低カロリーで行かせてもらいます。よろしくお願いします。
先生達一行はこの状況を打開できる方法があるというアビドスを訪れていた。
そして、先生とユウは対策委員会のホシノ、ノノミ、セリカとともに砂漠に繰り出していた。
「あっつぅ……」
「ユウ君、そんなに暑いなら校舎で待っていたら良かったのに。」
「やっぱり、日傘を差していてもきついですよね〜……」
「ユウ、無理はしないでよ……?」
砂漠の暑さはユウにとっては地獄のようなものであったが……
「いえ……問題解決のためです。……それに、向こうに僕と関係のある人物がいるともなれば、尚更です。」
ルナと改めて出会ったユウは、考え方が変わっていた。
彼女を止められるのは自分だけ。……そう考えるようになっていた。
「そっか……」
「っとみんな、着いたよ。」
ホシノが立ち止まり、前方のカイザー基地を指さした。
「……あそこに。”宇宙船艦”が……」
上空へ向かうための方法。それがその宇宙船艦とのこと。
「はあ……宇宙船艦なんて本当にあるわけ?」
「でも、そんなのがなきゃ、カイザーはアビドス自治区の土地を奪ったりはしないと思うんだよねぇ〜」
「そうですね……カイザーが言っていた”宝探し”も、このことだったんでしょうね……」
点と点が繋がっていく。そんな感覚が全員に伝わった。
「……よし、じゃあ行こうか。」
『はい!』
一行はカイザーの基地に入っていった……
■
「なっ、誰だお前らは!?」
「ありゃ、敵はいないって聞いてたんだけどな〜。」
ホシノはそうのんびりしながら目の前のカイザーの兵士に弾丸を撃ち込んでいく。
「サンクトゥムがダメだったから、戻ってきたんですかね?」
「ですが、ここは元々アビドスの自治区です!」
「そうよ!カイザーは勝手に居座っているだけじゃない!」
厳密に言うならば、そうでは無いのだが……
「よしみんな。やるよ!」
「うん、任せて!」
先生の指揮によって、蹂躙とも呼べる戦闘が始まった。
「またこいつらなの!?」
「やっつけることに変わりは無いからね〜。」
先の戦いからずっと出てきているロボット……無名の守護者がぞろぞろと出てくる。
「うえ……まだ本調子じゃないので嫌なんですけどね……」
全員が武器を向ける。そして……
「みんな!やっちゃって!!」
一斉射撃。
戦場に銃声が鳴り響き、残骸が積み重ねられていく。
数分続いた銃撃戦の後、戦場が静寂に包まれた。
「ふう。これで終わり?」
「だね〜。」
『皆さん、目標の座標はあちらです!』
アヤネのドローンが先導する。
「地下への入口があるわ!」
「はい、かなり深そうです……」
底にあったのは、地下へと続く階段。おそらく、カイザーが作って用意したものだろう。
「うへ〜、行ってみよっか。」
「気をつけて行こう。」
階段をおりていく。
段々と地上の光が入らなくなってきて、薄暗くなっていく。
『ここは……』
「機械の、廊下……?」
そしてたどり着いた、どこかメカメカしい機械だらけの廊下。
緊張感が高まっていく。
「……進もっか。」
「はい。」
だが皆冷静に、警戒を怠らずに進んでいく。
廊下の奥に進み、自動ドアが開く。
『……内部は綺麗ですね。』
ドアの奥にあった部屋も同じく、機械がそこらで見えていた。
「こっちに階段があるわよ!」
「! 向かいます!」
一行はセリカが見つけた階段を下っていく。
下った先の光景は、驚くべきものだった。
「なにこれ……」
「これは……」
広い空間。だがそれを埋め尽くすほど大きな角張った何か。
『ふむ……そうですね。これが”宇宙船艦”で間違いないかと。』
「! 外観だけ見れば、そうは見えないですけどね……」
「じゃあ、皆が来たら中に入ってみようか。」
『ええ。今向かっている最中ですので、すぐに着きます。』
■
アビドスの校舎で待機していたメンバーたちが合流し、”宇宙船艦”の中へ入った一行。
「へぇ〜、ここがブリッジかぁ。結構ちゃんとしてるんだね。」
モモカの言う通り、掘り出された”超古代兵器”にしては、設備が整っているように見えるし、何より綺麗だった。
「ここは……オペレーションルーム……?」
「あっ!これ、操縦席だよね?」
ハンドル、ボタン、タッチパネル、モニター。そして、大きな座席。
「想定よりも規模が大きいです……ざっと見積もっても、10名以上いないと動かせないかと……」
「……戦艦内部の他にも、地上で管制する人員も考慮しなくてはなりませんね。」
「それじゃ、何人も必要になってきますよね……機械に詳しい人、乗り物を動かせる人、……あとは……」
方法を見つけても、それを操るのは簡単な話ではないようだ。そもそも、この戦艦は内部がとても広く、大人数での起用が想定されているのだろう。
「そうですね、情報の解析・分析などもしなくてはいけませんね。なにしろ、未知の領域が多いオーパーツでもありますから……とにかく、人手が多いに越したことはありません。」
「では、”シャーレ”に協力を要請しましょう。技術者やハッカー、戦略に戦術、管理者など……可能な限りの人員をお願いできますか?」
「わかった。皆を招集するね。」
キヴォトスの力を集結させる時が来た。
ここまで読んで読んでいただきありがとうございます。
が、がんばりまちゅ……