魔王の裁刃と呼ばれた魔人の正体は堕天総督の息子で、制服フェチの厨二病持ちです。 作:戦魔王ゼロ
また、転生してから最短で最上級悪魔に上り詰めた為、自身も眷属を保有しており、自身の家族でもある眷属達も同様に、駒王学園の学生として編入し、護衛対象のグレモリー、シトリー眷属達を影から共に護っている。
また、セラフォルー・レヴィアタンが外交を担当する魔王である為か、日本政府及び日本神話、そして、自身の古巣であった堕天使組織の
そのため、基本、彼は忙しく、自身の能力で創り出した分身体が無ければ、まともに全ての事案に対応するのは難しい。
それ故に、その隙を突かれて、自身と同じクラスに所属している親友、兵藤一誠が
「ーーー以上が、今回の事件の顛末です。既に日本政府及び日本神話は、事件の詳細を説明し、グレモリー嬢の新たな眷属となったアーシア・アルジェントの戸籍を作ってもらっています」
『それは〜既に報告を別口から貰ったわ★ あとは、君の古巣の言い分ね。既に赤龍帝ちゃんのことは、
麻羽魁人の自宅ーーー駒王町中心部から少し離れた所の疎らに住宅が点在する地域があり、その中で1番大きい三階建ての屋上付きのマンションに、魁人及び、その眷属が住んでいる。
表向きは、駒王学園の寮の一つであるが、悪魔ーーーゼロ・ファントムエッジが持つ事務所として、通常のマンションではあり得ない高度の通信機能を有した管制施設と、超越者の一人であるアジュカ・ベルゼブブと共同開発できるぐらいの驚異的な技術力を持つ魁人が、自ら創り上げた工房というには、過小評価過ぎる高度な機器類が揃えられた開発施設を兼ねている。
現在、魁人は、普段の業務で使用する自身の執務室で、特殊な防諜処理が施された極秘の通信魔方陣を介して、自身の上司である魔王セラフォルー・レヴィアタンに、今回、駒王町で起きた事件の詳細を報告していた。
ちなみに、魔王セラフォルー・レヴィアタンは魔法少女が大好きで、プライベートから悪魔内部の一部の仕事の時は魔法少女の格好している為、彼女と敵対している者からは、魔王少女と皮肉られることもある。
そのため、魔法少女の格好をしているセラフォルーに頭を抱えながらも魁人は、今回の事件の顛末を含めて、事細かく報告した。
するとーーー報告を聞いたセラフォルーは、今回の件で、何故、中級堕天使達が上層部の命令を無視して、
ちなみに、このアザゼルは、魁人の実の父親であり、魁人がセラフォルー・レヴィアタンの
「
『それで、その者はーーー』
「口封じの為に、既に何者かに殺されていました。現在、
『つまり、犯人に検討はついているのね?ただ、その犯人候補が大物過ぎて、正確な裏取りを取らないといけない程のーーー』
「誰が容疑者候補かまでは、教えてくれませんでしたが、予想はできます。ーーー正直、外れてほしい予想ですがーーー」
『心当たりがあるのね。ーーー命令よ、誰のことを考えたのかーーー貴方の考察も踏まえて、答えなさいーーー』
そう言って、突然、冷徹な表情を魁人に見せ、セラフォルーは命令を出した。
「ーーーコカビエル。俺の戦士としての師匠の一人であり、三大勢力の戦争及び、教会の魔女狩りにより大切な家族を失った
『なるほど、納得のいく人物ね。
「それからは仲間を護るために戦っていたコカビエルは、復讐の炎に飲まれ、かつての復讐を行う機会を行うため、休戦している大戦を再び再開させようとしているーーーだけど、俺に戦士の心構えや技を厳しいながらも何度も叩き込んで丁寧に教えてくれた、あの人を知っているからこそーーー」
『ーーーゼロ。貴方は、
「ーーー俺は、セラフォルー、いや、家族を、護るーーーその為に、かつての恩師が敵に回るならーーー」
セラフォルーが魁人、ゼロに向けた殺意を受け、魁人の覚悟が決まるーーー
魁人が自身の利き手である左手に魔力を込めると、黒い魔力が収束し、それが禍々しい装飾が施された黒い片刃の大剣となる。
『かつて、四大魔王ルシファー様が主導で作らせた神々すらも葬る四つの魔剣、後に
冷徹な眼差しから一変し、セラフォルーは慈愛の微笑みを魁人に向ける。
魁人は、その黒刃の大剣を天に突き上げるように構えーーー
「我、ゼロ・ファントムエッジは誓う。
そう言って、自身の上司であり、最愛の一人、セラフォルー・レヴィアタンに誓いを立てたのだった。
セラフォルーとの通信を終えて、その後、眷属での活動や、自身の領地に関する書類仕事をこなしたあとーーー
「さて、そろそろ、学校に意識を飛ばすかなーーー」
そう言って、書類を片付けたあと、執務室に備え付けてあるベットに身を預ける形で横になる。
実は、魁人は、自身の使う
一応、自身の記憶の共有させることで、式に起きた意識や記憶を見ることができ、非常事態の時には、本体から、その式に直接、意識を飛ばすことができる。
今回は、仕事が落ち着いた為、久しぶりに学校に顔を出そうという思いから、自身の意識を、そのまま式に飛ばした。
意識を失った本体は、そのままベットに眠るような形で横に固まっていた。
駒王学園の家庭科の裁縫室ーーーここは、魁人が部長を務める制服研究部の部室で、放課後は、ここに集まって部活動、主に制服に関する勉強や制作、つまり、コスプレを含めた活動をしている。
そこで、式に意識を飛ばした魁人が目覚めるとーーー
「何が起きた?」
「実は、オカルト研究部がある旧校舎から上級悪魔が放ったと思われる魔力の波動を感知ーーー魁人が施した結界で、学園全体に拡散しませんでしたが、旧校舎付近にいた複数の生徒が魔力の波動で意識を持ってかれて、倒れました」
周りが騒然としていることからトラブルが起きたと察した魁人は、部活の副部長であるマドカに何が起きたか尋ねる。
式に魁人本体の意識が宿っていることに気が付いたマドカは、旧校舎から漏れ出た魔力の影響による昏倒が起きたと報告する。
「幸い、気絶だけですみましたけどーーー下手をすればーーー」
「魔力酔いによって身体の機能が不全を起こし、死に至る。だからこそ、魔力耐性のない一般人がいる場所での魔力運用は慎重に行えと厳命されているのにーーーそして、今、感知したが、この魔力ーーーあの方が来ていることも考えると、下手人は、フェニックスの三男坊かーーーちょっと文句言ってくるーーー」
そう言って、魁人は、自身の髪に結びつけている黒いリボンの結び目を解く。
そして、魔力を少し流すと、黒いリボンは魁人の身体を覆い隠せるぐらいの大きな布となり、そのまま魁人は、その布に包み隠されるような形で覆われていく。
魁人の全てが覆われると、そのまま布の大きさがどんどんと小さくなり、やがて、布の形が崩れ始めて、そのまま粒子となるような形で霧散した。
それを見ていたマドカと黒那はーーー
「魁人、ブチギレてますね。色々とやらかしそうですねーーー」
「まっ、良いんじゃないですか? 確か、カイ兄、グレモリー眷属には、正体を隠したいけど、イッセー先輩やアーシア先輩に謝りたいと言ってたので、ちょうどいい機会だと思いますよーーー」
魁人が向かっていたであろう旧校舎の方向に、そのまま視線を向けるのだった。
旧校舎ーーーグレモリー眷属が表向きには、オカルト研究部の部室として使っているが、同時に悪魔の活動時の拠点としている場所ーーー
そこにーーー
『さて、グレイフィア殿。あなたがいながら、ライザー・フェニックスの暴走を止められなかった?下手をすれば、死人とまでは行かなくても、被害を受けた生徒の身体に障害が残る可能性があったーーー』
「そうですね。これについては、私の不手際ですーーーグレモリー眷属を影で護衛して貰っている貴方や、その眷属に申し訳が立ちませんねーーー」
「ーーーあの方が、
「ば、馬鹿なーーー何で、人間界に居るんだ!!」
「
旧校舎の主であるリアス・グレモリーを含めたグレモリー眷属、そして、リアスの兄、サーゼクス・ルシファーの
今回は、次の話に繋がる形で、この作品の主人公である魁人についてと、その上司であり、最愛の人、セラフォルーについても、触れてきました。
魁人が
次回、フェニックス編、開始!! お楽しみに!!