元不死人と愉快な仲間たちによるハッピーエンド検討会 作:コネコネさん
今回は彩葉と太陽視点のお話です!
四話目にしてようやく主人公のフルネーム出せた...
SIDE:彩葉
私、酒寄彩葉には変な幼馴染がいる。
「お~い彩葉~一緒にバイトいこうぜ」
こいつがその幼馴染、灰谷太陽だ。
「いいよ。一緒に行こう」
太陽には昔から不思議なところがある。
物心ついた時から一緒に遊んでるはずなのに妙に大人びてるとこがあったり、そのくせあることなすこと全部に感動したり、最近では熊と殴り合ったなんて噂まである...この体形ならありうるとも思えるけど。
「どうした?俺の顔になんかついてる?」
「いや、相変わらずすごい筋肉だと思って」
こいつの顔立ちは普通だけど顔から下の筋肉がとんでもない。
格闘漫画の世界から出てきたんか!とでも突っ込みたいほど筋肉質だし、身長も180を超えてるから滅茶苦茶大きく見える。
身体測定でも毎年ぶっちぎりで学年トップだし(なんでこいつ帰宅部なんだ?)。
「鍛えてますから!」
「ほんとどんな生活したらそうなんの...」
「よく食べて、よく鍛えて、よく休む、これが一番だな。あっそうだ、爺ちゃん家からまたいろいろ届いたから今度何か作るわ。」
「え、大丈夫だよ最近は余裕も出てきたし。」
「あのクソマズパンケーキ擬きを食べてた彩葉さんに説得力はありませーん。それに爺ちゃんたちも彩葉が食べること前提で送ってるから量が多いんだよ。ここは一つ、人助けと思って...!」
「そういう話なら...ご同伴に預からせていただきます」
「よ~しきた!うまいもん作ってやるよ!」
くっ...断れなかった...!でも太陽の作るご飯おいしいんだよなぁ。そんなこと思いつつバイト先に向かっていると太陽が話しかけてくる。
「彩葉、最近また隈が濃くなってきてるぞ」
「えっ嘘、後でメイク直しとかないと」
「お前昔っから色々抱え込む性格だからな、頑張りすぎんなよ」
「いやいや、私より努力してる人なんていくらでもいるよ」
「い~や!彩葉は俺が知る限りで一番頑張ってるぞ。なのにお前は自分の事褒めないし人に頼らないだろ?だから俺がいくらでも褒めるし、いくらでも頼ってくれ。大丈夫、俺めっちゃタフやし」
太陽のそういうところは昔っから変わってないなぁ...
『俺太陽、よろしくな!』
『なあ彩葉!見てみろガリガリ君3連続当たりだ!』
『やべぇ猫集会に乱入したらめっちゃ追いかけられる!助けてくれ彩葉~!』
『行くぞお前ら!俺たちのアヴァロン(砂場)を蛮族(上級生)から取り戻すのだ!』
『俺の勝ち!なんで負けたか、明日までに考えといてください!力でも頭でも負けてちゃ世話ないね~プークスクス!』
『唐揚げにレモン入れるね?答えは聞いてない!...おいやめろお前ら、目にレモンはシャレにならんって!あちょやめっ…ヤメロォー!アァァァ!!イイッ↑タイ↓メガァァァ↑!!!』
『言い訳するつもりはない。彩葉、これは俺のせいなんだ』
『彩葉、調子悪そうだけど大丈夫か?』
『なんかあったら相談してくれよ~』
『大丈~夫!お前は頑張ってる!俺が保証する!』
やっぱ変なことしてた記憶のほうが多いな...やば、思い出したら腹筋が
「ぷっ..あはははっ!何それ!」
「ちょっいま笑うとこあったか?」
「ごめんごめん!思い出し笑い!」
ああ、やっぱり私の幼馴染は変な奴だ
「なんでオムライスが冷たいの!」
「ねえ、注文まだ!?」
「おいおい、どーなってるんだよ!」
「す、す、す、すみませーん!!!」
…うわあ、こっちも合戦じゃん。金曜なのに木曜並の込み具合だし...よし、行きますか。
「おはようございます!」
「おはようございます!とりあえず彩葉は後輩のフォロー頼む、俺はすぐキッチン入るわ。」
「了解」
そんな戦場かと思えるほど忙しいBANBOOcafeに私たち二人は飛び込んでいく…私たちの戦いはこれからだ!
「パスタ上がり!三番テーブルに持ってって!」
「灰谷先輩!一番テーブル、注文でオムライス二つ!」
「了解!先に四番テーブルの用意ができてから取り掛かる!」
「太陽!2番テーブルもハンバーグ追加!」
「了解!」
「いやぁ...あの二人がいるとほんと助かるよ」
「ぎゃあああ!顔面にハンバーグがああああ!!!」
「ご、ご、ご、ごめんなさーい!!!」
「みおちゃーん!!!」
ピークタイムを何とかしのぎ切った私はもう何も言えないほど疲弊していた。私がヤチヨの切り抜き配信を開こうとすると
「先輩方、さっきはごめんなさい!」
先に休憩に入ったみおちゃんが入れ替わりで立ち上がった。
「本当に、本っっっ当にごめんなさい!あたし、あたし、ドジで。ずみまぜん、外れの新人の教育係させちゃって...」
みおちゃんは先月入ったばかりの子なんだけど、やる気がから回っているというか...微笑ましいミスから、顔面蒼白になるほどの大事件まで、幅広いミスをする子だ。
「やや、かわいい後輩のフォローができるなんて先輩冥利に尽きるってもんですよ」
「そうそう、前よりミスもかなり減ってるし、目指せミスゼロ!」
「うう、先輩方...神。もう神です。先輩方ってなんでそんなに怒らないんですか?私には怒られる価値も無いヤツって思われてますぅ?」
「いやねぇ、俺の昔のやらかしに比べたら全然どうってことないよ。でも神はやめてね、俺神のこと滅茶苦茶嫌いだから」
太陽からちょっと洒落にならないほどの怒気を感じる
「ヒエッ...は、はいいい!!」
「太陽!なにみおちゃん怖がらせてんの!」
「あっご、ごめんみおさん。怖がらせっちゃったわ..」
「い、いえ。先輩にも嫌いなものがあるって聞いてちょっと安心しました。先輩方って完璧超人な印象だったんですけど寧ろ親近感がわきました!」
「そ、そう?ならいいんだけど..案外心がつえぇなこの子」
何故太陽は昔っから神の事が嫌いなんだろう。
小学校の頃もクリスチャンのいじめっ子とディベート対決して相手泣かせて転校させてたし、その子の父親もディベートで泣かせてたし...今改めて思うとある意味すごいな。
そんなことを思いつつ時計を見ると
「二人とも、そろそろ休憩も終わるから準備しな」
「お~了解」
「はっ、はい!」
そういって二人はホールへと戻っていった。
「ぶへっ!」「大丈夫かみおさん!?」
この後も色々ありながら今日のバイトもこなすのでした。
SIDE:太陽
ハァ~今日のバイトもきつかったなぁ...金曜なのに木曜並に人が多かった...そのせいで彩葉がおじいちゃんになっちゃってるし
「へへへ……三連休がついにやってまいりやした。超久しぶりに一日六時間は寝れる…」
「まぁたそんな生活してんのか、マジで寿命縮めるぞ。とうとうあの作戦を実行する時がきたか?」
「大丈夫だって、あと今なんか言った?」
「いやなんも。そうそうヤチヨのミニライブの握手券当選したらしいじゃん、おめっとさん」
「そう!そうなんだよ太陽!いっつもあんたが握手してるのを見てるだけだった私がついにヤチヨと握手できるんだよ!!!アッ想像しただけで...むふっむふふふふ...」
「え~そこまでなる?」
「なるに決まってんじゃん!!!」
「おっおう...」
俺だけ当選してたのがよほど羨ましかったんだろうか。
運のステータスカンストしてるからかなりの確率で当たるんだよね。
ということは、この悲しきモンスターを生んだのは俺ってコト!?
「なんかごめんな彩葉」
「え、急にどうしたの」
「いや、この悲しきモンスターを生み出したのが俺だって気づいてしまったからな」
「なにふざけたこと言ってるのかなぁ!?」
「いやふざけてないでまじで言っtえっなにあのクソデカ流れ星!」
「そんなこと言って、どうせ話を逸らすための嘘何dうわホントにでかい流れ星!」
「なんか願い事言おうぜ!彩葉の生活習慣が改善しますように!!」
「そろそろぶっ飛ばすよあんた。それにしても願い事かぁ……か、金……」
「花の女子高生の願い事が金ですか」
「うっさい!ホンマにこのアホは!ええ加減にせえよ!」
流石にちょっと煽りすぎたか。...よし、これを言い訳に何か奢るか(反省なし)
「ごめんって今度なんか奢るからさ...てか流れ星が向かった方向家と同じじゃね?」
「……確かに。でも特に大きな音がしてるわけでもないし大丈夫…で…しょ」
アパートにたどり着いた俺と彩葉の目の前に、俺を見ろとでも言わん限りに七色に光り輝く電柱が鎮座しているのでした。目を擦っても頬をつねっても目の前の光景が変わらないということはこれは現実なのでしょう(ちなみに彩葉ほど限界学生していない太陽は幻覚の線を端から捨てています)
拝啓、スレ民の皆さん。あなた達の言ってることは正しかったです。確かにこれはゲーミング電柱としか言い表せない物ですわ。
頭の中でスレ民たちに謝罪していると彩葉が話しかけてくる
「ねぇ太陽、これって幻覚だよね?」
「残念ながら俺も見えている時点でその線はないな」
「……扉ついてるんだけど」
「…開ける?」
「いやいや絶対厄ネタだよこれ!開けるんなら太陽が開けてよ!」
「う~んどうしよ。...よし開けるか(フロム脳並感)」
「えっマジで開けるの...?」
彩葉と二人でコントじみたことをしていると電柱についた扉が中から押されるように徐々に開いてくる――――。
「いや開くな!」
「ちょ!彩葉!?」
「何してんの!あんたも手伝っtぐおっ力尽くかい」
そんな彩葉の健闘も空しく扉はばいーんと開かれるのでした。そして扉の中からは.....赤ちゃん?
「ふぇ……ふぇ……」
「「あ、赤ちゃん?」」
―――今は昔……ではなくて。
―――今とあんまり変わらない、少しだけ未来の世界。
―――ゲームしている普通の女子高生と男子高生ありけり。
―――名をば、酒寄彩葉と灰谷太陽となむいいける。
―――彩葉と太陽って呼ぶべし♪
―――彩葉と太陽が家に着くと、なんと、もと七色に光るゲーミング電柱なむ一筋ありける。
―――あやしがりて寄りて見るに、電柱の中光りたり。
―――それで二人はこう言ったの。
「「ん?????」」
ちなみに主人公がブラックオニキスの三人と戦うと、ソラールさんロールプレイ中の場合負け越しますが、ガチモードになるとボコボコにできます。
太陽「ゲームスキルが劣ってても戦いの経験値が違いすぎるんだよなあ」