元不死人と愉快な仲間たちによるハッピーエンド検討会   作:コネコネさん

10 / 13
( ゚д゚) 日間8位

( ゚д゚)  日間8位

一瞬とはいえここまで上がって嬉しいというか困惑が勝ってますね....

まあでも、これからもご愛読いただきますようよろしくお願いいたします! 


ギャグからのシリアスの落差ってひどいよね

一通り遊びまわった後、前から予定していたヤチヨのライブに赴くことになった俺たちだが...

 

「ねえパパ~彩葉が何か変な顔してる~」

 

「かぐや殿、ああいうのはそっとしておくものだぞ!あとパパはやめてくれないか...?」

 

そう、彩葉がそろそろ人に見せられない顔になってきているのだ

ぶっちゃけ他にも似たような顔をしている人はいるのだが、知り合いがあんな顔をしてるというのは...こう、心に来るものがある....

 

「あっ、そろそろ始まりそう!」

 

「む、そうか。戻ってくるのだイロ殿、もうすぐライブが始まるぞ」

 

「ハッ、私は何を!?」

 

「なんか変な顔してたよ~?」

 

「はっきり言って人に見せられない表情をしていたな!」

 

だがそれはそれとして、おもしろかったのでスクショは取ってあるのであった(愉悦部)

 

「〇☆◇△●※Π!!!」

 

あ、羞恥心でバグった

 

「イロ殿!?落ち着くのだ!」

 

「い、彩葉?えっこれ大丈夫!?」

 

二人で彩葉を落ち着けようと奮闘していると忠犬オタ公の声がライブ会場に響く

 

『キタキタキタァー!ツクヨミの夜はこれがないと始まらない!本日もヤチヨミニライブの開演だァァーーーー!』

 

「何してんの二人とも、もうすぐ始まるんだから静かにしな」

 

うわあ急に落ち着くな!

 

「うわあ急に落ち着いた!」

 

「しゃ、釈然とせん....」

 

あっぶね素が出ることだった!

ヤ、ヤチヨというのはここまで人を変えるものなのか....恐ろしい子!

だけどネットでこういうやつそこそこいるんだよなぁ(自分とこの狂人リスナーを思い出しながら)

 

『5....4....3....2....1....0!』

 

ようやく、ライブが始まる

 

「ヤオヨロー!神々のみんな~、今日も最高だったー?」

 

この一言で会場のボルテージは一気にMaxになった

 

「よーし、今宵も皆を誘っちゃうよ☆Let`s go on a trip!」

 

やっぱ、こういう空気感っていいなぁ

 

 

ちょくちょく気絶しそうな彩葉を起こしながらヤチヨのライブは終わりに向かっていった

いつもはこれで終わりだが、これから俺たちの運命を大きく変えるイベントが起こるのだった

 

「イェーイ!感謝、感激、雨アラモード!ヤチヨは果報者なのです。あ、ここでお知らせ!ヤチヨカップっていうイベントを開催しま~す☆FUSHI、詳細よろしくぅ!」

 

「はーい!参加資格があるのはツクヨミの全ライバー!一ヵ月の期間の中だけで最も多く新規ファンを獲得した人が優勝だよ!優勝者にはなんと、ヤチヨとのコラボライブの権利を進呈!世界一盛り上がるコラボライブステージを一緒に作れるよ!」

 

「うっそ!?コラボライブ?ヤチヨが?」

 

「これは...とんでもないことになるぞ」

 

「コラボライブ?なにそれ、すごいの?」

 

「当たり前じゃん!」

 

正直これに関しては彩葉と同意見だ

いや、マジでやばい

ツクヨミ内外においてぶっちぎりの人気を誇る現代の歌姫だぞ?

金、人員、情報、その他諸々が桁違いに動くぞ?

その上.....

 

「すごいも何も、配信のコラボはあったけど、ライブはいつも一人で歌ってたんだよ!?何?誰と!?」

 

これだ、ヤチヨの初コラボライブ相手という称号だ

例えるならA〇oさんと米津〇師さんと一緒にリアルコラボライブするようなもんだぞ?

この称号を手に入れるために裏工作を行うような奴がいたとしても不思議じゃないな....

 

「へー、じゃあ彩葉、パパ、一緒にやろ!」

 

そう言えばかぐやは生後1週間も経ってなかったわ

事の重大さを理解できてねぇ....

 

「無理無理、こういうのは誰がコラボするのか最初から決まってんの。私らみたいなモブじゃ無理だよ」

 

「すまんなかぐや殿。俺はすでにライバーとして活動していてな。コラボという形でしか協力できんのだ!」

 

これでも俺、登録者10万人越えのそこそこ有名なライバーだからな

それにしても完全自立限界女子高生とリアル宇宙人かぐや姫のどこがモブなんですかねぇ

 

というか彩葉は相変わらず自己評価低すぎるんだよなぁ.....

この低すぎる自己肯定感は何とかならんかね

かぐやが来てから前よりマシになっんだけどさ

....というか何かが高速で近づいて来る気配がするんだが.....もしかしなくともあの三人か?

 

「なら、ライバーのなり方おしえt「バーーーン!!!」」

 

かぐやの言葉を遮って轟音が響く

こんな派手な演出をするのはあいつらしかいないと察したのか彩葉も苦虫を嚙み潰したような表情をしている

そう、ブラックonyxの三人だ

 

「よう、子ウサギども。お前らの帝様が来たぜ!」

 

その一言を皮切りに会場のボルテージが再びMAXになり、耳を覆いたくなるほどの歓声が響いた

しかし、当の本人はそれが当たり前であるかのように飄々としており、あの人にとってはこれがスタンダードなのだと改めて思い知った

まあその一方で彩葉のテンションはどんどん下がっていって、俺たちの背中の方に逃げてってるんだけどね

 

「また、祭りが始まる」

 

「俺って今日も作画良すぎ♡でしょ♡」

 

「俺たちに優勝してほしいよな?底なしの夢を見せてやるぜ!」

 

今しゃべった三人は上から雷さん、乃依さん、帝さんだ

順に一言で表すと、天然、メスガキ、ナルシストとまあキャラが濃いがこれぐらい濃くないとツクヨミトップクラスのライバーにはなれないもんなんだろう

このスタイルで続けていくのならいつか黒歴史になりそうなもんだ.....特に帝さんもとい朝日さんは

そうなったら徹底的に弄ろう(外道)

 

「というわけで、俺たち優勝するから。ヤチヨちゃんコラボよろしくね」

 

うわ~赤の他人だったら『そういうロールプレイなんだな』で済むけど知り合いがナルシストキャラしてるとなんというか....こう....いたたまれない

あくまで知り合いの俺でこうなんだから実の兄妹の彩葉は一体どんな気持ちで見てるんだろう

.....苦虫100匹嚙み潰したみたいな顔してる

 

「そういう運命なら、もちろんヤチヨは従うよー」

 

新規登録者オンリーとはいっても黒鬼だからな~

元の知名度が高いってのはそれだけでかなりのアドバンテージになる

新規リスナーを獲得するためにもまず認知されてなきゃ話にならんからな

これに勝つのは相当キッツいんじゃ.......おや?かぐやの様子が.....?

 

「ヤァァァーーーチィィィーーーヨォォォーーー!!!」

 

マジかよこいつやりやがった

 

「かぐやがヤチヨカップ優勝する!そんで絶対コラボライブする!パパといろh.....むぐっ!」

 

「あんたは!また勝手に!」

 

彩葉マジナイス!けどちょっと遅かった!放心してた俺が言えたことでもないけど!

いくら注目度を上げようって言ってもこんな目立ち方はデメリットがデカすぎる!

....一部面白いもん見たって顔してるけど...ムカつくから帝さんには後で、マネモブニキ直伝の灘神影流奥義のフルコースを食らわせてやろう

この...微妙な雰囲気を変える打開策を....打開策を考えるんだ!

 

「いとかわゆし」

 

....打開策キター!

 

「ウワッハッハッハ。かぐや殿、私もヤチヨカップの優勝を目指しておってな。共に優勝を目指そうではないか!」

 

ヤチヨの「いとかわゆし」発言で意図せずともかぐやの宣言を受け入れる空気が出きたのが本当に良かった!

後は俺が道化になってかぐやの宣言に乗っかれば周りも「そういう行動を取った方が目立てるのでは?」って空気に変えられる!

現に運動寺さん*1とテテさん*2辺りのアグレッシブ組が早速ヤチヨカップ優勝宣言をしたようだし俺の試みは成功したみたいだな

...マジでヤチヨには救われたわ

ホッとして一息ついていると彩葉がかぐやを抑えながら小声で話しかけてくる

 

「太陽ほんとナイス!この馬鹿には後できっちりと叱っておくから」

 

「いや、"目立たない"という当初の目標を達成できなかったからな。まずこの後の身の振り方について考えるのが先だろう」

 

二人で今後について話し合っているとヤチヨからライブの終了宣言がされ、握手会が始まった

彩葉がヤチヨとの握手の妄想に気を取られているとかぐやが彩葉の拘束から脱し、もう一度彩葉を

 

「ねえ彩葉、一緒にやろ?」

 

と、興奮しながらも自分の武器を生かして誘う

このおねだりを断れる者は少数だろう...俺だったらあっさりOKを出してしまう

しかし彩葉がまた無理だと断ろうとすると、

 

?「ムリムリムリ!小娘が!」

 

誰かが先んじて無理だと言い返した

その声の主はまさかのFUSHIだった

...俺にもそうだけどなんでFUSHIってこんな喧嘩腰なんだ?

するとヤチヨが

 

「こらっ」

 

とFUSHIを諫めた

この姉弟みたいな掛け合いにほっこりしたのと同時に、ヤチヨの大きさがいつもと違うことに気づいた

これはもしや噂で聞くミニヤチヨとやらか?

彩葉が発狂しそう...してるわ

ぱっと見平静を装うとしている(できてるとは言ってない)が、ありゃ内心ミニヤチヨの"可愛さ"にやられて真面な思考ができてないな

あんな彩葉を見るのは久しぶり...でもないな

一ヵ月に2,3回あんなことになってたわ

握手したら

 

「お忘れかな~?ヤチヨカップの参加はライバー限定なのです♪」

 

「そっか!じゃーかぐやライバーになる!そうと決まれば準備準備~♪」

 

「あちょ、かぐや殿ー!」

 

この限界オタクの面倒を押し付けないでくれ!そんな自覚はないんだろうけども!

 

はぁ....俺最近ツッコミばっかしてる気がする

 

可笑しくない?俺一応この小説の主人公だよな?(メタ発言)

なんでカッコいいところじゃなくてツッコミが定着してんの?

これじゃあ俺がまるで〇魂で言うところの〇さんじゃなくて新〇じゃねーか!

あんな地味~なキャラじゃなくてもっとカッコいいシーンを追加しろ作者ァ!

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

某万事屋

 

新八「うるせェェェッ!!ツッコミキャラなめんなよ!?僕がいないとこの作品成り立ってねえからな!ボケの渋滞で収拾つかなくなってんだからな!!第一てめぇの世界はメインキャラが殆ど真面な美少女な分こっちの世界より断然マシだろうがァァァッ!!!このハーレム野郎ォォォッ!!!!!」

 

銀時「...おいおい急に大声出してどうしたぱっつぁん。あれか?なろう系の作品でも見て主人公に嫉妬でもしたか?」

 

新八「違いますよ銀さん。すみません大声出しちゃって。いや、なんか急にツッコまなきゃいけない気がして」

 

銀時「あ~ん?なんだ、とうとうチェリー拗らせて幻聴でも聞こえたか?」

 

ブチッ

 

新八「てめえェェェ!チェリーの事なめんなよ!?あれだからな!チェリーが一定のレベルを超えるとチェリーブロッサムになって入学式から次元を超えた恋愛が始まるんだからなァァァッ!!!」

 

神楽「うるさいしきもいネ新八。そんなに彼女が欲しいならメガネ屋にでも行くアル。ついでに本体も修理してくれるし一石二鳥ネ」

 

銀時「そうだぞ新八~。てめえの本体そろそろガタが来てんだよ。ここは心機一転、新しい本体をメガネ掛け機に合体させて違うキャラにでもなってみたらどうだ?」

 

メガネ「誰がメガネ掛け機だァァァッ!!!いい加減メガネは本体じゃないって何年言い続けてると思ってんだ!このネタもそろそろみんな飽きてきてんだよ!!やるにしてももっと他のネタを出せよ!!....って、誰の名前がメガネだ作者ゴラァァァッ!!!!!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

....何か突っ込まれた挙句散々話が脱線した感じがする

この話はやめよ...後で配信でキチゲ解放しよ....

俺が謎の疲労感に襲われていると、どうやら彩葉の握手会は終わっていたようで、すでにログアウトしていた

ボーっとしていると後ろから手を回されて目を隠された

 

「だーれだっ!」

 

まあこんなことするのは一人しかいないよねってことで

 

「ヤチヨ殿であろう?」

 

「あったり~♪」

 

『隙あり!』とでも言いたそうな顔をしてヤチヨは俺の前に現れる

 

「正解したソラールさんにはこれを進呈しましょ~」

 

と言いながら俺に玉手箱を渡す

 

「おお、どれどれ中身は...ぬうぅぅぅん!...開かないのであるが」

 

固った!俺の筋力99でも開けられないだと!?

 

「それはね~ある日付にならないと開けられないようになってるんだ~☆中身は開くまでのお・た・の・し・み♪」

 

...憎たらしいより可愛いが先に来るせいで怒るに怒れん...!

まあでもそれはそれとして

 

「中身が何かは分からないが、俺のためになるものなのだろう。ならば!」

 

でなけりゃこんな、親に何かを伝えようとする子供みたいな顔しないだろうしな

 

それに

 

「俺は太陽の騎士ソラール!太陽を目指す男だ!この名に誓って、俺は貴公の力になろう!!!」

 

ソラールさんなら、こう言ったはずだ

 

この言葉を聞いた途端ヤチヨは涙を流し始めた

やっべぇやらかした!?

 

「ヤ、ヤチヨ殿!?す、すまない。何か不快なことでもしてしまったのだろうか....?」

 

「いや...グスン..違うの...ソラールさんがそう言ってくれて....本当にうれしかったから...!」

 

「そ、そうなのか。まあ、俺だけなのが不安なら友人たちに声を掛けておくとしよう!」

 

帝さんとか彩葉とか、他にもいるし

そして、涙を拭ったヤチヨは空中で華麗に一回転し、こう言った

 

「今日は来てくれてありがとねソラールさん!感謝、感激、雨アラモードだよ~♪」

 

いつもの調子を取り戻したヤチヨに俺はこう返す

 

「呼んでくれればいつでも馳せ参じよう!それではな、ウワッハッハッハ!」

 

そうして、俺はログアウトした

 

「太陽。私の、ううん。私たちの輪廻を、どうか終わらせて...」

*1:
運動寺睡馬

*2:
テレリリ・ティートテート




彩葉「そういや太陽ってヤチヨのリスナーの呼び方が神々なのにあんまり怒った様子がないよね。なんで?」

太陽「そういえばあんま嫌悪感というか、そういうのを感じたことねえな。なんというか、ヤチヨからは懐かしい雰囲気...というか庇護欲?みたいなのを感じるんだよな」

彩葉「へー、ヤチヨパワーってすげぇー」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。