ホームカミングガーリー~ごきげんようお姉さま。わたし百合もバトルも無双します!~ 作:天野ぬぼ子
ミレイユ先生が
繰り返される剣戟。勿論、手を休めれば李の打撃が待っている。それが判っているエレーヌはなんとか背後を取られまいと、必死に剣を
「中々やるじゃないか騎士さんとやら」
ミレイユ先生が挑発する。
「2対1でも負けるものかよ!」
実際、エレーヌはよく戦っていた。が。
「馬鹿め!3対1だ!」
エレーヌを3人で取り囲むように回り込んでいた比良坂先生がエレーヌの脇腹を狙って殴りかかる。
「聞いたことがあるぞ…そうか貴様か…貴様が魔女ギルドの『
「そう。私がマスターキーこと比良坂
比良坂先生が拳を開くと、その赤い筒が地面に落ちてコロコロと転がった。それは空になった
いつも開いているんだか閉じているんだかわからない比良坂先生の目が今はカッと見開いてエレーヌを
「くっ…、覚えていろ」
フラフラと立ち去り、校門を出ていくエレーヌ。3人の先生はその後を追わなかった。
3人の先生と私とで生徒会メンバーの4人を保健室へ運んだ。モルタリアがベッドに寝かせた4人をあちこち調べて外傷が無い事を確認する。
「どうやら気絶させられてるだけみたいだね。いずれ目を覚ますだろう」
良かった。4人とも無事で。
「それよりも、だ。君だよ結合。そんなにボロボロになって。さあさあ服を脱いだ」
モルタリアが嬉しそうに指をワキワキさせる。
「結構です!気合で治しますから」
私はモルタリアの指をペシッと
「結合よお、もう一回言っておくが困った時は言えよ」
ミレイユ先生が私の肩をポンと叩いた。
「そりゃあ先生達が協会の人間だって知ってたら言いましたよ」
「そういう事を言ってるんじゃない、一人で抱え込もうとするなって言ってんだ。よく考えとけ」
そんなこと言ったってなあ…。と、むくれる私。
「体育祭の事も含めて、後はこっちで何とかするからもう帰れ」
「でも…」
「いいから!」
私はミレイユ先生に追い出されるようにして保健室を後にした。