異常過ぎるのは間違っているだろうか?   作:ダーク・シリウス

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押し掛け【ファミリア】

 

アルフィアの病を治したことがわかるや否や、ヘラが凄い勢いで店から出ていった。ゼウスの予想ではアルフィアの妹メーテリアの病も治してもらいたいからだろうとのこと。特に何も言っていなかったが、もう行ってもいいかと訊くと。ゼウスが顔を青褪めて俺の肩を掴んで椅子から立たせないように抑え込んでくる。

 

「後生の頼みじゃ。ここで帰したら儂がヘラに天界へ送還されるどころか消滅されかねないから待ってくれ」

 

「お、おう・・・・・もしかしてゼウスだけじゃなくて【ファミリア】全体的に【ヘラ・ファミリア】に尻を敷かれてる?」

 

「冒険者としての力は互角に近いが、オラリオの神々と冒険者の間では【ヘラ・ファミリア】を恐れているのは確かだ」

 

「【ヘラ・ファミリア】の眷族は親に似てしまうからな。理由は言わずともわかるな。いや、察してくれ頼む」

 

「随分な言い方をするじゃない。私達が恐れているんじゃなくて、男共が誠実ではないのがいけないんだよ。特に女好きで浮気をするような男は許しちゃならないってね。イッセイだったね。お前もそう思うだろう?」

 

ビビってるザルドにそこまで言わせる【ヘラ・ファミリア】に所属してる【女帝】も同意を求めるように訊いてくるが、それに関して俺は通用しないんだよな・・・・・。

 

「悪いけど、俺の生まれた国は一夫多妻制でさ。浮気はもちろん許されてはいないけど結婚の制度が制度だから複数の女性との恋愛は許されているんだよ」

 

「う、羨ましい世界じゃ! 儂もその国に永住したいのぉ・・・・・」

 

「オラリオでは一夫多妻ではないのか?」

 

ゼウスの反応を見て不思議に思うと、今度は俺から質問するとマキシムが答えてくれた。

 

「一夫一妻ではあるが、複数の女を侍らしてはいけないわけじゃない。血気盛んな冒険者が多いからな。だが、【ヘラ・ファミリア】の女だけはそれを許さない。もしもお前が【女帝】達の誰かに好かれたり好意を抱いたりしたら、死に目に遭う恋愛をする事になるから気を付けろ」

 

「ナニソレ、ヤンデレな女冒険者が多いわけ?」

 

「お、ヤンデレという言葉を理解できておるんじゃな? そっちの世界にもヤンデレという概念があるとは近親感が湧くのぉ」

 

「ということはツンデレ、クールツンデレ、ギャップ萌えって言葉も知ってる?」

 

「ほうほう、イッセイもそれが分る口か。ではな―――」

 

何故だか嬉しそうに楽しそうに笑みを浮かべるゼウスと会話の花を咲かせるようになった。それはヘラが昨日のもう一人の白髪の少女を背負って店に戻ってくるまでだ。壊さんばかりに扉を開け放ったヘラが戻ってくるなりアルフィアの妹を突き出してくる。

 

「今度はこの子供の病も治してもらおうじゃないかい!!」

 

「・・・・・ゼウスが言ってた通りになった」

 

「じゃろう? こう見てヘラは隠れツンデレでな―――」

 

ドガッ!

 

「変なこと言っているんじゃないよ!」

 

蹴り飛ばされるゼウス。ザルド達は心配するどころかこれが『日常』と感じでスルーしている。

 

「さぁ、やりな!」

 

ふざけて断ったら後が怖いってこと俺は肌で感じ、困惑してるメーテリアという少女にも青白い翼で包み込み、華奢な体を蝕む病を消しに掛かる―――。

 

 

・・・・・一週間後。

 

 

「完成したぞ」

 

「おおーありがとう!」

 

鍛冶と建築を司るゴブニュとその【ファミリア】に依頼して北西の区画の廃墟にある石造りの建物の改装と増築をお願いした。ライフラインは勿論、色々な専門の工房と広いキッチンと食卓用の部屋、それから同時に十人でも余裕で入れる広さの和風の湯船。一階建てで横と地下が広く長い完成した家の前に立っていた。

 

その家から俺を残して立ち去る【ゴブニュ・ファミリア】を見送り、事前に用意した特注品の魔石製品を亜空間から出して設置していく。家具と調理器具、本棚に本、衣類や様々な道具を家中に置いたり飾ったりしていく最中にゴーンッ! と鐘の音が鳴り出した。家の隣に設置した黄金の鐘を誰か鳴らした音だ。こんな区画のところまで来る人間は二人ぐらいしか知らないし、彼女達以外はこの場所で暮らすことを知らないはずなんだが・・・・・。あの姉妹にも口止めしたし、【異世界買物】で購入したプリンを食べさせて口止め料を払った。それなら戻ってきたゴブニュか? と思いながらもう一度鳴らされる鐘の音で催促される俺の足は駆け足で玄関ホールに向かった。

 

ガチャッ。

 

「はいはい、どちらさんだ?」

 

扉を開けた先には・・・・・。

 

「やぁ」

 

「よもやお主が出てくるとはな。久しいの」

 

「「・・・・・」」

 

いつぞやの三人組と朱色の髪、糸目の女が立っていた。いやどうしてこの三人+αがいるんだ。この一週間はまともに会ってもいないのによくわかったな。どうやって知った?

 

「どうしてここに?」

 

「次の冒険の為に道具を備えに冒険者通りを来たら【ゴブニュ・ファミリア】が揃って路地裏から出てきてね。少し気になって探検したら来たこともない区画に真新しい家と黄金の鐘があったんだ。誰が住んでいるのか確認をと鳴らしたら君が出てきて今に至るよ」

 

なるほどな、そりゃ誰でも鳴らしてみたくなるか。まぁ、そうしたのは俺だがな。

 

「君はここに住むつもりなのかい?」

 

「ここの区画は滅多に誰も来ない場所らしいし、静寂で落ち着くからな。誰の目にも届かない場所なら、仮に爆発が起きても死人はでないしな」

 

「爆発するようなことは止めるのだぞ」

 

「わかってる。ところでそこにいる女性は?」

 

ずっと黙って俺を見つめていた女性の紹介を促す。フィンは改めて教えてくれた。

 

「僕達【ロキ・ファミリア】の主神ロキだよ」

 

「・・・・・ロキ?」

 

これがR・O・K・I? 前に言っていた女神のロキ? これがぁ~・・・・・?

 

「・・・・・俺の知っているロキじゃねぇ・・・・・!!」

 

「オウコラ、初対面の神相手に随分な物言いやなおん?」

 

しかも関西弁かよ!? なんでこの世界の神が関西弁で話せるんだよ! 天界で何の影響を受けたらそんな喋り方ができるんだ!? 酷すぎる! 元の世界のロキ兄さんが聞いたら不快感を露にして消滅させる酷さだ!

 

「フィン、こやつ勝手にじゃが相当衝撃を受けとるようじゃぞ」

 

「ンー、ロキが男神だったらショックを受けなかったのかな?」

 

「なんでや!!」

 

「おそらく、都市外部ではロキのこと男神と認識してるところがあるみたいだな」

 

「それこそなんでや!!?」

 

一人で騒ぐロキ。そして三人の後ろから更に来訪者が現れる。

 

「あらロキ。奇遇ね」

 

「あん? フレイヤ? なんで自分がここにおるんや」

 

「この子の家が完成したのを私の子供が教えてくれたからお祝いに来たのよ」

 

教えていない筈の獣人の冒険者と女神・・・・・フレイヤだったのかよ! でもこの組み合わせは案外納得できるな。

 

「ロキ、質問いいか? 手元にあるなら見せてほしいんだが」

 

「なんや? 見せてほしいモンって」

 

「鷹の羽衣だ。フレイヤから借りてるだろ」

 

俺からの要求にロキが軽く目を丸くしフレイヤは意外そうな反応をした。フィン達は知らなかったみたいで反応は薄い。

 

「自分、誰から聞いたんやそれ」

 

「そうね。私達しか知らないことなのだけれど」

 

「それは秘密だ。でも、借りてるんだな。そしてまだ返していないと」

 

「そう言えばそうね。ロキ、返してくれないかしら」

 

「あ、あれはオキニの一つで・・・・・」

 

今さら思い出したかのようにフレイヤから催促され、絶対に返したくないらしいロキがしどろもどろと口を濁すところ。ある一団が長い階段を上ってきてるところを視界に入る。

 

「まーた、教えた覚えのない連中まで来やがった」

 

「なんや? うげ・・・ゼウスにヘラかいな」

 

「随分な挨拶をするじゃないロキ。潰してあげようか」

 

「久し振りじゃの。暇ならまた雑談をしよう」

 

「暇じゃないんでお帰り下さい」

 

釣れないのーと言いつつも帰ろうとしないゼウス達。いや、本当に帰って欲しい。まだ模様替えが終わってもいないんだから。

 

「ほら、さっさと私らを中に入れなよ。客人をいつまでも外に立たせるんじゃない」

 

「招いたわけでも招待したわけでもない連中に入れさせる家はないわ! というか、まだ整えていないんだから改めてこい!」

 

「それなら手伝ってやるぞぃ。主にマキシム達がな」

 

おい、と言いたげなザルドとマキシムと呼ばれた男。ほう、手伝うとな? 好い心掛けじゃないかゼウス。

 

「言い出しっぺのゼウスが手伝え」

 

「なんじゃと!?」

 

「その代わりに、いい物をあげようじゃないか。絶対に気に入るぞゼウスなら」

 

「儂が絶対に気に入る物? 何をくれるのか予想できんが、それなら仕方ないの」

 

というわけでゼウスを扱き使う機会が巡れたので、ヒーヒー言わせるほどの労力を残りの作業に使わせてもらい、和室の畳の部屋で待たせている一行の所に戻る頃には疲労困憊のゼウスになっていた。

 

「か、神の儂を本当に扱き使うとは・・・・・」

 

「ぶっちゃけ言えば、この世界の神々を神として受け入れ難いからな個人的に。だから神だろうがなんだろうが、使えるもんは使うからよろしく」

 

「ハハハ、神相手に恐れ知らずだな。しかし、その姿勢は嫌いじゃないよ」

 

「俺達も見倣ってみるとするか。手始めにサポーターとしてダンジョンの中に来てもらおう」

 

「親の儂を過労死させる気か! 儂、死ぬぞ!」

 

ゼウスからの抗議は誰も賛同しない、心配もされない。これが日常とやらか。

 

「さて、約束の報酬を渡しておくか」

 

目と鼻の先の宙に青いパネルを浮かべ、そこに映る買い物覧からある本を大量に選択してヴァリス通貨を投入後、購入すると一瞬の光と共に段ボール箱が召喚する形で出現した。

 

「・・・・・今の何や?」

 

「便利な買い物をしたところだ。はい、ゼウス。報酬だ」

 

「開けてもよいか?」

 

どうぞどうぞ、と勧める。蓋を開けて段ボール箱から取り出したのは、ゼウスが好きな裸体の女の写真集。それを見たゼウスの目がカッッッ!!! と見開いた。

 

「こ、これはぁぁぁあああああああ!!! お、おおっ、おっほぉおおおおおおー!!! 別嬪な女子の霰もない姿が絵本より精巧に目の前の光景を空間ごと切り取ったようにたくさん描かれておるぅー!!」

 

「なんやてっ!? ウチにも見せぃゼウス! ・・・うっひょーう!!」

 

おまけにもう一人食いつく始末。そうか、お前もスケベ親父の気があったのか・・・・・。

 

「親に似るって言うけど・・・・・お前らもそうなのか」

 

「「違う!!」」

 

「勘弁してくれぬか・・・・・」

 

「風評被害だね。君はとてつもない誤解をしているよ」

 

神の眷族の男性陣が揃って拒否した。知ってたけど仮にそうだったら付き合いを改めてもらうところだったな。あ、ヘラに没収された。

 

「なぁなぁ、イッセイ。自分、レベル9なのほんまなん?」

 

「ほんとだぞ。だから?」

 

「ウチの【ファミリア】に入ってほしいんやー!」

 

「ロキのファミリアに? ・・・・・ゼウスの眷族達みたく俺まで変態になりそうでいやだなー」

 

「「だから違う。俺達は変態ではないからをそんなゴミを見る目で見ながら言わないでくれないか」」

 

親の所為で気苦労していそうなマキシムとザルドが辟易している風に否定した。

 

「それに、俺は生活費を稼ぎたいだけで冒険者になるつもりはなかったんだよ。異世界にいる家族のところに帰りたいからだ」

 

「「異世界?」」

 

ロキとフレイヤ、フィン達も疑問符を浮かべたところで指摘された。

 

「イッセイ、それを言ってよいのか?」

 

「ゼウスが何を言っているんだ。同じこと繰り返すなら打ち明けてそっちで情報を共有してもらう方が楽なんだよこっちは」

 

「それは他の神連中にもバラしても構わないと?」

 

「もういいよ。それに誰にも逃げる俺を止めることはできないだろうし」

 

「言ってくれるな。試しに戦ってみるか」

 

「逃げる意味での逃走と戦う意味での闘争と履き違えないでくれよ。やだよ、新築の家をすぐに壊すなんて」

 

「俺もお前と戦ってみたい気持ちはあるよ」

 

「えー・・・・・」

 

「そして勝った暁には【ファミリア】に入ってもらいたい」

 

まだそう言うかこんちくしょうめ!

 

「フレイヤさん。ちょっと魅力しちゃってザルド達を黙らせてくれない?」

 

「私の眷族になってくれるならいいわよ?」

 

ダメだ、味方がいない! 四面楚歌ってこのことか!

 

「で、異世界ってなんや。そんな眉唾な世界が存在する筈がないやろ。フィン達から自分のことを聞かされたけどな。どうも信じられへんのや」

 

「あら、私は本当だったら納得する方よ? この子の魂の色を見たら、ね」

 

「あー・・・・・この世界のフレイヤも魂を色で見る目を持ってるのか。元の世界にいるフレイヤお姉ちゃんと同じだな」

 

何気なく呟いたその言葉が、フレイヤの好奇心を擽らせたようで、質問をしてきた。

 

「私のことを知ってるのかしら?」

 

「伴侶のオーズを探してるでしょ」

 

「他は?」

 

「あとは・・・・・性的にも行動的にも自由奔放で、オッタルって人間を気に入って猪に変えたり、猫が引く戦車に乗ったり、首飾りを手に入れる際にも、製作する四人の小人族から求められるまま四晩も共にしたとか、それと黄金の涙を流すとか、数多の異名を名乗ってたな。その中にはシルって名前もある」

 

スラスラとフレイヤの知識を公開した最中、フィン達が獣人の方に視線を向けたのは少し気になった。

 

「残念だけれど・・・私の眷族には戦車を引く猫も四人の小人族はいないわよ?」

 

「じゃあ今後の未来に見つかるかもな」

 

「そうかもしれないわね」

 

はい、そこのロキさん。自分のことは? と好奇心旺盛なのはいいんだが、聞いて後悔すると思うぞ。いいのかね?

 

「知りたいのか?」

 

「モチのロンや!」

 

「俺の世界にいるロキは悪い神で、悪神ロキって呼ばれてたり、トリックスターって呼ばれてる男神だよ」

 

「っっっ!? ウソやろ、異世界のウチが男やってぇ~!!? からかっとるだけやろ自分!!」

 

「いや、本当だって。こんな姿をしてるぞ」

 

変身魔法でロキ兄さんの姿になると、女神のロキは糸目が開いて髪と同じ朱色の瞳を窺わせ、開いた口が塞がらないでいると四つん這いになって慟哭、涙を流し出す。

 

「ほう、異世界のロキは中々の青年面をしておるのぉ」

 

「悪い顔をしているけどね。悪神と呼ばれてるのも納得するわね」

 

「ふふふ、ロキ素敵よ?」

 

三柱からは好評であるが、当のロキは黙って睨んで返した。

 

「・・・・・イッセイ、異世界のゼウスの姿にもなれるか?」

 

「できるぞ。はいよ」

 

マキシムの提案通りに姿を変えて元の世界のゼウスのお爺ちゃんになったら、感嘆の息が漏れた。

 

「へぇ、老神なのは代わりないが、逞しい身体をしているじゃないか。我らが主神より異世界のゼウスの眷族であればよかったと思わされるほどにな」

 

「全くだ。品格の差が違っている。ゼウス、主神の立場を変えてくれ」

 

「マキシム、ザルド、儂はもう泣くぞ?」

 

「次、ヘラになってくれ」

 

「はいよ」

 

「ふん、私に負けず劣らずの女神じゃないか・・・・・って、なに見惚れているんだゼウスー!!」

 

ぎゃあああー!? とゼウスの悲鳴が上がろうともアンコールは止まらない。

 

「フレイヤになってくれない?」

 

「わかった」

 

「・・・・・直接この場にいなかったのが幸いね」

 

「こうなったら・・・・・イッセイ、ドチビに変身してくれ!」

 

誰のこと? 名前を教えてもらうとヘスティアだったので、あのお姉さんの姿にもなると、何故かロキはショックを受けて床に沈んだ。それからというもの、異世界の神々の姿の変身ショーが続き気付けば夕餉の時間に迫っていた。

 

「もういい? 帰る時間だぞさすがに」

 

「えー、もうちょっとだけよいじゃろ? なんなら異世界の料理も食べてみたいんじゃが。作れたりする?」

 

「そこまでたかるつもりかゼウス。ザルドさん、何その顔は」

 

「作れるならば異世界の肉料理を食べてみたくてな」

 

「俺も興味はあるな」

 

おいこら【ゼウス・ファミリア】!

 

「イッセイ、ウチらも頼むでー!」

 

「おいロキ」

 

「ガレス頼むよ」

 

「しょうがないのぉ」

 

【ロキ・ファミリア】の方はドワーフのガレスがロキを担いで帰ってくれた。

 

「フレイヤ様。お戻りにならなければなりません」

 

「今夜はここに泊まるわ」

 

おいこらフレイヤ! 俺は許可しないぞ!

 

「ご相伴に預かってから帰るとするかね」

 

「姉さん、迷惑じゃない?」

 

「・・・・・【女帝】」

 

「主神がこう言っているからね。従っておきな」

 

おいこら【ヘラ・ファミリア】! ・・・・・コイツら動く気配がねぇなっ。迷惑がっていることを隠さず嫌そうな顔を浮かべる俺を見ても、三柱は気にしないどころか食事の催促をしてきやがる。不味い飯でも作って追い返すか・・・・・と思うもそれは気が引けるからできず、仕方なく料理を作ることにした結果が・・・・・。

 

「お代わりだ。これは美味い!」

 

「柔らかい肉の下の何か紫色のと混ざってる米が油っこさを和らぎ食欲を促しているのは確かだ。これが異世界の料理か。何度食べても美味いな」

 

「・・・・・お代わり」

 

男性冒険者がゼウス達よりも何杯もお代わりを要求してくる! こっちが食べる暇もない! こいつらだけで十杯は食ってるぞ!? というか・・・いい加減に俺にも食わせろこの暴食共!!

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