魔王の裁刃と呼ばれた魔人の正体は堕天総督の息子で、制服フェチの厨二病持ちです。   作:戦魔王ゼロ

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今回は、木場祐斗の試練回です。

何故、Fateのエミヤや、最強落第貴族の剣魔極めし暗闘譚のロイ、デュエル・マスターズのボルメテウス、ドギラゴン、そして、フェアリーテイルのラスボス、アクノロギアが、出てきたのか、その理由も明らかになります!


魔王の裁刃による試練〜グレモリー男子の場合②〜

イッセーがゼロこと魁人と邂逅し、説明を受けている間、他のグレモリー眷属達も、試練相手と邂逅を果たしていた。

 

グレモリー眷属の一人であり、イッセーと同じオカルト研究部に所属する男子にして、騎士(ナイト)の木場祐斗もイッセーと同様に、試練の相手と邂逅を果たしていた。

 

「ーーー貴方達が、僕の試練相手と言うことですか?」

 

「嗚呼、そうだ。ゼロ・・・君を、この空間を創り出した男は、それぞれ、別の空間に分けて、君達を収監し、閉じ込めた訳だーーー」

 

赤い外套に身を包んだ褐色肌の白髪の偉丈夫が祐斗の問い掛けに応じる。

 

それに、呼応するようにーーー

 

「グレモリー眷属の各々が課せられた試練をクリアすると、この閉鎖空間から出ることができる。だが、完全に脱出した訳でなく、その後に、他の眷属の皆が集まった後に、この君達を閉じ込めている監獄空間を維持する装置を見つけて、それを破壊できれば、試練の完全達成となるーーー」

 

微笑みを浮かべ、灰色の髪に白い甲冑を纏った青年が自身の腰に差している両手剣を抜き、ゆったりとした歩みで近づいていく。

 

 

それと同時に、赤い外套の偉丈夫は軽く溜息を吐いたあと、自身の両手に魔力を集中させる。

 

ーーーすると、彼の手には、白と黒の陰陽を意図した片刃の中華刀二振りが握られていた。

 

「俺の名はクラウド。とある王国で剣聖の称号を授かった剣士だーーーだが、どうせネタバレを、アイツ、仮面の男(ゼロ)がするだろうから、今ここに、俺の本当の名を告げよう。ロイ・ルヴェルーーー剣士と魔導士を育てる学院に所属する落ちこぼれの落第貴族だーーー」

 

灰色の髪の青年は、自身の偽名と真の名を木場祐斗に明かす。

 

その行動に、思わず、赤い外套の偉丈夫は、また、ため息を吐くも、件の人物ーーーゼロなら、こちらの正体をバラすだろうと判断しーーー

 

「ーーー弓兵(アーチャー)・・・本来ならば、英霊の弱点にも繋がる真名を明かすことは自殺行為に他ならないのだが、この時代と、そして、この世界で私を知るのはほとんどいないだろうからなーーー英霊エミヤ・・・かつて、衛宮士郎と呼ばれた魔術使いで、正義の味方を目指した愚か者の末路だと思ってくれーーー」

 

そう言って、改めて、木場祐斗に双剣の切っ先を向けーーー

 

「この空間の試練は、クラウド殿から剣士としての様々な世界の技を、その身を持って学び、私からは、君の神器(セイクリッド・ギア)魔剣創造(ソード・バース)の強化に繋がる為の様々な術式を含めた戦闘術、そして、紛い物とは言え、様々な刀剣の力を、同じように、その身に叩き込むーーー君は、その叩き込まれたものを全て、自分の(もの)に変えて、私達を打倒してみたまえーーー」

 

その言葉と共に木場祐斗の視界には、回避不能の幾重もの斬撃が、そして、大量の刀剣が空中に、いきなり現れると、それらは、まるで弾丸のように自分のいる方向に放たれーーー

 

目の前が真っ暗となっていたーーー

 

 

これがーーー木場祐斗が、この監獄空間で遭遇した初めての死だった。

 

 

 

ちょうど、木場祐斗が、ロイ、エミヤによる試練の挑戦が始まった時ーーー

 

「じゃあ、この3体のドラゴンは魁人の神器(セイクリッド・ギア)の能力で作られたものなのか?」

 

「ーーー厳密には違うよ。コイツらの魂と力は紛れもなく本物。ーーー俺は、昔に受けた、とある人体実験で、ある異能を手にしていてね。その異能は、型月的な例えなら、「」と呼ばれるもの、いわゆる様々な世界の事象や記憶が記されたアカシックレコード的なものに干渉し、その力やものを、こちらの世界に制服という形で顕現できるようになったんだーーーそして、その制服を、ある男が作った模倣擬態ともの呼べる絡繰人形に着せた事で、この世界に合わせて、人形の肉体が変化し、その者の姿へと変わっていった」

 

イッセーは、魁人の能力の説明を受けていた。

 

アニメや漫画、あと、カードゲームに出てきたドラゴン達が、何故、この場に居るのかを含めて、魁人はイッセーに対して、丁寧に説明する。

 

魁人の神器(セイクリッド・ギア)の名はーーー

 

制服創造(ユニフォーム・クリエイティブデザイナー)と言い、その能力は特殊な能力を付与した制服を創造するというもので、元々は、服飾創造(ドレス・クリエイティブデザイナー)という、特殊な能力を付与された衣服を創造するという創造(クリエイト)神器(セイクリッド・ギア)だったがーーーある人体実験を受けた影響で、制服創造(ユニフォーム・クリエイティブデザイナー)へと、神器(セイクリッド・ギア)が進化した。

 

「ざっくり言うと制服を媒介に、様々な能力や技能を、自身や他人に付与(エンチャント)して強化したり、逆に呪詛や身体に負担が掛かる性能を持つ制服を相手に強制的に着せて、弱体化(デバフ)させるというように、制服の概念があれば、基本、何でもありな能力だ。無論、使いこなすには、それなりに知識が必要だし、逆に様々な強化を与えるが故に、身体に途轍もない負担が掛かるため、それに耐えられるように、自身を鍛え続ける事が必要でもあるーーー」

 

「説明、長えよ。簡単に言ってくれ!」

 

「重度の厨二病かつ超がつく程の制服好きの変態だから、使いこなせる神器(セイクリッド・ギア)だ」

 

「まとめ方が、ヒデェ!!!」

 

そう言って、イッセーは魁人の能力を知り、その変態性とチートじみた力にドン引きした。

 

イッセーが魁人の話を聞いて混乱したが、得体の知れないところがあった魁人の秘密を知り、力を得る過程で様々な苦難に見舞われたことも察した事で、冷静となり、落ち着く。

 

「俺のことを全て語ると、すげぇ〜〜時間が掛かるから、また、時間ができて、気が向いたら話すとしようーーーここからは、イッセーに身につけて欲しい力を説明する。なお、その力は囚人服(プリズナー・クロス)に込めているーーー換装(クロスチェンジ)ーーー」

 

落ち着いたイッセーを見た魁人は、自身の話を受け入れたと判断し、指を弾く。

 

 

するとーーーイッセーの囚人服(プリズナー・クロス)が光輝き、その形状を変えていく。

 

そして、光が消えるとーーー 

 

「これってーーーまさか!?」

 

イッセーは、自身が纏っていた囚人服(プリズナー・クロス)が別の衣装、もとい制服が変わっていた事に驚愕しつつも喜んでいた。

 

何故ならーーー

 

「これってーーードラゴンボールの主人公の悟空が、着ていた亀仙流の道着か!!」

 

「嗚呼。お前、ドラゴンボール好きだし、修行に打ち込めそうかなと思って作ってみた。それに、この道着を着て、修行し続ければ、いずれ、悟空達が使っていた技やスキルが使えるようになるーーーそれに、俺が個人的に、お前には習得して欲しい戦闘技術、例えばONEPIECEの覇気や魔法ーーー特にアクノロギアがお前に叩き込む滅竜魔法の使い手、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の力も付与しているーーー」

 

「マジかよ。それにしても修行に打ち込めば、悟空やベージタ達が使う技も使えるようになるのかよーーー」

 

「そうだーーーけど、習得には、それ相応の時間が掛かることだけは覚えてくれーーー」

 

そう言って、目を輝かせるイッセーに魁人は忠告する意味で釘を指す。

 

「あと、神器(セイクリッド・ギア)を出してくれーーー」

 

「嗚呼。来い!!赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)!!!」

 

魁人に促される形で、イッセーは自身の神器(セイクリッド・ギア)赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を呼び出す。

 

イッセーの左腕に装備される赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)ーーーそれが出てきたのを確認した魁人は、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の装飾の一つである緑色の宝玉に、何が描き込まれたカードを翳す。

 

すると、カードが光り始めーーーそれと同時に宝玉も共鳴するように光が強く輝き始める。

 

やがて、光が弱くなり、消えると、カードは風化するようにボロボロとなり、そのまま崩れ去っていく。

 

 

何が起きたか分からないイッセーだったが、魁人は、何かを確認したようで、ニヤリとイヤらしい笑みを浮かべる。

 

「イッセー、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を上に向けて突き出すと同時に召喚(アドベント)と叫んでみろーーー」

 

「わ、分かった・・・召喚(アドベント)!!!」

 

イッセーは、魁人に促されて、恥ずかしがりながら、召喚(アドベント)と叫んだ。

 

するとーーー突然、赤い龍門(ドラゴン・ゲート)と呼ばれる巨大な魔法陣のようなものが展開され、そこから大きな黒い影が飛び出してきた。

 

大きな黒い影は、ドラゴンの姿をしており、やがて、その影は炎のように赤い鱗に変わっていく。

 

 

その姿は、まるで、かの二天龍の一角にして、アーサー王伝説にも語られるブリテンの守護龍ーーー赤き龍(ウェルシュ・ドラゴン)、赤龍帝ア・ドライグ・ゴッホの生前の姿、そのものだったーーー

 

《まさか、この時代で、俺の身体を復活できるものがいるとはなーーーくく、面白い時代に巡り会えたものだ。どうした、相棒?鳩が豆鉄砲をくらった顔をしてーーー》

 

そう言って、赤いドラゴン、赤龍帝ドライグは興味深そうに復活した自身の身体を見渡す。

 

それを見たイッセーは・・・

 

「ド、ドライグが、復活したぁぁぁ!!?」

 

腰を抜かしながら驚愕してしまうのだった。

 

イッセーのリアクションに満足した魁人は、再びニヤリとイヤらしく笑いーーー

 

「さて、復活した赤龍帝、そして、龍神クラスの滅竜の王、そして、天龍クラスの最強竜達による楽しい、楽しい修行(シゴキ)、お前の神器(セイクリッド・ギア)の中に、今回の復活の仕掛けと、役立ちそうな武器を入れてみたから、それらを存分に活用して、1週間で、俺が満足する一撃を入れてみろーーーこれが、お前の試練だーーー」

 

魔方陣を展開した魁人は、そこから機械仕掛けの細長い剣みたいな武器を取り出す。

 

そして、その切っ先をイッセーに向けてーーー

 

「修行開始!!!」

 

斬り掛かるのだった。

 

イッセーが魁人の修行(シゴキ)を受け始めた時ーーー

 

「ーーーな、何故ーーー貴女が、ここにーーー」

 

塔城小猫は、恐怖に身を震わせていた。

 

「ふふ、決まってるにゃーー白音。あなたを、愚かな女から連れ戻す為に、あの男に協力したからにゃーーー」

 

何故ならーーー自身の目の前に、かつて、自分を捨てた姉にして、SSS級はぐれ悪魔、黒歌が自分の目の前に現れたーーー

 

「ーーーさぁ、白音。昔みたいに、仲良く遊びましょうーーー」

 

そう言って、黒歌は、恐怖に怯える、自身の妹を愛おしそうに、その頬に触れてくるのであったーーー

 

 





祐斗の試練相手にエミヤやロイを選んだ理由としては、エミヤの投影魔術が、創造系神器と相性が良い所と、幼い頃から剣聖の手ほどきを受けて、自身も最強の剣士ーーー剣聖となったロイの剣技は祐斗の目標もとい復讐対象である聖剣破壊に大いに役立つと思い、ストーリーに組み込みました。

そして、イッセーに、様々な可能性があると信じている魁人は、己が知りうる技や魔法等を一部でも覚えたら、どれだけ強くなるのか、これに関しては、実験感覚でやっています。

次回は、いよいよグレモリー眷属女子達の試練の様子を送りします。小猫の前に現れた自身の姉でありはぐれ悪魔の黒歌ーーー突如、姿を現した意図とは?

次回もお楽しみに!!
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