けて準備を進めるのだった……

 

 

 




ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。

むずい……これからも頑張ります……




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